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1月8日 最高裁(犯罪者)は、33枚の審査事件票で「架空議決」のアリバイ作り!

 『最高裁の罠』が発売されて1か月。
 お読み頂いた方から評価を頂いた。
 「とても良い本だ」「まるで推理小説を読んでいるようだ」「驚天動地の事件が起きている」「最高裁は恐ろしい組織だ」「最高裁は釈明すべきだ」などなど。
 読まれた方は、「最高裁の検審架空議決犯罪」を十分理解されたようだ。
 
 ところが、最高裁の狡猾ぶりを知らない人は簡単に騙される。
 犯罪を隠そうとする者は、必ずアリバイ工作をする。
 最高裁とて例外ではない。
 最高裁は「架空議決」を隠すためには、審査員の存在工作をしなければならなかった。
 
 
 最高裁による審査員存在のアリバイ工作に見事に騙された事例を紹介する。
 
 <八木さんが「第五検審の審査員はいた」と言っています>
 ryuubufanさんが、ブログで、八木啓代さんという方が「第五検審の審査員はいた」と言っていますよと教えてくれた。
 https://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/ryuubufan/view/20130107
 以下にその記事を転載。
『 【深夜の短編】一市民Tさん 八木さんは第5検審の審査員はいたと言ってます
 八木啓代さんが大阪のシチズンバーでトークショーに出演したユースト動画があった。
 https://www.ustream.tv/recorded/28275321
 この中で「えっ?」と思う事を言っていた。他の事には触れず、この問題だけに絞って書く。
 確か一市民Tさんは、郷原氏について最高裁事務総局の第5検審架空議決に全く触れない事に疑問を呈していたと思う。森ゆうこなども騙されているのではないかというような発言があったと思う。
 今回の八木さんの発言が架空議決否定をハッキリさせた事で、一市民Tさんの見解を聞かねばならないと思った。
 八木さんはトークショーの中で、第5検審の審査員は小沢以外の他の事案も扱っていたと言い、それが審査員の存在の証明となったというような発言であった。審査員は小沢事件だけ扱っていた訳じゃない。他の事件も扱っていた。だから、架空議決論は崩れるという考えを出した。
 あれ~? 一市民Tさんだってその位の事は知っているだろう。他の事案も架空で仕上げたんじゃないですか? 小沢で架空をやるなら、他もやらないと困るでしょうし、一つ架空やるなら他も架空やるでしょう。
 そこまで悪党じゃない? んなこたぁないでしょう。とことん悪党ですよ。 
 八木さん、ちょっと見方が甘いと思った。郷原氏と仲がいいが、郷原氏も最高裁には目を向けないから、八木さんも向けてないんじゃないかな。
 小沢案件以外の案件が何故架空議決じゃないって言えるの? 八木さん。
 八木さんは一市民Tさんが他の案件を知らなかったと思ってたようだ。
 一市民Tさん、違うでしょう? 知ってましたよねぇ。
 ここがハッキリすると、一市民Tさんの発言力がぐっと強くなると思う。八木さんの考え違いを明確に指摘できると思う。
 どうでしょうか? 一市民Tさん。        』

 ryuubufanさんの言う通りだが、この質問にお答えしましょう。
 <森ゆうこ議員が開示請求すると、「事件名」など記載した審査事件票を開示>
 最高裁ならびに検審事務局は、「審査員日当振込票」「会議議事録」「審査会議開催日」「審査会議開催場所」「審査員生年月」などの審査会情報開示請求に対し、悉く拒否してきた。
 ところが、森ゆうこ議員が、東京第五検審が22年度に議決した案件の審査事件票を要求すると、最高裁はすんなり33件の審査事件票を開示してきた。
 一市民Tは昨年6月12日のブログでこう書いた。
 『 東京第五検察審査員(?)は小沢事件を熟議(?)しながら、19件の他の事件も議決していた!本当かな?』
 https://civilopinions.main.jp/2012/06/61219/
 ブログ内容を要約すると、
1.検察審査会法では、それぞれの事件を審査し、議決すると審査事件票なるものを作成することが義務付けられ、作成された審査事件票は最高裁に送付される。
2.森議員に開示した審査事件票は以下の通り
森議員への提示22年度審査事件票.pdf
3.「事件名」「審査期間」「議決区分」などを開示している。
4.この33件のうち14件が小沢事件なので、東京第五検察審査会は、平成22年度に、小沢事件を審査しながら、小沢事件以外に19件も処理したという報告書だ。

<市民が開示請求したら、真っ黒け"審査事件票">
 石川克子氏と一市民Tは、森議員に開示したものと同じものを開示請求した。
 今回呈示22年度審査事件票.pdf(4枚のみ呈示、残り29枚も同じマスキング状態)
 小沢事件以外の審査事件票では、個別に記入された部分は全てマスキングされている。これでは様式の開示に過ぎない。
 最高裁情報開示担当・田和氏に以下の質問をした。
 一市民Tら   「何故、すべてマスキングしたのか」
 田和氏      「その理由は司法行政文書開示通知書に記載していますので」
 一市民Tら   「これらの情報がどうして個人情報になるのか。個人を特定できない        ですよ」
 田和氏      「......」(返答できない)
 一市民Tら   「森議員には開示したものを、今回何故マスキングしたのか」
 田和氏      「......」(返答できない)
 一市民Tら   「森さんは議員だから、マスキングしないで出したのか」
 田和氏     「それはない」

 <この開示状況から何が分かるか>
 森ゆうこ議員には、33件の審査事件票を開示した。
 「事件名」「審査期間」「議決区分」を記載することで、第五検審において審査会議が開かれたように思ってしまう。
 だが、ここで疑問がわく。
 審査会議は多くて月2回開催が限度だ。
 東京の検察審査会は第一から第六まである。どこでも受け付けることができる。第五検審は  小沢案件というヘビーな案件を抱え、さらに19件の案件をわざわざ入れるだろうか。
 「架空議決」だったら、何件入れようが関係ない。
 小沢案件を審査しながら、19件の他案件を処理したというのなら「架空議決」で処理したとみるのが妥当だ。
 東京第五検審事務局は、設立時期から正式な審査員を決めず、審査会議も開かず、書面上の議決、いわゆる「架空議決」をしていたとみた方がよい。
 小沢案件を除いて議決に至った案件の議決結果は、「起訴不当」となっている。
 これだったら、議決書を創作するのは簡単だ。
 何故19件もの案件を第五検審で議決したことにしたのか。おそらく、小沢事件以外の事件の申し立てを受け入れることにより、他の検審事務局に第五検審が空の存在でない事を思わせたのではないか。
 その後、審査会議の存在を疑われ出し、森議員の追及も厳しかったので、アリバイ工作になると考え、森議員にはマスキングなしで開示した。
 これで森議員を騙せたが、一市民らが審査員不存在に気づきはじめた。
 ここで、森議員に出したと同じ審査事件票を出せば、その中身を追及されることになると考え、全てをマスキングして出したということだろう。
 ryuubufanさんの言われる通り、最高裁から出されたものは何も信じることはできない。
 
 日本は情けない国になったものだ。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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