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7月22日「市民が掘り起こした最高裁事務総局の闇」シンポジウムで伝えたかったこと!

 7月18日「森ゆうこvs志岐武彦裁判」の判決があった。
 その日の夕刻、「志岐武彦さんを支援する会」(最高裁の問題を考える会)主催で、 下記の裁判報告会が開かれた。
 裁判報告会
 第1部 判決の報告:山下幸夫弁護士
 第2部 シンポジウム「市民が掘り起こした最高裁事務総局の闇」
    コーディネーター:黒薮哲哉
    報告者      :志岐武彦、石川克子、熊本美彌子
 判決報告会の動画は後日公開する。

 <「市民が掘り起こした最高裁事務総局の闇」シンポジウム資料>
 第2部 シンポジウム「市民が掘り起こした最高裁事務総局の闇」で配布した資料を公開する。
 市民が掘り起こした検察審査会と最高裁の闇
 ぜひ、お読み頂きたい。
 私達の最後のよりどころであると考えている最高裁が、私達の知らないところで、憲法や法律に違反し、市民であれば犯罪になることを行っていることがわかる。

 <「私達市民が国民に訴えたいこと」の要約>
 小沢一郎議員は、「政治資金規正法違反容疑」で東京第五検察審査会に申し立てられ、2010年9月14日2度目の「起訴相当」議決により強制起訴された。大捜査の末不起訴となった「検察の判断」を、11人の市民が覆したことになる。
 この起訴議決は、当初から疑惑が多く「検察審査員はいなかったのでは?」とささやかれていたが、私達市民は検審事務局及びそれを直轄する最高裁に何度も足を運び、また、検審事務局、最高裁、東京地裁、会計検査院、東京検察庁に情報公開請求を繰りかえし、疑惑を調べた。こうした現場での調査や資料分析等から、小沢検審起訴議決は"架空議決"であり、それを仕組んだのは司法を裏でコントロールする"最高裁事務総局"という組織だったと結論付けた。その根拠をお伝えする。
 また、過去の検察審査会では、鳩山元首相母親偽装献金事件、田代政弘元検事虚偽捜査報告書事件など、「起訴相当」議決がなされて当然の事件を不起訴とした。
 福島原発告訴団は東電役員ら33名の刑事処罰を要求し福島地検に告訴した。福島地検はこの事件を東京地検に移送し、東京地検はこれを不起訴とした。告訴団はこの事件を東京の検察審査会に申し立て、この事件は東京第五検察審査会で審査されているが、申し立てから7か月を経過するも未だ議決が出されていない。不起訴を狙った最高裁事務総局が移送を指示し、東京第五検察審査会にも何らかの働きかけをしているものと推測できる。
 最高裁は、米国との協議に基づいて砂川事件の一審判決(1959年)を逆転させたり、原発差止め判決を上級審で逆転させた過去がある。
 
 このように、裁判の判決や検察審査会の議決などが最高裁事務総局の意向で左右されていたとすれば、戦後民主主義を根本から問い直す必要がある。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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