2014年8月のブログ記事

8月27日 「一市民を名誉棄損で提訴した森裕子前参院議員が痛恨の完全敗訴で控訴断念」(「財界にいがた」9月号)

 「財界にいがた」9月号が「森裕子vs志岐武彦裁判」の判決確定を報じた。
 「財界にいがた」9月号.jpg
 「一市民を名誉起訴で提訴した森裕子前・参院議員が痛恨の完全敗訴で控訴断念」PDF 
 
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   電話:025-286-5811  FAX:025-287-1802
  
 なお、「財界にいがた」では『小沢一郎を強制起訴に追い込んだ検察審査会と最高裁の闇』と題し集中連載をした。

4月号『第1回 森裕子・前参院議員はなぜ一市民を名誉棄損で提訴したか』
※上記4月号に掲載された「森裕子氏の主張」は嘘や歪曲された記述が多いので、8月15日の拙ブログに私の反論を掲載した。
 『「財界にいがた」に回答した「森裕子氏の主張」はあまりに嘘が多い。しかし、その嘘は裁判所には全く通用しなかった!』
 http://civilopinions.main.jp/2014/08/815_2.html

5月号『第2回 森裕子裁判の被告が主張する「民主党代表選30分前の起訴議決は"架空議決"だった』
6月号『最終回 最高裁と会計検査院の"架空議決"隠蔽工作を暴く』

2014年8月27日|個別ブログ記事

8月25日 最高裁は国民を巧妙に騙す!「検察審査会Q&A」の中に、誰も気づかぬ一文変更!

 <偶然、「検察審査会Q&A」の一文が書き換えられているのを発見!
 
 7月18日、東京地裁で、「森裕子vs志岐武彦裁判」の判決があり、私達は「原告の請求のいずれも棄却する」という完全勝訴の判決を聴いた。
 その帰り際、東京地裁裏玄関のロビーに設置された棚に、「検察審査会Q&A」が置いてあるのを見つけた。私達はそれを数冊持ち帰った。 その後、この「検察審査会Q&A」とこれまでに得た小沢検察審情報とを対比検討する作業を始めた。検討した結果はhttp://civilopinions.main.jp/2014/08/823a.htmlに記した。
 私は、検討作業の中で、持ち帰った「検察審査会Q&A」を数冊めくっているうち、とんでもないことに気づいた。一か所だけ記述の異なるパンフレットが混じっていたのだ。

 「事件審査の手順は?」の項の最終2行で、「起訴議決をするときは、あらかじめ検察官の意見を聴かなければなりません」と書かれたものと、「起訴議決の前には、検察官に意見を述べる機会を与えなければなりません」と書かれたものの2種類の存在が確認できた(「検察審査会Q&A」旧版「検察審査会Q&A」新版)。偶然の発見だった。

 以前小沢起訴議決直後に、私が入手した「検察審査会Q&A」を見直してみると、「起訴議決をするときは、あらかじめ検察官の意見を聴かなければなりません」の記述になっていたので、そのように書かれているものが旧い版で、「起訴議決の前には、検察官に意見を述べる機会を与えなければなりません」の記述があるものが、新しく作られた版なのだろう。
 最高裁は、この一文を変えるために新しい版を作成したとみられる。だが、最高裁はこの変更を各検察審査会事務局にも伝えていないので、旧版と新版が一緒の棚に置かれる事態が発生したものと思われる。

 「あらかじめ検察官の意見を聴かなければなりません」という説明が間違っているわけではない。「検察官に意見を述べる機会を与えなければなりません」に替える必要はないように思う。審査員や国民に制度を正確に伝える記述としては、前者の方が適切である。

