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4月25日 "検察審査会と最高裁の闇"「第1回・森裕子前参院議員はなぜ一市民を名誉棄損で提訴したのか」(財界にいがた4月号)全文掲載と「森裕子氏の主張」に反論!

<「第1回森裕子前参院議員はなぜ一市民を名誉棄損で提訴したのか」全文掲載>
 月刊誌「財界にいがた」で『小沢一郎を強制起訴に追い込んだ「検察審査会と最高裁の闇」』を連載中である。
 4月号(3月25日発売)では第1回「森裕子前参院議員はなぜ一市民を名誉棄損で提訴したのか」が掲載された。
 「財界にいがた」4月号表紙・目次
 「財界にいがた」 5月号が本日店頭に並ぶので、4月号の「第1回、森裕子・前参院議員はなぜ一市民を名誉棄損で提訴したのか」を全文掲載させて頂く。
 「森裕子前参院議員はなぜ一市民を名誉棄損で提訴したのか」
 
 本誌記者の質問に対する森前議員の回答が記事後半に掲載されている。この記事に対し、被告・志岐武彦が反論する。
<「森裕子前議員"一市民提訴の言い分"」(「財界にいがた」4月号掲載)に対する反論>
 「森裕子・前参院議員はなぜ一市民を名誉棄損で提訴したのか」(「財界にいがた」4月号記事)に寄せた「森氏の主張」は事実と異なる記述が多い、すなわち嘘が多い。森氏の主張①~⑨に関し、事実関係を明らかにする。
① 森ゆうこは「捏造捜査報告書のインターネット流出」という刑事事件の首謀者である
→ 8月11日拙ブログで「捏造報告書を流出させたのは森前議員側だった」と書いたが、森氏が直接ネットに流出させたとは書いていない。「刑事事件の首謀者」という表現も正しくない。
② 志岐氏が事実無根の悪質なデマを執拗に拡散していることに対して...
→ この記述こそ名誉棄損である。私が森氏のデマを拡散しなければならない理由はないし、もちろんデマを流した覚えもない。Ⅹ氏の告白「Ⅹ氏がロシアサーバーを通し八木啓代氏に流した」と、某週刊誌記者から長文メール「"俺がロシアサーバーを通して流した"とⅩ氏が言っているのは事実です」から、このことをブログに書いたが、これは事実無根でもないしもちろんデマではない。
③ 私をはじめとする関係者は何度も抗議や警告を行い......直接会って助言する人もいました
→ 森氏から直接抗議や警告を受けたことは一度もない。共通のある知人が「裁判になったら志岐さんが負ける。某記者も裁判所でメール内容を否定する証言をするようだ。早く謝った方がよい。」と脅しの電話を数回かけてきたが、この知人との会話は電話のみで直接会っていない。
 森氏が抗議や警告を行ったというのは、著作本の出版記念会の壇上での志岐非難、ご自分のブログやツイッターの書き込みを指すようだが、これらは抗議や警告に当たらない。これらの行為は、多数の第三者に向け発信したものであり、「志岐氏は作り話を拡散し...」「ブログを読んでも全て憶測である」など誹謗・中傷する内容が多い。これらの発信も名誉棄損である。   
④ 実行犯と名指しされたⅩ氏が志岐氏に送付した内容証明を受け取り拒否したばかりでなく、...
→ 受け取り拒否と違う。2013年8月13日の森ブログには、"Ⅹ氏は志岐が訂正・謝罪しなければ提訴する"との内容証明郵便を出したと書かれていた。8月15日配達証明の配達があり不在で持ち帰ったことを知ったが、内容証明だったら再配達してくれるものと思い放置した。
 後日、郵便局に確認したところ、再配達はせず8月23日に「不在のため配送できなかった」との書面を付けⅩ氏に戻したとのことだった。
 私はⅩ氏に訂正・謝罪する理由がないので、訂正・謝罪しない意思を拙ブログで表明していた。従って、Ⅹ氏は提訴すればよいのだが、今もって提訴していない。このことからも、Ⅹ氏の郵便物送付ならびに「Ⅹ氏が内容証明郵便を発送した」という森氏のブログ記載も、脅しが目的だったと解釈できる。
 また、2014年2月25日口頭弁論で、森側代理人が「次回4月18日口頭弁論までにⅩ氏の陳述書を提出する」と発言したが、結局Ⅹ氏の陳述書は提出されなかった。
⑤ ある記者の私信をブログに公開した...
→ 某週刊誌記者の私信メールを会社名、本人名を伏せて一時的にブログに掲載した理由は以下の通り
 2013年5月21日、その記者から『「俺がロシアのサーバーに流した」とⅩさんが言ったのは事実です』などと書かれた長文のメールをもらった。11月8日その記者は「裁判では志岐さんに協力しない。森側から裁判での説明を求められれば、"Ⅹ氏本人からの告白は聞いていない。志岐さんには嘘をついた"と証言をする」旨のメールを、説明(案)をつけて送信してきた。「前言翻した作り話」を裁判でされてはたまらないので、やむをえず、その記者のメールを会社名、本人名を伏せて拙ブログに短期間掲載した。なお、その記者は、2014年4月8日付で、「Ⅹ氏から聞いていないが、志岐さんの興奮を抑えるため、『"俺がロシアのサーバーに流した"とⅩさんが言ったのは事実です』という嘘(でたらめ)のメールを送った」などの内容をしたためた陳述書を裁判所に提出した。重大な嘘を書けば問題が大きくなることぐらいわかる記者だから、5月21日のメールで嘘を書いたとは考えられない。陳述書には「志岐さんは以前から"Ⅹ氏が流した"と言っていた」との作り話も盛りこまれていた。  
