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9月1日 旧くから、「検察審査会」は最高裁・地裁の"裏金作り"のツールだった!

 最高裁、地裁は、旧くから「検察審査会」を利用して裏金を作っていたようだ。
 その手口をこうだ。

 <手口1:納入業者から日付のない請求書をもらい、最高裁の裏口座に振り込む?>
 石川克子氏が、「検察審査会ハンドブック」の発注関係資料の情報開示請求をして、日付のない「納品書」や「請求書」を入手した。
 最高裁は、納入業者から日付のない「請求書」等を受け取っていた。
 最高裁から「日付は入れないでほしい」と言われない限り、納入業者は日付を記入する。日付のない伝票が"裏金作り"に使われた可能性が高い。
 ジャーナリス西島博之氏は、最高裁に情報開示請求をし、週刊プレイボーイ 2012年10月1日号に以下の記事を掲載した。
 「検察審査会」が最高裁の"裏金作り"に使われている!?.pdf
 サンデー毎日も 2012年4月29日号で以下の記事を書いている。
 「最高裁」の"検審"裏金疑惑.pdf

 <手口2:「検察審査会事務局」が審査員交通費請求書を偽造し、審査員に振り込まず裏口座に振込>
 M前議員のブレーンⅩ氏作成のレポートを再掲する。
 検審利用の裏金作り事例.pdf
 検審事務局が交通費請求書を偽造し、支払業務を代行する地裁に提出し、地裁が裏口座に振り込んだとみられる。
 検審事務局と地裁が手を組めば簡単にできる。
 Ⅹ氏が一市民Tに、「ある人が地方の検審事務局を訪問した時、そこで多量の三文判の束を見つけた」と教えてくれた。検審事務局に他人の三文判は必要がない。この三文判は偽の審査員日当旅費請求書に押印するために準備されていたものと想像される。

 小沢検察審査会の場合はどうだったのだろうか。
 <「多量の審査員日当旅費請求書があるから審査員は存在する」とM前議員は仰るが...>
 M前議員に「審査員がいるとどうして考えるのですか」と何度か聞いた。
 M前議員は決まってこう答える。
 「日当旅費請求書があるからです。審査員の数だけ振込口座を作ることは困難です」
 「マスキングだらけの審査員日当旅費請求書は本物だ」と仰っているのだ。
 「私は、彼ら(最高裁のスタッフ)が決して悪い人間でないと思っている」の前提に立つM前議員ならではの発言だ。
 会計検査院に送る債主内訳書だけに適当な口座番号を記載しておいて、実際の振込みは地裁の裏口座に振り込めばよい(債主内訳書.pdf)。こうすれば、「審査員がいなくても、いた」という偽装工作ができる。
 会計検査院は歳出支出証拠書類(歳出支出証拠書類.pdf)を受け取るだけで、中身は一切チェックしない。
 会計検察院にとっても最高裁はアンタッチャブルだ。
市民に開示する書類ですら、どこをマスキングするかを最高裁にお伺いを立てる。最高裁はそのチェックに50日近くかける。市民に開示されるまでに3か月もかかるのだ。
 最高裁の管轄下の検審事務局職員と地裁出納担当が手を組めば、日当旅費を支払ったように見せかけるのはたやすいと推察される。
 審査員の影もなく審査会議が開かれた形跡もない中、多量の審査員日当旅費請求書の伝票が存在した。
 この伝票だけでは、本当に出金されたか、記載の審査員(?)振込口座(マスキングされている)に振り込まれたかわからない。
 M前議員は、これらを確認せずしてそれをどうして本物だと断定してしまうのか。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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