請求者名を書き違えた2枚の審査員旅費請求書の存在から、鳩山東京第四検審も架空だった可能性が高いと報告した。
https://civilopinions.main.jp/2014/11/1116_2/
その後、入手した鳩山検審の審査員旅費請求書を精査し、鳩山事件の審査期間にどのような請求書が作られていたかを一覧表にした。
デタラメな鳩山検審の旅費支払
問題の請求書を添付する。
問題請求書事例
この調査から指摘できることは以下の通りである。
1.3月29日までの問題
①3月3日会議分は、111333(船利用の審査員)と103829(新幹線利用の補充員)だけ、3月8日に発議され、残り15人が4月1日に発議されている。
②4月1日には、3月17日会議分の18人と3月29日会議分の13人がまとめて発議されている。
2.4月7日以降の問題
①111333(船利用の審査員)の請求書について
それまで1泊だったのが、4月7日分以降2泊の請求になった。
裏金を増やすため、2泊にしたと思われる。
②103829(新幹線利用の補充員)の請求書について
111333の住所・名前が印字された請求書(4月21日と26日の2枚)で、お金は103829に振り込まれた。
地裁出納課が111333と印字したのは請求者欄の名前が111333だったからである。それを103829と訂正したのは、111333の請求書がもう一枚出てきたからで、その請求書を103829にしないと辻褄が合わないので、審査員番号だけを訂正したと考えられる。
何故、検察審査会事務局職員は2回も同じ勘違いをしたのか。これは、4月21日と26日の請求書を一緒に作ったと考えれば理解できる。
③日当金額を訂正した請求書が4枚も存在する
8000円の日当金額を間違えることは考えにくい。前回の請求書の日当と交通費の合計金額を見て記入してしまったのではないか。
④審査員番号が印字していないもの、手書きのものが見られる。
4月7日以降の請求者は記載ミスが頻繁に発生している。
4月7日以降の請求書の字体が変わっているところをみると、検察審査会事務局の担当者が替わったと読み取れる。審査員が存在すれば、審査員に請求書作成間違いを指摘され、請求書を作り替えられるはずである。審査員がいないので、地裁出納課が訂正ですませ、その請求書で支払い手続きを行ったと思われる。
検審事務局担当の不慣れに加え、架空の請求書を作るのだから、勘違いや間違いが起こりやすかったと考えられる。
検審事務局担当のお粗末なミスであるが、地裁出納担当も、市民にチェックされるとは思っていなかったのだろう。アリバイが完全に崩れてしまっている。
参考:鳩山第四検審の歳出支出証拠書類
2月9日会議2月15日発議
2月17日会議2月19日発議
3月3日会議3月8日発議
3月3日会議4月1日発議
3月17日会議4月1日発議
3月29日会議4月1日発議
4月7日会議4月15日発議
4月12日会議4月22日発議
4月21日会議4月28日発議
4月26日会議4月30日発議
5月19日会議5月26日発議
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