 
 何故最高裁はこの一文のみを書き換えたのか?このことについて考えてみたい。

 <審査員がいて「あらかじめ検察官の意見を聴かなければなりません」と教えられれば、検察官説明なしの"起訴議決"はない>

 「市民が掘り起こした最高裁の闇」の2.を参照頂きたい。
 以下の2つの情報を得たことでそれに基づく私の判断を示した。
① 東京地検から出張管理簿を取り寄せ、検察審査員に対する説明を担当したとされる斎藤隆博検察官の出張記録を確認したところ、斉藤検察官が9月14日以前に検審のある東京地裁に行ったとする記録はなかった。
② 森裕子前議員のブレーンだった民間人のⅩ氏から次のような話を聞いた。
『 9月28日、東京地検庁舎の1階で斉藤検察官に会った。その時斉藤検察官は「これから検審に小沢さんの不起訴理由の説明に行く」と話した。また、検審から帰ってきた斉藤検察官が周囲に「検察審査員からは何の質問もなかった」と不審そうに語った話も聞いた。9月28日といえば、起訴議決がなされた後だが、斉藤検察官はそれを知らされずに説明に行ったのではないか。だから私達にも躊躇なく話したと思う。彼は間違いなく起訴議決前に説明に行っていない。』
 この2つの情報から私は以下の判断をした。
 もし審査員がいたら、その審査員は「起訴議決するときは、あらかじめ検察官の意見を聴かなければなりません」と定められているから、9月14日までに斎藤検察官を呼ぶことができない場合、代わりの検察官に説明してもらうか、議決日を延ばして斉藤検察官の説明を受けてから議決するかのどちらかを選ぶはずである。審査員がいたら検察官の説明なしに9月14日に起訴議決することはありえない。小沢検察審で9月14日に起訴議決したというなら、それは架空議決ということになる。
 

 <「起訴議決の前には、検察官に意見を述べる機会を与えなければなりません」となると、異なる解釈が可能>

 検察審査会法41条は「検察審査会は起訴議決するときは、あらかじめ、検察官に対し検察審査会議に出席し意見を述べる機会を与えなければならない」となっている。「検察官に意見を述べる機会を与えなければなりません」は、検察審査会法41条の後半部分を引用したとみられるが、「検察審査会議に出席し」のフレーズが外された。単に「検察官に意見を述べる機会を与えなければなりません」なら、「レポート等で意見を述べてもよい」という解釈も可能である。
 実際、Ⅹ氏は以前私に「斉藤検察官が起訴議決後に説明に行ったことがばれて、最高裁は慌てだした。"事前にレポートを出させて議決後に説明に行った"などと議員に説明したようだ」と私に語った。
 最高裁は、検察官の説明が起訴議決後になったのは、事前にレポートを出していたから問題はないと言い逃れたかったようだ。そして、最高裁は、審査員がそのような判断をしたと思わせたいため、こっそりパンフレットを「検察官に意見を述べる機会を与えなければなりません」と変更したと思われる。
 この変更こそ、斉藤検察官の件が問題になってからこっそり行われたに違いない。

 
 最高裁は、小細工をして架空議決をごまかそうとしてきた。
 やっていない(開催していない)ことを、やっていた(開催していた)如く見せかけるのは難しい。
 多くのアリバイ作りが必要である。ところがそのアリバイを作れば作るほど、矛盾が生じる。どんどんボロを出しているのだ。

2014年8月25日|個別ブログ記事

8月23日 最高裁作成「検察審査会Q&A」で小沢検審"架空議決"を検証!

 東京地区の検察審査会事務局が置かれている東京地裁のロビーには「検察審査会Q&A」パンフレットが置かれている。4つ折り、裏表併せ8コマの構成で、検察審査会制度について分かりやすく説明されている。
 表紙に「最高裁判所」とあり「最高裁判所」が発行していることが分かる。最高裁判所が検察審査会制度を国民にどのように説明しているか興味深い。
 小沢検察審で行われたこととパンフレットに書かれた内容を対比してみると、小沢検審架空議決が浮き彫りになってくる。
 「検察審査会Q&A」の上にピンクの台紙を貼りコメントを書いてみた。
 「検察審査会Q&A」で架空議決を検証


 個々の内容について以下に説明する。

<「裁判員制度とはどこが違うの?」「検察審査会はどこにあるの?」(①)>

◎ 「審査会議は月に1~2回(全国平均)」
 2010年10月4日議決発表の翌日・翌々日の読売新聞・朝日新聞記事を見て頂きたい。
 読売・朝日議決報道記事 
 「9月に入ってからは、平日に頻繁に集まり審査を行った」とある。
 9月8日に「これから審査が本格化する。議決は10月末の公算」とリークしていながら、6日後の9月14日に議決した言い訳であろう。
 しかし、検察審査会のため、平日頻繁に集まって早く審査を終わらせようと考える審査員は何人いるのだろうか。また、たとえその気持ちがあったとしても、平日頻繁に集まれる若い人達は何人いるのだろうか。バカげたリークをするものだ。記事にした読売も朝日もどうかしている。
 検審関係者が、審査員がいないのをごまかすため、嘘のリークをしたとしか考えられない。
◎ 「検察審査会は全国に165か所設置されており、全国の地方裁判所と主な地方裁判所支部の中にあります」
 各地の地方裁判所を使って直接管理監督していることが分かる。実際検察審査会の経理業務は一切地裁の経理が行っている。


