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11月17日 「検察捏造報告書による審査員誘導説」流布は、最高裁の策略!

 『最高裁の罠』(山崎行太郎氏との共著)で、以下の事を全国民に伝えたい。
 我々は多くの証拠や文献、そして現場での調査から、次のように結論せざるを得なかった。
 ●「小沢一郎検察審査会は、開かれていなかったのではないか」
 ●「検察審査会メンバーは、本当は存在しないのではないか」
 ●「小沢一郎強制起訴は、『架空議決』だったのではないか」
 そして、架空議決は検察審査会を支配している最高裁事務総局の画策によるものだった。
 
 <「架空議決」の結論に至った決定的な状況証拠を一つ示そう>
 2010年9月8日6大新聞は、「審査補助員がやっと決まった。これから審査が本格化して議決は10月末になる」と報道した。6紙が一斉報道しているのだから、審査会関係者がリークしたことは間違いない。(9月8日付大手6紙新聞報道.pdf)
 その後検察審査会は「(6日後の)9月14日に議決した」と10月4日に発表した。
 審査員の日当交通費請求書から見ると、9月8日から13日までの6日間に審査員が一度も出頭していない。
 本格的な審査が始まるとアナウンスし、わずか6日後議決したということだ。現実にはありえないことだ。
 9月14日から3週間も間をおいて発表されたことと、マスメディアがその異常さを報道しないため、国民はおかしさに気づいていない。
 審査員が本当に存在し、審査会議が開かれていたら、こんな急遽議決はありえない。
 
 <郷原氏らは審査員誘導説に拘っている>
 ところが、郷原信郎氏らは、このおかしさをわかっていながら、検察が捏造報告書を出したため、検察審査員が誘導されて起訴議決に至ったと喧伝している。
 審査員が存在せず、審査会議が開かれていないのだから、審査員誘導説などありえないはずなのだが。
 郷原氏らがこの説に拘る理由がわからない。

 <最高裁は国民そして検察を騙し続けている>
 
 検察は何故捏造報告書を提出したのだろうか?
 理由は簡単。
 最高裁が、「審査会議を開かず、架空議決すること」を検察に知らせなかったからだ。
 検察は審査員を誘導しなければならないと思い込み、せっせと捜査報告書を捏造し、検察審査会事務局に提出した。検察は最高裁に騙されたのだ。
 斉藤検察官が起訴議決した後の9月28日に、「検審に説明に行く」と言って、検察審査会に出かけたことを以前に報告した。斉藤検察官は14日すでに議決していたことがわかっていたら、起訴議決後に検察審査会に出かけるわけがない。検察はずっと最高裁に騙されっぱなしだ。
 最高裁は、9月14日の急遽議決や度重なる平均年齢いい直しなどで、審査員の存在などを疑われ始めた。
 そこで、最高裁は、審査会議が存在すると見せかけるため、捏造報告書を流したのではないか。
捏造報告書ロシア語版がロシアから日本に流されたが、何故秘密のはずの文書が流れたのか。最高裁側がわざと流したのではないか。
 捏造報告書が存在すれば、誰もが、審査会議が開かれなかったなど疑わず、審査員がそれに誘導されて起訴議決の判断をしたと思い込んでしまう。
 最高裁は起訴議決を検察のせいにしてしまっている。
 まんまと国民は騙されたのである。
 郷原氏らも誘導説を信じているなら、彼らも騙されたのである。
 最高裁事務総局は悪賢くしたたかだ。今のところ逃げおおせている。
 
 こんなことは許されるべきでない。
 最高裁の悪行を全国民に知らせるつもりで、『最高裁の罠』を書いた。
 多くの人々にぜひ読んでほしい。
 出版社の努力で選挙前に出版できるようになった。
 投票前にぜひ読んで判断の糧にしてほしい。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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