<検察審査員平均年齢が2度とも34.55歳になることなどありえない>
小沢検審での審査員の平均年齢が2度とも34.55歳の若さになったという。
その発生の確率は100万分の1だ。
100万年に1回しか発生しない。現実には発生しないということだ。
「2度とも34.55歳なんてありえない。迷惑している」と、東京近県の検察審査会事務局長が怒っていたそうだ。
(拙ブログ参照:https://civilopinions.main.jp/2012/03/317/)
ところが、3月22日法務委員会で、有田芳生議員の「審査員の平均年齢は?」という質問に、最高裁事務総局植村稔刑事局長は「審査員の平均年齢は2度とも34.55歳と一致した」とぬけぬけと答えた。
長瀬東京第一検審事務局長は、一市民Tの「100万分の1回の確率ですよ」に「それがあったんですよ」と答えた。
2人は大嘘つきだ。
<最高裁作成の「検察審査員候補者名簿管理システム」はイカサマできるように設計されている>
2010年11月森ゆうこ議員が、最高裁が提出した審査員選定ソフト(「検察審査員候補者名簿管理システム」)を解析し、候補者以外のものをハンドで入力が可能で、かつクジ引き前に審査員候補者を自在に消除してしまえるソフトであることを確認している。
このソフトを使えば、クジではありえない2度とも平均年齢34.55歳の若い人達を審査員に仕立てることが可能だ。
それでは、小沢検審で誰がハンド入力をしたのか推理してみよう。
<最高裁はクジ引き前の審査員候補者名簿を全ての検審事務局から送付させているが、何のためだろうか>
審査員選定のプロセスを追っていくと不思議な工程に気づく。
以下の画面、フロー図を見て欲しい。
「候補者名簿の調整」画面.pdf
検察審査会業務フロー.pdf
最高裁は、検審事務局が選挙管理員会から集めた審査員候補者予定者ファイルをわざわざ自分のところに送付させ、それを検審事務局に送り返している。
この間で最高裁は一体何をしているのだろう。
一市民Tは「審査員選定プロセスで、候補者名簿を一度最高裁に送付させているがその必要はないはずである。何故最高裁に送付させるのか?」と最高裁に質問した。
すると、最高裁はこう答えた。
『審査員候補者名簿予定者名簿データを最高裁に送付させるのは、このデータをアウトソーサーに渡し、全国の候補者への名簿記載通知などを行わせるためである。』
(拙ブログ参照https://civilopinions.main.jp/2012/03/324/)
これはおかしい。
アウトソーサーは、名前と住所がわかれば名簿記載通知が出来る。
検審事務局が直接アウトソーサーに自分達が作成した審査員候補者予定ファイルを送ればすむはずだ。最高裁を経由させる必要はない。
最高裁が名簿を自分のところに一旦送付させているのは別の理由があると読んだ。
<審査員候補者を「小沢嫌いの人」にすり替えたのは最高裁ではないか?>
最高裁が候補者名簿を自分のところに一旦送付させる仕組みにしたのは、審査員候補者をチェックし、審査員にさせたくない人を除外するためだと考えられる。
しかし、この仕組みだけでは、選管で選んだ審査員候補者名簿から「小沢嫌いの人」を選び出すのは困難だ。100人の審査員候補者にあれこれ聞くわけにはいかない。
そこで、最高裁幹部は考えた。「小沢嫌いの人」等をハンド入力できる機能をソフトの裏仕様に入れこんだ。この仕様を利用し、こそっと「小沢嫌いの人」をハンド入力した後、検審事務局が審査員選定の直前にその他を全部消除してしまえば「小沢嫌いの人」ばかりを集めることが可能だ。
それでは、「小沢嫌いの人」をハンド入力した部署はどこか。
送付された候補者名簿に最高裁自らが入力するか、ハンド入力の方法を教えて検審事務局員に入力させるかだ。
一市民Tは前者だと推理する。
最高裁が入力する場合は外部に洩れる心配がないし、追加入力した「小沢嫌いの人」にもアウトソーサーから名簿記載通知を送ることも可能だ。
最高裁がここまでするかと思われるが、最高裁のこれまでの対応を見ていると、充分考えられる。
最高裁事務総局での工程は全くのブラックボックスだ。
国会議員の皆様が国政調査権を使って究明して欲しい。
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