 <「検察審査会制度とは?」「検察審査員・補充員の選定」「旅費・日当の支給は?」(②)>

◎ 「検察官が事件を不起訴にしたことの良しあしを審査する」とある
 新聞報道によると、検察は60人体制で小沢捜査を行い、その捜査費用も30億円を使ったが不起訴処分になった。ところが、議決書では、検察捜査のどこが悪かったのか、検察の判断のどこが間違っていたのかということには何も言及していない。専ら「小沢はクロ」と決めつけているのである。素人が、どうして「小沢がクロ」と判断できるのか不思議である。
◎ 100人から10ないし12人を選ぶのに何故くじ引きソフトに替えなければいけないのか?
 従前は、ガラガラポン抽選器を使って審査員を決めていた。抽選には、検事1人と判事1人が立ち会うルールになっている。年4回しかこのくじ引きを行わないのでガラガラポン抽選器で充分であり、公正で確実な方法である。ところが、最高裁側から見ると、ガラガラポン抽選器では審査員選定にイカサマができない。
 そこで、イカサマができる審査員ソフト(審査員候補者名簿にない人を手入力で加えられる)を開発し、東京第五検審に使わせたのである。
◎ 「任期は6か月で、3か月ごとに半数が入れ替わります」とあり、これが審査員ゼロに出来ないネックだったが...
 既存の検察審査会だと、途中から審査員を選ばないようにすると、3か月前に就任した審査員に気づかれてしまう。そこで、最高裁は、新しい検察審査会を作ることに決めた。
 その計画が発表されている。市民が掘り起こした最高裁の闇の6.をご参照下さい。
◎ 「検察審査員が検察審査会議に出席した場合には、旅費・日当等が支払われます(口座振込)」はどのように誤魔化したか
 検察審査会と東京地方裁判所は多量の日当旅費請求書を創作し、それに基づき出金実績を作った。審査員がいないのだから、振込口座を細工し検審関係者の関係先にお金は振り込まれたものと思われる。
 詳細は市民が掘り起こした最高裁の闇の3.及び4.と「架空議決の根拠」証拠資料」の添付2をご参照ください。


<「守秘義務って何?」「法律知識がなくても検察審査員の仕事はできる?」「事件審査の手順は?」(③>

◎ 「検察審査員・補充員が会議の模様などを外部に漏らすと法律により処罰されることがあります」とあるが、「検察審査員・補充員を経験した感想などを話すことは差し支えありません」
 小沢検審では審査員・補充員は44人が存在するはずだが、1人も感想を述べる人が出ないのが不思議だ。
◎ 「検察審査員の仕事は、検察官のした不起訴処分が国民の常識に合致していることか否かを判断することですから、法律的な専門知識は不要です。」 
 政治資金規正法などの知識は全くないのだから、国民は、検察官がした不起訴処分に対しての常識など持ち合わせていない。このような事件で素人に起訴・不起訴を決めさせること自体に問題がある。
◎「起訴議決をするときは、あらかじめ検察官の意見を聴かなければなりません」 審査員のみならず、国民にも、「議決前の検察官説明が必須であること」はっきりさせている。
 ところが、市民が掘り起こした最高裁の闇の2.の通り、議決前の説明が出来ていない。検察官の説明がなく、議決されることはない。これができたということは架空議決以外の何ものでもない。

 なお、新しいパンフレットでは、この文言が書きかえられている。この問題については次回のブログで説明する。

2014年8月23日|個別ブログ記事

8月15日 「財界にいがた」に回答した「森裕子氏の主張」はあまりに嘘が多い。しかし、その嘘は裁判所には全く通用しなかった!

 <森祐子裁判の判決確定>
 
 異例の森裕子スラップ(恫喝)訴訟は7月18日森氏の完全敗訴の判決が出た。
 8月5日控訴期限を迎えたが、森氏は控訴せず、裁判所から判決確定証明書がでた。
  判決確定証明書
 私や家族を物心両面で苦しめた森裕子裁判がやっと終わった。まだその傷は癒えない。


<森祐子氏は判決前に提訴理由をどのように説明していたか>

 「財界にいがた」が「小沢一郎強制起訴に追い込んだ検察審査会と最高裁の闇」の短期集中連載をした。「財界にいがた」記者が、初回「森裕子・前参院議員はなぜ一市民を名誉棄損で提訴したのか」掲載にあたり、森裕子氏に対し、何故志岐氏に対し内容証明郵便等を送付するなど事前に警告することもなく提訴に踏み切ったかなど、一連の経緯を尋ねた。
 森氏はメールで回答を寄せた。「財界にいがた」は4月号にその回答を「森裕子氏の主張」としてそのまま掲載した。
 森裕子氏の主張

