2回に亘り、森裕子元議員の迂回寄付と税還付について記事にした
5月21日「第1総支部」への迂回寄付で税還付を受けた森裕子氏は、税金泥棒?
5月25日森裕子氏は、議員時代「民主党新潟県参議院選挙区第1総支部(代表森裕子)」に計2190万円を寄付し、多額の所得還付を受けていた!
租税特別措置法の規定によると、政治家がみずからの資金管理団体や後援会に直接寄付した場合は所得税控除が受けられないが、政党支部に寄付すれば、最大約30%の税控除を受けることができる。森裕子議員は、実体が森裕子議員しかいない第1総支部に、21年から23年の3年間2190万円を寄付し、多額の税還付を受けていたのである。
税控除が認められるのは、本人以外の政治家も含まれた団体への寄付に限られるはずだ。本人しかいない政治団体に寄付して、還付を受けるのは詐欺に等しいのではないかと書いた。
「今後は議員が直接、資金管理団体に寄付する」
当時この件を報じた読売新聞は
『‥‥森氏の事務所は意図的な行為ではないとし、「今後は資金管理団体に寄付する」としている』と記載している(2013年4月23日22時38分 読売新聞)。森裕子氏は反省し、今後は議員が直接、資金管理団体に寄付すると約束したのである
驚くなかれ、25年には総支部寄付が復活していた
私の手元に、23、24、25年度分の収支報告書がある。
23年度は、森裕子氏が迂回寄付した最後の年で、森裕子氏が640万円を総支部に寄付していたことを確認し、5月21日に報告した。
森裕子氏の迂回寄付(23年度分)
「今後は資金管理団体に寄付する」といっているのだから、24年度以降は、総支部への寄付はないと信じていた。
ところがである。
25年度の収支報告書の寄付欄に「森裕子」の名前を見つけてしまった。
森裕子氏の迂回寄付(25年度分)
個人の寄付欄は、7ページ、115行ある。この中の69、70、71行に「森裕子」の名前があった。今まで何度か見ていたが見落としていた。7月20日の参院選に落選し無職になった森裕子氏は、第1総支部に、9月11日100万円、9月12日200万円、12月24日300万円を寄付していたのである。無職になったから、ばれない、追及されないとでも思っていたのだろうか。
森裕子氏はまたまた税還付を受けたのか?
今後は議員が直接、資金管理団体に寄付するとの約束を破って、また600万円をこそっと寄付していたのである。資金団体に一度寄付して、そこから総支部に寄付すればよいのに、還付が受けられる総支部に直接寄付してしまっている。税還付を受けるため、総支部に寄付したとしか考えられない。
森裕子氏に説明を求めたい。
何故、総支部に寄付をしたのか?
税還付は受けていないのか?
目次
コメント