9月19日拙ブログで、『 最高裁は、「小沢検審17の疑惑」を何一つ晴らせない!その理由は、審査会議開かなかったため!』と書いた。
https://civilopinions.main.jp/2012/09/91917/
小沢検審は疑惑だらけだ。
17の疑惑があると書いた。
「審査会議が開かれなかった」とすれば、「全て疑惑」が解けると書いた。
<検察審査員はどのようにして選ばれるのか>
検察審査員の選定手続きは、概ね以下の通り。
①各市町村の選挙管理委員会が、毎年10月15日までに、選挙人名簿に登録されている者の中から、検査審査会事務局から割り当てられた人数の検察審査員候補者をクジで選定して名簿を作成し、検察審査会事務局に送付する。
②検察審査会事務局は、各選挙管理委員会から送付された名簿を束ね検察審査員候補者名簿(第1群~第4群各100人、計400人)を調整する。
③検審事務局は、最高裁の下請け業者を通じて、審査員候補者に、候補者に選ばれた旨の通知書と質問票を送付する。
質問票.pdf
④通知を受けた検察審査員候補者は、辞退事由に該当するときは辞退を申し出ることができる。検察審査会が欠落事由・就職禁止事由・辞退理由に該当すると判断した候補者は、検察審査員候補者名簿から消除される。
⑤検察審査会事務局が裁判官と検察官の立会いの下で、各群の検察審査会候補者の中から検察審査員並び補充員をくじで選定する。
小沢事件審査に参加したはずの検察審査員の選定
選定時期 審査員 補充員 審査員任期 審査会
09/9 09年4群 6名 6名 09/11/1~10/4/30 1回目の審査
09/12 10年1群 5名 5名 10/2/1 ~10/7/31 〃
10/3 10年2群 6名 6名 10/5/1~ 10/10/31 2回目の審査
10/6 10年3群 5名 5名 10/8/1 ~ 11/1/31 〃
<小沢検察審では、審査員22名、補充員22名が関わっている>
東京第五検審では、小沢検察審の間、審査員・補充員44名が選ばれたはず。
この44名は、400人の審査員候補者から選ばれたはず。
この400人は通知書、質問票が送られてくるので、自分が審査員候補者になったことは分かっている。
この44人は「時の人」だ。
検察が30億円もかけて大捜査をし不起訴にした総理大臣候補を、起訴議決してしまった人たちだから。
小沢検審議決では、不可思議なことやありえないことが多数報告、報道された。
疑惑だらけなのだ。
疑惑の大きな内容だけでも、17項目になる。
もし、44名が本当に存在していたら、その人たちは検察審査会の議決発表やこれに関する街の声に関心があるはずだ。
もし、事実と違う情報が流れたら、「事実はこうだ」と声を上げる者がいるはず。だが、その声は全くない。
東京に存在するはずの44名に会ったという話も聴かない。
審査員であることを告知された審査員はいないのではないだろうか。
400人の審査員候補者に選ばれたという話も聴かないのだ。
東京第五検審は本当に「通知書」「質問票」を発送したのだろうか?
<審査員が存在したとしたら、最高裁はその審査員に疑惑の言い訳ができるのか>
最高裁が、審査員44名を選び審査員として召集したとしたら、どんなことが起こるのだろうか。
44名の中には、起訴議決に至った経緯のおかしさを世間にばらす人が出てくるはずだ。
①斉藤検察官の説明が議決後になるのはおかしい。
②9月14日に急に議決するなどありえない。
③審査員日当交通費請求書から読める審査会開催日と朝日、読売の報道によるそれとは違いすぎる。
④最高裁、検審事務局は、検審情報を何故隠すのか
⑤審査員平均年齢を何故3度も言い違えたのか
最高裁は、これらについて審査員を誤魔化さなければならない。
一度誤魔化せても、いつ何時、審査員が気づきそれを国民に知らせてしまうかもしれない。
最高裁はこのような危険な手を取るだろうか。
どう考えても審査員は存在しない。
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