 掲載された「森裕子氏の主張」を読んで怒りが込み上げてきた。嘘が多すぎる。嘘に勘違いもまじっているのであろうが、意図的に志岐をとんでもない人間だと思わせる作文である。
 私をよく知らない人が読むと、志岐は、大嘘つきで、妄想家で、性格の悪い人間だと思うのは必定である。前国会議員でありこれからも国会議員を目指す人が嘘などつかないと思うだろうから一般の方の認識は致し方ない。
 

 「森裕子氏の主張」の中に赤線を引いた①~⑨の記述は嘘あるいは事実誤認も甚だしい内容であった。これら記述に関し、事実関係と私の反論を以下に示す。

<① 森ゆうこは、「捏造捜査報告書のインターネット流出」という刑事事件の首謀者である>
 8月11日拙ブログで「捏造報告書を流出させたのは森前議員側だった」と書いたが、森氏が直接ネットに流出させたとは書いていないし、森氏が流出にどのように関与したかについても書いていない。このブログ記事を読んで、「森氏は刑事事件の首謀者」と思う人はまずいない。裁判所も「原告が主張するような印象を与えることはない」としている。森氏が言いがかりをつけてきたと思われる。

<② 志岐氏が事実無根の悪質なデマを執拗に拡散していることに対して...>
 私は森氏に関するデマを作って拡散しなければならない理由はないし、もちろんデマを流した覚えもない。森氏は、「Ⅹ氏がロシアサーバーに流した」と書いたことを事実無根の悪質デマと言っている。私は、Ⅹ氏から直接「ロシアサーバーを通し八木啓代氏に流したのは私です」と聞き、さらにサンデー毎日鳴海崇記者から「"俺がロシアサーバーを通して流した"とⅩ氏が言っているのは事実です」と書かれた長文メールをもらったことから、このことをブログに書いた。このことはデマではない。「事実無根の悪質なデマを執拗に拡散している」の表現こそ、私に対する誹謗中傷であり名誉棄損に当たる。

<③ 私をはじめとする関係者は何度も抗議や警告を行い...直接会って助言する人もいました>
 森氏から直接抗議や警告を受けたことは一度もない。共通の知人が「裁判になったら志岐さんが負ける。サンデー毎日鳴海記者も裁判所でメール内容を否定する証言をするようだ。早く謝った方がよい。」と電話をかけてきたが、この知人とも電話のみで直接会っていない。森氏は今年の3月5日、その知人に電話を架けてきて、森氏に恨みを持っていたことを示す志岐の発言を聞いたと陳述書に書いてくれないかとしつこく迫ったそうだ。知人によると、その電話は45分にも及んだが、「事実でないことを書くことはできない」と断ったそうである。
 森氏は、著作本の出版記念会の壇上で志岐のことに言及したことや、ブログやツイッターでの自らの発信も抗議・警告と捉えているようだ。しかし、これらの一連の森氏の発信は多数の第三者に向けたものであるから抗議・警告ではない。これらの発信には「志岐氏は作り話を拡散し...」「ブログを読んでも全て憶測である」などありえないことを並べ立てている。インターネット上でこれらの発信をされたことにより、私は「妄想家」「変質者」にされてしまった。

<④ 実行犯と名指しされたⅩ氏が志岐氏に送付した内容証明を受け取り拒否したばかりでなく、...>
 受け取り拒否と違う。2013年8月13日の森氏のブログには「訂正謝罪しない場合は法的措置を講じるとの内容証明郵便を既にⅩ氏が発送した」と書かれていた。8月15日、Ⅹ氏から配達証明郵便が配達されたが、私はその時不在で、持ち帰ったとの配達人のメモがあった。私は内容証明郵便だったら再配達してくれるものと思いそのまま放置した。後日郵便局に確認したところ、再配達をせず8月23日に「不在のため配送できなかった」との書面を付けⅩ氏に戻したとの説明を受けた。
 事実を書いただけで罪になることはないし、もちろん訂正や謝罪することもないので、私は拙ブログに「訂正もないし、謝罪することもない」と書いた。森氏のブログ通りであれば、Ⅹ氏は提訴してくるはずだが、今もってⅩ氏の提訴はない。また、2014年2月25日の口頭弁論で、森側代理人が「次回口頭弁論日の4月18日までにⅩ氏の陳述書を提出する」と発言したが、結局陳述書も提出されなかった。Ⅹ氏がロシアのサーバーに本当に流していないのなら、私を訴えたはずだ。また裁判所に陳述書も出したはずだ。これらの手段をとらなかったということは、Ⅹ氏も森氏も、「Ⅹ氏(森側)が流したこと」を認めたようなものだ。Ⅹ氏の配達証明郵便送達も、森氏の「Ⅹ氏が内容証明郵便を既に発送した」のブログ記事掲載も、「Ⅹ氏は流していない」と世間に思わせる手だったと考えられる。
 裁判の決着がついたが、今回の裁判では、捏造捜査報告書がどのような目的で、どのようなルートで流出されたかを明らかにすることは出来なかった。今後はこのことも追及していきたい。

