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8月13日 山ほどの小沢検審疑惑は、「審査員・審査会議不存在」でしか説明できない!

2年余り、小沢検審のことばかり調べてきた。
疑惑だらけだった。
一市民Tに入ってくる情報はどれもこれも驚くものばかり。
情報どうしで矛盾するものも多い。
現実の世界ではありえないことが、次々に起こったとしか考えられない。

<小沢検審疑惑はこんなに沢山ある>
以下に、疑惑を列挙する。
疑惑1:検察審査会事務局は、2010年9月8日大手6紙に「審査補助員がやっと決まった。これから審査が本格化し、議決は10月末になる」とリークした(9月8日付大手6紙新聞報道.pdf)。ところが、10月4日「9月14日代表選投票日に議決されていた」と発表された。検察が大捜査をした末不起訴とした事件を、9月8日からわずか6日間で、検察審査会で起訴議決と判断したということだ。現実にはありえない。
 
疑惑2:朝日新聞10月5日朝刊・夕刊および読売新聞10月6日朝刊は、審査会関係者のリークで議決の模様をこと細かく伝えている。わざとらしく信憑性が疑われる記事だ。
朝日新聞2010年10月5日朝刊.pdf
朝日新聞2010年10月5日夕刊.pdf
読売新聞2010年10月6日朝刊.pdf
疑惑3:前記の記事では「(審査会議は)8月は隔週、9月は13日までに平日頻繁に開いた」とある。ところが検審事務局が開示した審査員日当請求書によると、「8月は、4、10、24、31日の4回、9月1~13日は、6日の1回」となる。審査会議が本当に開かれていたのなら、このような大きな違いは発生しない。
審査会議開催日と出席表.pdf
疑惑4:前記の請求書等の資料によると、9月6日以降審査会議は一度も開かれず、9月14日に議決したことになっている。新聞報道では「議論が煮詰まったので、急遽議決をすることにした」とあるが、一度も審査会議が開かれていないのにどうして議論が煮詰まるのか?
疑惑5:検審事務局が明らかにした「吉田繁美審査補助員の交通費請求書」から判断すると、9月に審査会議に出席した日は、9月14日と28日の2日である。これだと、9月1日~13日は1日も出席していないことになる。
吉田審査補助員交通費支払.pdf
疑惑6:一市民Tの知人が、9月28日、検察庁で斉藤隆博東京特捜副部長に会った。斉藤副部長は「これから検察審査会に説明に行く」と言ったそうだ。議決後であれば法違反だ。読売記事では9月上旬説明したことになっているが、検察および検審事務局は説明日の開示を拒否している。徒歩での出張も記入することになっているが、検察庁で8月1日~9月14日までの間の出張管理簿を閲覧したところ、斉藤副部長が検察審査会に赴いたという記載はない。なお、法務省刑事局は森ゆうこ議員に「徒歩の出張は記載しなくてもよい」と虚偽の報告をしていた。
出張管理簿事例.pdf
(疑惑6はイカサマ起訴議決の決定的証拠)
疑惑7:検審事務局は、再三の開示請求にもかかわらず、審査会議の開催日、開催回数、会議室名を明らかにしない。会議録(存在するといっているが?)の開示も拒否している。
疑惑8:彼らが呈示した審査会議開催のアリバイを示す唯一の資料は歳出・支出証拠書類だが、これらも審査員氏名、出頭日、振込先等がマスキングされている。出金が事実なのか?出金されたとしても、支払先が誰だかわからない。架空請求書の可能性もある。
歳出支出証拠書類例.pdf
疑惑9:審査員くじ引き責任者兼広報担当の第一検審手嶋課長は、週刊プレイボーイ記者「審査員はホントにいたのか」の質問に、「いた...と思います」と答えている。当事者が「いた...と思います」はありえない。
疑惑10:東京第五検審では、小沢検審の間、審査員・補充員は44名が選ばれたはずだ。議決に至るまで、不可思議なことやありえないことが多数報道された。44名が存在したら、「事実はこうだ」と声を上げる者がいるはずだが、その声はない。
疑惑11:小沢検審直前の2009年4月に、東京第五検察審査会という職員2人の小事務局が新設され、そこで小沢事件が議決されたことも単なる偶然と考えていいのだろうか。
疑惑12:「別の小沢案件(2007年分の記載ずれ)」が東京第一検審に申し立てられ、一回目審査で「不起訴相当」になった。議決に加わった平均年齢は50歳。第五検審に申し立てられた分だけが2回とも「起訴相当」になったことも不可解だ。発表された平均年齢にも疑惑がある。

<皆様、こんなに多くの疑惑をどう説明しますか>
審査員が実在し、審査会議が開かれていたら、ここまで沢山の疑惑は出てこないと考えます。
皆様はどう考えますか?

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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