8月17日 検審疑惑報道は「小学館」だけ!「記者クラブメディアは検察審における司法暴走に荷担」(SAPIO8月号)

 日本の記者クラブメディアは死んでいる。
 日本の政治を無茶苦茶にした「イカサマ検審議決」のことを報道しない。
 報道しないどころか、検察審における最高裁暴走に荷担しているのである。
 なぜそうなるのか。「イカサマ検審議決」の主犯が最高裁で、その最高裁に睨まれると怖いからだ。


 <その中で、唯一の例外は小学館>

 小沢検審議決から2年半も経った今年3月、週刊ポスト(小学館週刊誌)が『小沢一郎を「刑事被告人」にした「検察審査会」新たな重大疑惑』(志岐武彦『最高裁の罠』著者署名記事)を掲載した。
 週刊ポスト4月5日号.pdf
 
 続いて、7月には月刊誌SAPIO(小学館)が以下の記事を掲載した
『 小沢一郎を強制起訴し、証拠捏造検事を無罪放免にした検察審査会の疑惑は闇に葬られた』(ジャーナリスト武冨薫)
 記事掲載から1か月以上経っているので、ここに全文転載する。
 SAPIO8月号.pdf


 <記事のリード>

『 小沢一郎・民主党元代表(現・生活の党代表)の政治資金をめぐる陸山会事件で注目された「検察審査会」。"市民目線"の判断を司法に導入するという名分で始まったこの制度は、現実には逆に司法の暴走を"市民の判断だ"と偽装させる隠れ蓑になっている。ではそれをメディアはどう報じたか 』

検察審査会制度そのものが、司法(=最高裁)の暴走を"市民の判断だ"と偽装させる隠れ蓑になっていると、ズバッと指摘している。


 <記者クラブメディアは関係者からリークされた真偽不明の情報をそのまま垂れ流している> 

 記事の中では、小沢検審の議決時新聞報道を例に、記者クラブメディアが関係者からリークされた真偽不明の情報をそのままたれ流していると批判している。
 引用した新聞記事は以下の通りだ。一市民Tが何度も掲載した記事だ。
 朝日新聞10月5日朝刊.pdf
 朝日新聞10月5日夕刊.pdf
 読売10月6日朝刊.pdf
 
 
 <一市民Tのコメントを載せてくれた>
 
 一市民Tは、SAPIO記者に取材を受けた。
 一市民Tが記者に重点的に伝えた点は 
『「9月に入ってから平日頻繁に集まり審査を行った」という読売・朝日の記事はおかしい。私達が情報公開で得た「審査員日当旅費請求書」では議決前の9月前半の審査日は9月6日だけ』
『斉藤検察官は議決後の9月28日に検審に不起訴理由を説明に行っているが、報道では「東京地検特捜部の斉藤隆博・副部長の意見聴取が9月上旬に行なわれた」とある。私達が情報公開で入手した出張管理簿には9月上旬行ったという記録がない。』
検察審査会の闇を描いた『最高裁の罠』(K&Kプレス刊)の著者で情報公開請求を行った志岐武彦氏が語ると前書きして、一市民Tが話した内容を載せてくれた。


 <最高裁を追及する政治家は全滅した>

 さて、最高裁と闘う政治家は森ゆうこ前参議院議員だけだった。
 小沢判決前までは、森ゆうこ前議員、そしてそのブレーンⅩ氏と最高裁追及をし続けた。森前議員には ずいぶん資料を提供した。森前議員から激励や感謝のメールなど頂いた。これらのメールはありがたく保存している。
 ところが、小沢判決直前から森氏は変わった。
 著作「検察の罠」で『この議決は検察当局の捜査報告書の「捏造」という犯罪によって誘導されたものである』と書かれたのをみて確信した。
 捏造報告書があるだけで審査員誘導と決めつけている。このことは、「審査員がいるか、いないか」問題に決着をつけたということだ。森氏は最高裁の限りない疑惑をそのままにして「審査員はいる」と言ってのけた。
 今年の3月森前議員のブレーンⅩ氏は、「自分が捏造報告書をロシアのサーバーを通し八木啓代氏に流した」と一市民Tに告げた。
 このように検察の捏造報告書誘導説を広めて、最高裁の犯罪を消そうとしているように見えた。
 これで最高裁を本気で追及する政治家は全滅したと悟った。


 <最高裁を追及するジャーナリストも全滅に近い>

 今「司法の暴走」「検察審査会の疑惑」を記事にしているのは、週刊ポストとSAPIOだけだ。小学館だけということになる。
 
 小学館には頑張ってほしいと願うだけだ。
  

2013年8月17日