<⑤ ある記者の私信を本人に無断で公開する...>
 サンデー毎日鳴海崇記者の志岐宛メールを会社名、本人名を伏せて一時的にブログに掲載したことを指す。その間の経緯を以下に説明する。
 2013年5月21日、鳴海氏から『「俺がロシアのサーバーに流した」とⅩさんが言ったのは事実です』などと書かれた長文のメールをもらった。ところが、11月8日その鳴海氏から突然メールが来た。「森さんが志岐さんを訴えた。裁判で志岐さんに協力するつもりは全くない。森氏側から裁判での説明を求められれば、"メール内容は全くの推測で書いた。事実誤認だった。Ⅹ氏本人からもそのような話を直接聞いていない"と説明する。」などと書かれていた。裁判所で前言翻した発言をされるとたまらないので、鳴海記者からの5月21日メールを会社名、本人名を伏せて拙ブログに短期間掲載した。ところが、その鳴海記者は、2014年4月8日に、11月8日メール予告の通り、裁判所に陳述書を提出した。陳述書には「志岐さんは"以前からⅩ氏が流した"と言っていた」(Ⅹ氏による捏造捜査報告書流出は私には思いもよらないことで、そのようことを言うはずがない)「Ⅹ氏から聞いてもいないのに、志岐さんの興奮を抑えるため、『"俺がロシアのサーバーに流した"とⅩさんが言ったのは事実です』という嘘のメールを送った」などと書かれていた。鳴海氏は、理解しがたい理由をつけ、過去に書いたメールの内容を前面否定した陳述書を提出した。森氏に頼まれてのことだろうが、情けないと思う。

<⑥ 志岐氏とは特別親しいわけでもなく....私が彼に陸山会事件の調査を依頼したり、相談をしたことはありません>
 森氏は裁判所に提出した上申書にも「署名簿を提出した時に志岐氏を議員会館の自室に通したが、それ以外は自室に通したことはない。議員宿舎にまで資料を送りつけてきた」などと書いている。

 「それ以外は議員会館の自室に通したことはない」とはなんと上から目線の発言であろうか。ところがこの発言も大嘘なのである。森氏の自室で森氏と打合せしたのははっきり覚えているだけで以下の3回である。
・1回目:2011年 4月14日 7000筆の請願署名簿を議員会館の森氏の部屋に持参した。
・2回目:2012年4月23日元外交官・天木直人氏らと一緒に小沢一郎議員のFCCJ講演をお願いに、森氏の部屋を訪れた。そこで小沢氏の講演出席依頼や、「森議員のFCCJ記者会見プロポーザル」(英文)を作成した。
・3回目:2013年7月9日、森氏から「国会質問するので、入手した出張管理簿がほしい」との依頼があり、検察庁から入手した「検察官出張管理簿」253枚を森氏の部屋に届けた。そこで、森氏の質問に答えた。この時、森氏サイン入りの「検察の罠」をもらった。

 森裕子氏の議員会館事務所に何度も資料を送ったのは事実。宿舎の住所は知らないのだから宿舎には送りようがない。これも嘘。2012年3月関熊秘書から、「志岐さんが送った資料は必ずファイルするよう森議員から指示されている。議員がそのファイルから直接持っていってしまって抜けた資料があるのでそれをもう一度送ってくれないか」と頼まれた。当時森事務所が私の資料を貴重な情報として扱っていたことがうかがえる。

 2011年1月18日森氏から「いつ吉田審査補助員が就任したのか確認できないか」と自宅に電話があった。私は図書館で関連の新聞記事を捜し、その記事コピーを森氏に提供した。それ以降、森氏の要請には何度か協力してきた。森前議員とは議員会館以外の場所でも何度も会っている。電話、ツイッタ―、ダイレクトメッセージ、メールなどで何度も情報交換をした。

