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10月12日 鳩山東京第四検審も小沢東京第五検審も、審査員日当旅費の支払遅延とまとめ払いあり!審査員がいたら起こりえない!

  会計検査院から入手した「歳出支出証拠書類」に基づき下表を作成した。

 <審査員日当旅費はどのような手順で支払われるか>
 
 手順を要約すると
 1.検審事務局職員が請求書を作成する。
 2.審査会議日ごとに、審査員から請求書に認印をもらう。(偽造は簡単)
 3.検審事務局職員が所轄の地裁に請求書を届ける。
 4.地裁が請求書に基づき支払手続きを行う。
  債主内訳書、支出負担行為即支出決定決議書 正副2通作成
 5.(正)を会計検査院に送付
 参考:審査員日当旅費支払の流れ.pdf
 <鳩山東京第四検審では、審査会議日3日分まとめて支払手続き>
 上表から、3月3日の17人のうちの15人分、3月17日全員分、3月29日全員分の日当旅費支払手続きが4月1日に一括して行われたことがわかる。支払予定は4月15日。即ち3日分の日当・旅費がまとめて支払われた。
 3月3日の2人分は、翌日3月4日に支払手続きがなされた。支払予定は3月15日。
 日当旅費請求書からみると、この2人は遠距離からの出席者である。
 審査員A:島部から選定されたものと思われる。船賃と宿泊費発生
 補充員B:補充員に選定された後、転居した者か。新幹線費用と宿泊費発生
 なお、審査員Aは、3月17日にも審査会議に出席しているが、この分は3月29日分とまとめて、4月1日に84,380円の支払手続きがなされている。
 参考:3月3日審査「歳出支出証拠書類」.pdf
 3月の3回分を、4月1日に支払手続きしたのは何故か?
 3月3日の2人分だけを翌日に支払手続きしたのは何故か?

 <小沢東京第五検審でも、まとめて支払手続き>
 小沢検審での支払い手続きは以下のようになっている。

 1回目審査期間中、3月9日、16日、23日、30日の審査日分を、一括して4月1日に支払手続きしている。
 2回目審査期間中、8月10日、24日、31日の審査会日分を、一括して9月6日に支払手続きしている。

 <鳩山検審も小沢検審も、3月分の支払手続きをまとめて4月1日にしているのが奇妙>
 鳩山検審と小沢検審、3月審査会議分の発議日を比較して驚いた。
 なんと、3月分の支払手続きがいずれも4月1日となっている。
 これまで、検審事務局職員が請求書の地裁への提出を怠ったために、支払手続きが遅れたものと思っていた。
 だが、東京第四と東京第五の2つの部署で、同じ3月の審査分をまとめ、同じ日の4月1日手続きしたとなると、そのことは検審事務局職員の怠慢とか偶然で済まされそうにない。作為が感じられる。
 
 何故、3月分を4月1日にまとめて処理したのかを、以下のように推測してみた。
 3月といえば、鳩山検審も小沢検審も、申し立てを受けて間もないので、はっきり審査会議日(架空)を決めず、3月末を迎えてしまった。ここで、最高裁と検審幹部は、両事件とも4月末に議決をするための「3月の審査スケジュール」を後付けで決めたと思われる。
 その日程が以下の日程だ。
 小沢検審は、3月9日(定例会議)、16日、23日、30日
 鳩山検審は、3月3日、17日、29日
 検審事務局職員は、このスケジュールに合せ、「審査員日当旅費請求書」を偽造した。
 地裁は、もらった請求書に基づいて4月1日に支払手続き(発議日)をとった。
 
 10月3日のブログにも書いたが、最高裁は、小沢検審と鳩山検審とは並行し調整しながら進めていたとみられる。(ブログhttps://civilopinions.main.jp/2013/10/103/ 参照)
 上記のように考えると4月1日のまとめ払いは説明できる。皆様はどう考えますか。
 
 <審査員がいる検察審査会では支払遅延・まとめ払いは発生しない>
 東京第一検審が昨年田代元検事の捏造報告書事件を審査し議決したが、審査会日と発議日の関係は以下のようになる。
 
 東京第一検審は、2009年5月東京第三、第四、第五、第六が新設される以前から存在した検察審査会だ。
 ここでは、審査会議日ごとに7日以内に支払手続きがなされ、一括処理や大幅な支払遅延は全くみられない。
 審査員がいて、審査会議が開かれていたら当然このような支払になる。
 
 小沢東京第五検審と鳩山東京第四検審の日当旅費支払は極めて怪しい。
 審査員がいて審査会議が開かれていたのなら、審査会議日ごとに発議されるはずであり、まとめ処理や大幅な処理遅れを何度も起こすことはない。
 このことからも、小沢東京第五検審も鳩山東京第四検審も、審査員は存在せず、請求書は偽造されたものであると推察される。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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