⑥ 志岐氏とは特別親しいわけでもなく......私が彼に陸山会事件の調査を依頼したり、相談をしたことはありません
(4月9日裁判所提出の森氏上申書の中で「署名簿を提出した時に志岐氏を議員会館の自室に通したが、それ以外は自室に通したことはない。議員宿舎にまで資料を送りつけてきた」など書いている。)
→ ◎ 森氏の自室で森氏と打合せしたのははっきり覚えているだけで3回(1回きりというのは嘘) 
・2011年 4月14日 7000筆の請願署名簿を議員会館の森氏の部屋に持参した時。
・2012年4月23日元外交官・天木直人氏と一緒に小沢一郎議員のFCCJ講演をお願いした時。森氏の部屋を訪れ、小沢氏の講演出席依頼や、FCCJ宛の「森前議員講演伺い書」(英文)を作成した。
・2013年7月9日、志岐らが検察庁から入手した「検察官出張管理簿」を持参した時。森氏から電話が有り、「国会質問するので、入手した出張管理簿がほしい」ということで、森氏の自室に253枚の出張管理簿を届け、森氏の質問に答えた。この時、森氏サイン入りの「検察の罠」をもらった。
◎ 2011年1月18日森氏から自宅に電話があり、「吉田審査補充員がいつ就任したのか確認してほしい」との依頼があり、図書館で関連の新聞記事を捜し、森氏にその情報を提供した。
◎ 議員会館の森事務所には何度も資料を送ったが、宿舎に送ったことはない。もちろん宿舎の住所は知らない。関熊秘書から、2012年3月「志岐さんが送った資料は必ずファイルするよう、森議員から指示されている。議員が直接持っていってしまって抜けた資料があるので、もう一度送ってくれないか」とまで言われた。
◎ 議員会館以外の場所でも森前議員と何度も会っている。
◎ ツイッタ―、ダイレクトメッセージ、メールなどで何度も情報交換をした。
⑦ 「最高裁の罠」を出版するにあたり、巻末への寄稿や帯に載せる推薦文についての依頼を何度も頂きました
→ 帯に載せる推薦文を依頼したが、巻末への寄稿は頼んでいない。何度も依頼したというのも嘘。森氏が最高裁を本気で追及しないことがはっきり分かったので、私の判断で森氏から帯の推薦文をもらうのも止めた。森氏から依頼を断られた事実もない。
⑧ 参議院選前の前のことです。......私にも一方的にメールで送りつけてきておりました
→ 2013年6月15日、一緒に活動している石川克子氏から、「森氏から長電話があり、志岐さんのネガキャンをやめさせてほしいと頼まれた」との報告を受けたので、6月16日森氏に以下の趣旨のメールを発信した。
◎ 私の活動目的は検察審査会疑惑の真相をはっきりさせることで、森氏のネガキャンなど念頭にない。
◎ 森氏の言動に関し以下のような不審を持っていることを伝えた
・森氏が入手した「審査員ソフト」や「談合資料」等をⅩ氏からもらい、Ⅹ氏やジャーナリストとともに最高裁を追及してきたのに、森氏は小沢判決後最高裁を本気で追及しなくなった。
・Ⅹ氏が検察の捏造捜査報告書を八木氏に流したのは自分だと、告白した。
・森氏は、検察の捏造捜査報告書が流出してから、捏造報告書に誘導されて起訴議決に至ったと主張しだした。
・秘密会開催要請文を出しながら、開催を要請しない。
メールでの指摘内容に異論があれば反論すべきだが、森氏から返事も連絡もなかった。石川氏は、志岐の指摘に答えるべきと森氏に電話したが、「なんで一々そんな返事をしなきゃならないんですか!」と答えたそうである。
⑨ 会ってもいないのに会ったと言ったり、言ってもいないことを言ったと主張したり、自分の推測から作り上げた話を執拗に拡散する志岐氏の言動から...
→ この言葉をそっくり森氏に返したい。指摘の事実はない。具体的な事実を挙げて発信すべきである。私は過去にこのようなことを他の人から言われたことはない。この記述も誹謗中傷であり、名誉棄損である。

 元国会議員の森氏は、一市民に対し嘘をまじえた誹謗・中傷を繰り返し、挙句の果ては不当な提訴にまで及び、社会的評価を低下させた。抵抗や反論のすべの少ない一市民相手なら、このようなことが通用するとでも思っていたのだろうか。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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