<⑦ 「最高裁の罠」を出版するにあたり、巻末への寄稿や帯に載せる推薦文についての依頼を私の事務所宛に何度も頂きました>
 帯に載せる推薦文を頼んだが、巻末への寄稿は頼んでいないし、何度も依頼したというのも嘘。森氏から依頼を断られた事実もない。森氏が最高裁を本気で追及しないことがはっきり分かったので、私の方が森氏から帯用の推薦文をもらうのを止めた。

<⑧ 参議院選挙の前のことです。....私にも一方的にメールで送りつけてきておりました
 2013年6月15日、一緒に活動している石川克子氏から、「森氏から長電話があり、志岐さんの悪口を並べ立てた挙句、志岐さんの自分へのネガキャンをやめさせてほしいと頼まれた」と連絡が有った。私は、6月16日メールで、森氏のネガキャンなどやった覚えがないこと、森氏が最高裁を追及しなくなったことなどを事実で示して指摘し不満の意を伝えた。一方的なメールとは、このメールのことを指している。
 森氏からこのメールに対し返事や連絡も一切なかった。石川克子氏は、森氏に「志岐さんの指摘に答えるべき」と伝えたが、「なんで一々そんな返事をしなきゃならないんですか!」と一蹴されたとのことである。

<⑨ 会ってもいないのに会ったと言ったり、言ってもいないことを言ったと主張したり、自分の推測から作り上げた話を執拗に拡散する志岐氏の言動から...>
 私はこのようなことを他の人から言われたことはない。もちろん、このように書かれる言動を取ったことはない。しかし、副大臣にもなった有名元政治家にこのような内容を発信されれば、私は完全に妄想家、変質者にされてしまう。森氏はそれを狙ったとしか考えられない。なんとあくどいやり方なのか。

<⑩ 今後の裁判を見守って頂ければ幸いです>

 これが余裕を見せた(?)森裕子氏の結びの言葉である。

2014年8月15日|個別ブログ記事

8 月7日 森裕子前参院議員が市民を訴えた異例の裁判、森氏の完全敗訴が確定!

 <森裕子氏は控訴できず。判決は確定した>
 
 8月6日、本裁判の被告訴訟代理人山下幸夫弁護士から連絡があった。
 「8月5日が原告側の控訴期限だったが、森氏からの控訴が無く東京地裁の判決が確定した」
 フリージャーナリスト黒薮哲哉氏の表現を借りれば『横綱が立ちあいに平幕力士の張り手を受けて、「腰砕け」であっけなく土俵に崩れ落ちたならば、引退を勧告されかねない。』
(MEDIAKOKUSHO http://www.kokusyo.jp/ の8月7日記事参照)


 <裁判所の判決>

 森裕子‐志岐武彦裁判判決文判決文別紙1~5
 

 <裁判官は「森裕子の主張」の全てを認めず>

 東京地方裁判所民事第16部 土田昭彦、茂木典子、神永暁裁判官は、「森裕子の主張」を全て認めず、「原告の請求のいずれも棄却する」との判決を下した。

 判決文の中で、3つのブログ記事毎に「原告の主張」についての「裁判所の判断」が記載されているので、その部分を抜粋する。
 裁判になるような訴えではなかったということだ。これでは、森氏は控訴のしようがない。森氏が市民に因縁をつけてきたが、裁判所がそれを見抜き棄却したということか。

