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日本国民は犯罪的国家機関・最高裁に裁かれている(シンポジウム「裁判所は本当に駆け込み寺か?」の動画公開)

 2月28日、『最高裁をただす市民の会』主催にて、『裁判所は本当に駆け込み寺か?(裁判をやらず国政を推進する最高裁)』と題した講演会・シンポジウムを開催した(講演案内)。後記の4人が講演の後、参加者を交えた活発な議論が展開された。なお、『日本司法の逆説(最高裁事務総局の「裁判しない裁判官」たち)』(五月書房)を著わした西川伸一明治大学教授も参加され、貴重なご意見を述べられた。
 以下の講演動画を見て頂きたい。
  動画その1
   生田暉雄講演:     2分50秒~
   志岐武彦   :    59分50秒~
   吉竹幸則   :1時間23分40秒~
   黒藪哲哉   :1時間47分50秒~
  動画その2
講演者(パネラー)の紹介
生田暉雄:元大阪高裁判事。弁護士。最高裁事務総局の裏金疑惑を追及。東京地裁に提訴。著書『裁判が日本を変える』(日本評論社出版)等。
志岐武彦:「最高裁をただす市民の会」代表。小沢一郎検察審査会架空議決疑惑で最高裁を追及。著書『最高裁の罠』(k&k)、『一市民が斬る!!最高裁の黒い闇』(鹿砦社)。
吉竹幸則:元朝日新聞記者。フリージャーナリスト。朝日新聞時代に無駄な公共事業・長良川河口堰のウソを暴く。退職後、記事掲載などをめぐり朝日新聞社を提訴したが、最高裁のデッチ上げ判決で敗訴。著書『報道弾圧』(東京図書出版)等
黒藪哲哉:フリージャーナリスト。新聞社の「押し紙」追及の第一人者。読売新聞と4件の裁判を争う。著書『「押し紙」という新聞のタブー』(宝島新書)、『電磁波に苦しむ人々』(花伝社)等多数。
講演の要旨
生田暉雄氏の講演要旨(生田暉雄講演レジメ)
①第2代最高裁長官・田中耕太郎が、砂川事件の最高裁判決において、アメリカとの密約に従い、一審判決をひっくり返した有罪判決を下したことが、最高裁が国政を推進する裁判を行うようになった始まりである。 その後、日本は対米従属が酷くなるばかりである。この田中耕太郎の行為は、国家公務員法違反、背任罪等の犯罪である。
②その後、最高裁事務総局は、国政を推進するために必要な「裁判官のヒラメ化」を推進してきた。
その手段とはいかなるものか
・青年法律家協会〈若い法曹による研究団体〉を圧迫し、潰した(ブルーパージと呼ばれる)。
・転勤による圧迫(地方を転々と回される)。
・昇給・昇進を遅らせることでの圧迫(任官21年目から昇進・昇給に大きな差をつける)。
③最高裁のウラ金疑惑について
任官21年目の裁判官が全員昇給する予算を組み、実際は3割程度しか昇進・昇給させず、余ったお金をウラ金にしている疑惑
④裁判官を増やさず、処理件数を競わせる(忙し過ぎてまともな裁判ができない。和解を奨励)。
志岐武彦の講演要旨(志岐武彦講演レジメ)
①最高裁が検察審査会のすべてを管理している。
②小沢一郎検察審査会で矛盾だらけで、不可解な起訴議決発表を行い、検審架空議決疑惑が浮上した。
③市民が膨大な調査を行った結果、架空議決である根拠を明らかにした。
④この架空議決は、最高裁の謀略によるもので、最高裁事務総局、検察審査会事務局、東京地裁の犯罪(背任罪、詐欺罪、虚偽公文書作成、横領罪など)によってなされたものである。
吉竹幸則氏の講演要旨(吉竹幸則講演レジメ)
①長良川河口堰は不要で、全く無駄な公共事業であった。
②朝日新聞勤務時代に、そのことを記事化しようとしたが、上層部に拒否された。
③拒否されたことに抗議すると、ブラ勤となった。
④退職後、報道弾圧と不当賃金差別で、朝日新聞を提訴したが、司法(地裁、高裁、最高裁)は、建設省、朝日新聞側に立ち、でっち上げ等で訴えを退けた。
黒薮哲哉氏の講演(講演レジメ)
①携帯電話の普及にともない携帯基地局が多く設置され始め、回りの住民が電磁波被害を受けるようになった(新たな公害)。
②九州各地で携帯基地局の撤去を求める裁判が起こっている。
③NTT等は、政党・政治家に多くの献金をしており、総務省出身者や最高裁関係者の天下りを受け入れていている。
④住民側がいずれも敗訴している。最高裁がヒラメ裁判官を配置移動(?)させて行政側、企業側を勝たせているようである。
ここに、司法(特に最高裁)の恐るべき実態が明らかにされたのである。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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