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7月19日 野田首相・最高裁「斉藤検察官、検審不出頭発覚」で大慌て!森議員の再度追及恐れ、参院予算委員会急遽中止!

<東京地方検察庁はよくぞ「出張管理簿」を全面公開してくれた>
7月5日、I氏とともに東京地方検察庁を訪れ、検察官の出張管理簿(2010年4月~10月4日)を閲覧した。
出張管理簿の「注意書き」を見て驚いた。
注意書き
「本書は交通費を要しない在勤地内、旅費請求によらない在勤地内及び100キロメートル未満の出張について、出張日毎に作成の上、すみやかにに総務課に提出する。」
法務省刑事局は、以前森ゆうこ議員に以下の嘘の回答をしている。
「東京地方検察庁に所属する職員が東京地方裁判所内の検察審査会に業務で出向いた場合、両庁舎間の距離が近距離であり、旅費の支給対象とならないことから、出張扱いとはしておらず、いわゆる出張記録は作成しない取扱いとなっております」
(森議員質問に対する回答.pdf)
出張管理簿を繰っていてさらに驚いた。
佐久間達哉部長、堺徹部長、斉藤隆博副部長(検察官)が、徒歩で東京地裁に赴いた記録が開示されている。
(検察幹部の出張管理簿.pdf)
ところが、斉藤隆博検察官が、2回目審査の審議期間8月1日~9月14日の間に検審(東京地裁)に赴いた記録はない。読売新聞10月6日付記事だと、「9月上旬(9月6日?)に検審に行って説明した」とあるが。(9月6日の出張管理簿.pdf)
この出張管理簿は、「斉藤検察官が議決前に検審に説明に行っていなかった」という動かぬ証拠だ。
それでも、「説明に行った」というなら、他の証拠を出さなければならない。

<森ゆうこ議員、参院予算委員会で電光石火の追及>
7月9日午後、検察庁に再び出向き、253枚の全出張管理簿のコピーをもらった。
その足で、森ゆうこ議員に会い、出張管理簿を見せ、一部始終を報告した。
森ゆうこ議員の動きは速い。
翌日7月10日の参院予算委員会で、法務省刑事局稲田伸夫局長を国会に呼び追及した。
https://civilopinions.main.jp/2012/07/713/
予算委員会の模様はNHKテレビでも中継された。
ついに、全国に「検察官不出頭」が明らかにされた。
森議員は集中審議を要求した。
法務省刑事局は、これ以上嘘をついて、「斉藤検察官は議決前に検察審に説明に行った」とは言えなくなった。
検察審査会(=最高裁)をもう庇えないだろう。

<斉藤検察官は、検審出頭問題について真実を語れない>
私の知人が以下の情報をくれたことは以前報告した。
『2010年9月28日、斉藤検察官に検察庁で会った。その時斉藤検察官は「これから検察審査会に説明に行く」と言っていた。』。
その知人からまた新しい情報をもらった。
『最近、斉藤検察官と会って話す機会があった。斉藤氏に「議決前に説明に行ったのか」と聞いたところ、「もうその話は勘弁してくれ」と言って答えてくれなかった。斉藤氏は近いうち転勤のようだ。斉藤氏は優秀で、よい人だ。』
斎藤検察官はこの件では全くの被害者だ。
検審事務局(=最高裁)から出頭の依頼がないから説明に行っていないだけだ。
「9月上旬に説明に行った」など報道され困惑していると思う。
斉藤検察官を証人喚問すれば、一発で説明に行かなかったことが明らかになる。

<7月17日の参議院予算委員会が急に中止になった>
森議員は7月17日に再度「斉藤検察官不出頭問題」を追及する予定だった。
ところがこの予算委員会が直前になって中止になった。
森議員は「直前の中止は前代未聞のこと」と言っておられた。
検察審査会(=最高裁)は「斉藤検察官不出頭」発覚で大慌てだろう。
野田政権も、小沢起訴議決のイカサマがばれるとさらに窮地に追い込まれる。
野田政権は防御のしようがなくなり、姑息な「中止」という手段に出た。

一連の最高裁スキャンダルが明らかになるまであとわずか。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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