 
 <3つのブログ記事に対する「当裁判所の判断」抜粋>

2 記事1(7月29日ブログ)について

(1)本件記事1の内容
  原告が、従前は、本件起訴議決が架空のものであるとして、非公式に最高裁判所を追及していたこと、ところが、捏造報告書が八木に届けられると、原告が、小沢の無罪判決を早期に得るために、本件起訴議決が検察官の捏造報告書による誘導に基づくものであると言い出し、最高裁判所に対する追及をしなくなったことが事実として摘示され、これらの事実を踏まえて、原告が最高裁判所に屈したのではないか、原告が、疑惑だらけの検察審査会に蓋をし、本件起訴議決を検察のせいにして幕を引いたとの被告の評価ないし意見が記載されていると認められる。
(2)「原告の主張」その1に対する「裁判所の判断」
・「原告の主張」その1
 原告は、本件記事1の記載⑤において、小沢の無罪判決を得るために原告が最高裁判所と裏取引をし、また、それが真実でないことを知りながら、検察官が捏造報告書により検察審査会の審査員を誘導したというストーリーを原告が流布させたとの事実が摘示されていると主張する。
・「裁判所の判断」
 最高裁判所との間で何らかの取引行ったことを窺わせる記載はないし、検察官が捏造報告書を作成して検察審査会の審査員を誘導したというストーリーを原告が流布したことを窺わせる記載もないから、記載⑤において原告が主張するような上記事実が摘示されていると認めることはできない。
(3)「原告の主張」その2と「裁判所の判断」
・「原告の主張」その2
 原告は、本件起訴議決が架空のものであるとして原告が最高裁判所を追及していたとの記載が、本件記事1を閲覧する者に対し、原告が通常では考えられない荒唐無稽なストーリーに沿って最高裁判所を糾弾していたとの印象を与えるものであるから、原告の社会的評価を低下させると主張する。
・主張その2に対する「裁判所の判断」
 確かに、本件起訴議決が架空のものであるということ自体は容易には想定し難い事態ではあるものの、本件記事1を見ても、そのような事態がおよそあり得ないことであるというような記載はなく、かえって、被告が一定の説得力を持つと考えているものとして記載されていることが認められる
 そして、原告自身も、平成23年6月頃に自らがまとめた検察審査会調査報告書においては、「審査員は本当に存在したのか?」、「審査会は本当に開催されたのか?」、「幽霊審査会ではないのか?????」などと記載し(乙10)、月刊日本の平成24年12月号においては、「検察審査会は完全な密室と言っても過言ではないほど、その情報を出しません。それゆえ、検察審査会については、どんなラディカルな仮説も成り立つという状況です。ただ私は、「審査員は存在しない」「検察審査会開かれなかった」とまで断定するのは難しいと考えています。」と述べ(乙42号証)、平成25年7月26日に開催された講演会でも、「私は全て、えー、志岐さんのあの組み立てた理論を否定しているわけではなく、証明するのが難しいと申し上げているわけでして、」と述べており(乙1)、本件起訴議決が架空のものであるということを必ずしも荒唐無稽なものと評価しているわけではないことをも考慮すれば、本件記事1における上記記載が、その一般の閲覧者に対して、原告が通常では考えられない荒唐無稽なストーリーに沿って最高裁判所を糾弾していたとの印象を与えるということはできないし、原告を貶めるような印象を与えるということもできないから、これによって原告の社会的評価が低下したということはできない。
(4)記事1に関し、その他の「裁判所の判断」
・「裁判所の判断」
 本件記事1のうち、原告が、小沢の無罪判決を早期に得るために、最高裁判所に対する追及をしなくなったと記載されている部分及び被告の評価ないし意見が記載されている部分は、原告につき否定的な事実や評価等が記載されていると理解する余地もある。
 しかし、最高裁判所に対する追及を止めることが小沢の無罪判決に結びつくということは容易に想定される事態ではなく、本件記事1においても、そのような関係にあると考えることが一定の説得力を持つものとして記載されているわけではないから、上記のような記載があるからといって、本件記事1の一般の閲覧者に対して、原告が小沢の無罪判決を得るためにあえて最高裁判所に対する追及を止めたとの印象を与えるということはできない。
 しかも、原告は、本件記事1が掲載された当時、国会議員であり、その資質、能力及び行動が政治的又は社会的に厳しい監視と批判にさらされることが避け難い地位にあったのであるから、原告に関して様々な憶測を含めた情報が飛び交うことは容易に想定することができるところ、本件記事1の一般の閲覧者もこのような原告の立場を十分認識していると考えられることからすれば、上記のような否定的と理解する余地のある事実や評価等によっては未だ原告の社会的評価が低下したとまで認めることはできない。

