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9月15日 吉田審査補助員出席の審査会議は存在したのか!交通費請求書のデタラメ!

検察審査会法では、「2回目審査では、必ず審査補助員(弁護士)を委嘱し、法律に関する専門的知見をも踏まえつつ、その審査を行わなければならない」とされている。
小沢検審2回目審査では、弁護士会が吉田繁美という弁護士を推薦し、吉田氏が審査会議でのアドバイス役を務めたといわれている。
吉田氏は、秘密であるはずの審査会議の様子をわざわざ新聞社にリークするなど怪しい。

審査補助員にも審査会議に出席した日に交通費が支払われる。
吉田審補助員の交通費請求書を調べてみた。
<吉田審査補助員の交通費請求書>
吉田審査補助員交通費請求書.pdf
吉田審査補助員の場合、交通費は月単位で請求している。
交通費請求書からみる吉田審査補助員の審査会議出席回数は、7月2回、8月3回、9月2回となっている。9月は、28日請求書を提出しているので、9月の出席日は14日と28日と読める。

<吉田審査補助員は、いつから、何回審査会議に出席したのか>
9月8日6紙は一斉に「9月上旬審査補助員が決まった。これから、審査が本格化し、議決は10月末となる」と報道した。
それなのに、請求書では、吉田審査補助員が7月から審査会議に出席したことになっている。これはおかしい。
2回目審査は、8月選定された新しい審査員が加わって審査会議がスタートするはずだ。
結局、吉田審査補助員は、議決までに審査会議に出席したのは、8月の3回だけということになる。こんな回数で議論が煮詰まるのか。これもおかしい。

<審査会議は9月上旬平日頻繁に開かれたというが、本当か>
朝日新聞記事10月5日では「9月上旬の平日、頻繁に審査会議を開いた」とある。ところが、吉田審査補助員は、9月のこの間は一度も出席していないことになる。これもおかしい。
本当に平日頻繁に開いたかどうか考えてみよう。
9月8日から14日の間に、検審事務局の方針変更があったことは確かだ。
一市民Tは、民主党幹部から「代表選前に議決したことにしてくれ」と頼まれたと読む。最高裁は民主党の要請を受け入れ、9月14日に議決したことにした議決書を創作し、10月4日に発表した。
検審事務局は、議決発表直後、「9月上旬、平日頻繁に審査会議を開催した」と読売・朝日にリークをした。急遽議決を説明するため、苦し紛れの嘘を吐いた。
9月8日~14日平日に頻繁にといっても、平日は8日(水)、9日(木)、10日(金)、13日(月)
しかないのだから、頻繁の開催はとても無理だ。本当に審査員がいたら、「10月末議決といっているのに、何故そんなに慌てて集まらなければいけないのか」と審査員が参加を拒否するはずだ。このリーク情報が嘘だということがわかる。
 「平日頻繁に開催した」というなら、それに合わせた吉田審査補助員の交通費請求書を作
成すべきだったが、9月14日の請求書しか作っていない。
市民が、会計検査院に「歳出支出証拠書類」の開示請求をするとは思っていなかったのだ
ろう。
イカサマやるにしては徹底度が足りない。

<吉田審査補助員の交通費請求書もデタラメ>
吉田審査補助員の交通費請求書も、デタラメのようだ。
デタラメな交通費請求書を創作した検審事務局が、デタラメな審査会議日情報を、朝日、読売にリークしたと考えるしかない。
吉田審査補助員の交通費請求書など調べられることはないと思い、適当に作っていたのだろう。
最高裁は、「9月14日無理やり議決」を受けてしまった。
これが、運の尽きだ。
最高裁にとって「9月14日無理やり議決」が命取りだ。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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