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7月14日 「菅政権に日本の将来を託すことはできない! 菅政権は退陣すべき!」 第2弾

参院選は民主党の惨敗に終わった。
54議席確保という低い目標を立てたが、なんと44議席という体たらく。
菅総理は「消費税増税10%」とその後のぶれ発言で自爆した。
6月23日当ブログで 「菅政権に日本の将来を託すことはできない!反菅運動を!」と訴えた。戦後最悪の宰相と酷評させて頂いた。
選挙の結果がそれを証明した。

菅総理誕生に至る経緯
国民は、昨年民主党が政権交代を果し、官僚主導から政治主導に、そして国民主権の政治を期待した。
来るべき参院選で、民主党が勝利しこの流れを定着させると信じていた。
信じられないことが起こった。
メディア・官僚・財界・自民党連合軍が、これまでの利権を失うまいと必死に小沢つぶしを始めた。
検察とメディアが「政治とカネ」物語を見事に演出した。
検察は西松事件をでっち上げ、ダメだとわかるや陸山会事件をでっち上げ。
多くのメディアが、秘書が逮捕されたことや、小沢氏の事情聴取などをでかでかと報道した。肝心の違法の事実ははっきりしないのに、小沢=悪者のイメージを作るための怪しい情報を夥しく流した。
下記の虚報を流したことも、これまで報告した通りだ。
7月4日『「ウソは大きく、訂正は小さく」の読売・日経にレッドカードを!』       
https://civilopinions.main.jp/2010/07/74/
かくして「小沢氏=悪者」の作られたイメージが完全に定着した。
選挙が迫り、鳩山首相と小沢幹事長がダブル辞任をし、改革は菅氏に託された。
ところが、菅氏は期待と全く逆の方向に走り始めた。財務省に騙され、長期政権という欲にとりつかれたのだろう。

菅政権の支持率はジェットコースターの如く上がったり下がったり
代表選前「小沢さん、しばらくはお静かに......」発言。
小沢批判でマスコミの人気を得た、前原、枝野、仙石らとがっちり手を組んだ。そして彼らを要職につけ、親小沢議員をことごとく排除した。
ど素人・口先執行部の誕生だ。
支持率は18%から60%とⅤ字回復。

「消費税10%、自民党の数字を参考にさせてもらいました」発言。
大きな公約違反だが、支持率は大きく下がらなかった。
その理由は、エレクトロニック・ジャーナル7月9日に書かれているので、以下に引用。
https://electronic-journal.seesaa.net/article/155835963.html
「......  財務省は恐るべき役所なのです。財務省では課長や主計官クラスから審議官、局長までが担当を決めて、テレビの解説委員や新聞の論説委員、各社の経済部長などと会談を行い、消費税引き上げの必要性を説いて回るローラー作戦を展開中なのです。
 そのさいには財務官僚機密費で記者に飲み食いさせたり、財務省が望む都合の良い記事を書かせることなど朝飯前なのです。
 菅政権が参院選に勝利すれば、増税は確実視されるので、選挙の争点にしないよう新聞で世論誘導報道をさせているのです。
 実は財務省内には「増税司令部」ができているといわれます。
彼らは綿密なスケジュールに沿って計画を立てて動いており、菅首相の「消費税10%発言」もその計画に沿ったものです。政府側の担当者は、玄葉政調会長兼特命相なのです。玄葉特命相は入閣前には衆議院財務金融委員長であり、財務省と税制改正について入念なスケジュールを組んでいるのです。
 そして、菅首相が「消費税10%発言」を表明するや、玄葉氏は「最速で2012年秋」と述べています。ここで間違ってはならないことは、2年間かけてじっくり議論するという意味ではないことです。」

選挙が近づき党内不満が大きくなり、菅氏のぶれ発言再開。
「消費税は所得の低い方には還元する。」(こんなこと出来るわけがない)
「衆院選挙までは消費税アップしない」(早ければ2年後にアップと言っていたが)
「(みんなの党にむかって)連携しませんか」(選挙で負けることを想定して)

菅氏の保身のあわれな姿が見て取れるようになった。
国民は菅氏のいい加減さに気づいた。
そして、この人に国は任せられないと。
かくして民主党は大敗北。
菅政権の支持率は1ヶ月で25%も下がってしまった。
なんと、これは戦後のワースト新記録だそうだ。
死に体の自民党までが息を吹き返してきた。

枝野幹事長はずるすぎる
この方、幹事長就任し一番に経団連に挨拶に行った。
小沢氏や原口氏等が「消費税アップは唐突過ぎる。公約違反だ」と言い出すと、枝野幹事長は「小沢さんの発言は大衆迎合だ」と非難した。
民主党を信じてきた人たちは、小沢氏らの言葉にすがる思いで、民主党に投票した。小沢発言がなかったら、民主党はもっと酷い結果になっていたのではないか。
小沢発言は国民に気に入られようとしてではない。国民が願っている当たり前発言だ。枝野氏の見方はひねくれている。
7月12日枝野幹事長は「消費税を含む税制抜本改革案の年内提案はしない」と声明をだした。(年が開けたら提案すると言っているようなもの。ごまかされてはいけない。)
言葉を弄ぶ信念のない政治家だ。
無駄削減も、パフォーマンスだけで殆んど実績を上げていないではないか。
この方も早く退陣してもらわないと日本は立ち直れなくなる。

菅氏と現執行部は一刻も早く退陣すべきだ
菅氏を戦後最悪の宰相と称した理由は
・国民と約束した民主党の改革路線を逆行させ、官僚主導に戻し始めたこと。
・「国民生活第一」であるはずの市民運動家が、変節して対極に位置する官僚・財界・メディアに擦り寄ってしまったこと。
メディアは「首相がころころ変わると外国から信用されない」と菅氏を庇った。
(腐ったリンゴは早く捨てないといけません)
さらには、選挙の敗北までも、小沢氏のせいにする報道を流しだした。
小沢氏が再登場されると都合が悪いと考えているのだろう。
この国のメディアは、自分達の利益を守るためならなんでもありだ。
民主党議員の皆様に言いたい。
しばらく選挙がないので、マスコミが誘導する支持率など気にする必要はない。
菅と菅執行部を引き摺り下ろし、国民生活第一の政治を実現する体制に戻してほしい。
私は本ブログ掲載がきっかけで、元運輸大臣二見伸明氏と電話やメールで色々ご指導頂けるようになった。すばらしい見識をお持ちで、大変尊敬している。
その二見さんが選挙直前に、THE JOURNALへ寄稿文を寄せた。
https://www.the-journal.jp/contents/futami/2010/07/post_23.html
その最後の一小節を以下に記す。
「......われわれ一市民の応援にもかかわらず民主党が負けた場合には、菅内閣は直ちに総辞職し、枝野幹事長は頭を丸めて、閉門、蟄居すべきだ。」

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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