3 記事2(8月11日ブログ)について
(1)本件記事2の内容
 原告が、小沢の無罪判決前までは、非公式に最高裁判所を追及していたが、判決直前に追及先を最高裁判所から検察庁に変えたこと、本件氏名不詳者が、原告の関与の下で捏造報告書を入手し、原告の指示を受けて八木にこれを届けたこと、原告が、捏造報告書の存在を世の中に知らせるため、八木が捏造報告書の件で騒ぎ始めるのと機を同じくして騒ぎ始めたこと、これによって、捏造報告書の存在が世の中に広まり、これとともに、捏造報告書によって検察審査会の審査員が誘導されたという認識も広まったことが事実として摘示され、これらの事実を踏まえて、原告が捏造報告書を流出させて最高裁の犯罪に蓋をした、今すぐやらなければならないのは検審疑惑の解明であるとの被告の評価ないし意見が記載されていると認められる。
(2)「原告の主張」その3と「裁判所の判断」
・「原告の主張」その3
 本件記事2の記載⑨において、上記(1)の原告の指示が国民を騙すためのものであったとの事実が摘示されていると主張する。
・主張その3に対する「裁判所の判断」
 本件記事2には、上記(1)のとおり、原告が、小沢の無罪判決前までは、非公式に最高裁判所を追及していたが、判決直前に追及先を最高裁判所から検察庁に変えた旨の記載はあるものの、その経緯について触れた記載はないし、捏造報告書自体が虚偽のものであるとの記載がされているわけでもなく、原告に国民を騙す意図があったことを窺わせる記載はないから、記載⑨において原告が主張するような上記事実が摘示されていると認めることはできない。
(3)記事2が原告の社会的評価を低下させるか
・「原告の主張」
原告は、本件氏名不詳者が、原告の関与の下で捏造報告書を入手し、原告の指示を受けて八木にこれを届けたとの記載が、本件記事2を閲覧する者に対し、原告が国会議員としての職権を濫用したり、国家公務員法、刑事訴訟法、著作権法等に違反したりした可能性があり、不法な手段を用いてまで小沢に対する第1審での無罪判決を得ようとしたとの印象を与えるものであるから、原告の社会的評価を低下させると主張する。
・「裁判所の判断」
本件記事2には、捏造報告書の入手に原告がどのように関与したかについての具体的な記載はなく、捏造報告書の入手に関与し、これを八木に届けるよう指示したことが国会議員としての職権を濫用yしたり、国家公務員法、刑事訴訟法、著作権法等に違反したりした可能性があることを窺わせる記載もないのであるから、本件記事2における上記記載が、その一般の閲覧者に対して、原告が主張するような印象を与えるということはできない(なお、原告は、第4回口頭弁論期日まで、上記記載Iが上記各法律に違反した可能性があるとの印象を与えるとの主張をしておらず、このことは、原告が主張する上記印象を一般の閲覧者に与えるものでないことを裏付けているとみることができる。)のであり、これによって原告の社会的評価が低下したということはできない。

4 本件記事3(8月17日ブログ)について
(1)本件記事3の内容
  原告が、小沢の無罪判決直前までは、最高裁判所を追及していたこと、被告が原告に対してそのための資料を提供し、原告から被告に対して激励や感謝のメールが送信されたこと、ところが、原告が、同判決直前から意見を変え、捏造報告書があるだけで審査員が誘導されたと決めつけ、最高裁判所の疑惑をそのままにして、審査員はいると言ったことが事実として摘示され、これらの事実を踏まえて、原告が検察による捏造報告書誘導説を広め、最高裁判所の犯罪を消そうとしているように見えたとの被告の評価ないし意見が記載されていると認められる。
(2)「記事3が社会的評価を低下させるか」その1
・「原告の主張」
 本件起訴議決が架空のものであるとして原告が最高裁判所を追及していたとの記載が、荒唐無稽なストーリーに沿って原告が最高裁判所を糾弾していたとの印象を与えるから、原告の社会的評価を低下させる。
・「裁判所の判断」
 このような主張を採用することができないことは、上記2(3)において判示したとおりである。
(3)「記事3が社会的評価を低下させるか」その2
・「原告の主張」
 原告は、本件記事3の記載が、小沢に対する無罪判決を得るために、支持者を裏切るような行動を取ったとの印象を与えるから、原告の社会的評価を低下させる。
・「裁判所の主張」
 本件記事3では、原告が意見を変えたのが小沢に対する無罪判決を得るためであるとの事実が摘示されているわけではないし、原告が小沢の無罪判決直前から意見を変えたとの記載がされているものの、その背景として捏造報告書の存在が指摘されており、この捏造報告書自体が虚偽のものであるとの記載がされているわけでもないから、本件記事3が、何らの根拠もなく原告が意見を変えたとか、支持者を裏切るような行動を取ったとの印象を与えるということはできない。
 なお、仮に、本件記事3が本件記事1を踏まえた記載であるとして、本件記事3においても、原告が、小沢の無罪判決を早期に得るために、最高裁判所に対する追及をしなくなったことが事実として摘示されているとみることができるとしても、最高裁判所に対する追及を止めることが小沢の無罪判決に結びつくということは容易に想定される事態ではなく、小沢に対する無罪判決を得るためにあえて上記のような意見の変更を行ったという印象を与えるものでもないことは上記2(4)において判示したとおりである。


5 したがって、原告の請求は、その余の点について判断するまでもなく、いずれも理由がない
 よって、原告の請求をいずれも棄却することとして、主文の通り判決する。

2014年8月 7日|個別ブログ記事