6月6日 福島原発告訴団が東京第五検察審査会に上申書を提出!「東京検察審査会は被害者の声を聞け!」

<6月4日、福島原発告訴団「人間の鎖」&集会「東京検察審査会は被害者の声を聞け!」に参加>

高校時代の同級生が福島で被災し未だ帰れず東京に避難している。国と福島県は帰還を求めるが、とても帰れる状態でないと言い切る。
その同級生と一緒に「6.4人間の鎖&集会」に参加した。
「人間の鎖&集会」の案内の詳細は以下のとおり。
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2014/05/blog-post.html


<福島の検察庁に東電幹部を告訴したのに、東京の検察審査会に申し立てをしなければならない羽目に>

福島原発告訴団は東電幹部の告訴状を福島の検察庁に提出したが、検察は告訴状を東京地検に移送した。検察審査会への申し立てが行われることを予測し、地元福島より東京の検察審査会で審査される方が有利と検察が判断したのだろう。
東京検察庁がこの事件を不起訴にしたことで、原告団は東京の検察審査会に申し立てをせざるをえなくなった。そして、最高裁事務総局はこともあろうに小沢氏を強制起訴したいわくつきの東京第五検察審査会にこの事件を割り振った。疑惑の検察審査会にも審査員がいるということを示すために敢えて東京第五検察審査会に割り振ったと思われる。
東京第五検察審査会は、申立から6か月以上経過しているのに未だ結論を出していない。
今回の「6.4人間の鎖&集会」は、東京第五検察審査員に「被害者の声を届けたい」という思いで企画されたものである。


<6・4「人間の鎖&集会」の模様>

6月4日12時、東京検察審査会事務局がある東京地裁の正門玄関前に、福島からバス3台が到着し、700人が集結した。
団長、担当弁護士等の挨拶で集会は始まった。
当日の模様は以下の原告団ホームページ参照。
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2014/06/blog-post.html


<保田行雄弁護士に、資料「小沢一郎を強制起訴に追い込んだ検察審査会と最高裁の闇」を渡した>
 
挨拶を聞いていて、原告団の方達が、検察審査会が酷い組織であることを知らないことに気づいた。挨拶を終えた保田行雄弁護士のところにいき、資料『小沢一郎を強制起訴に追い込んだ検察審査会と最高裁の闇』を渡し、小沢氏を起訴議決した東京第五検察審査会の実態について説明した。
保田弁護士は資料を見てびっくりしておられた。「よく調べましたね。後でよく見てみます」と仰った。


<久々東京検察審査会事務局を訪問>

回りの人と手をつなぎ、シュプレヒコールをし、代表6人が検察審査会事務局に上申書を提出するため、東京地裁の建物に入った。
かつてからよく知る検察審査会事務局だ。私とクラスメートは先回りして、3階の検察審査会事務局の前の廊下で待った。
廊下では、何度も話したことのある杉崎東京第一検察審査会総務課長らが緊張しながら原告団代表の到着を待ち受けていた。

やがて代表6人が検察審査会事務局の入り口に到着、部屋に入った。私達も後に続いた。

私を見つけた杉崎総務課長がびっくりして声をかけてきた。
杉崎「志岐さんは告訴団なのですか」
志岐「告訴団には入っていません。私の知り合いが被災しましたので付いてきました。」
私と杉崎課長はその後数言言葉を交わした。
志岐「事務局職員が審査員を誘導するのではないかと心配しています」
杉崎「誘導なんかしませんよ」
志岐「事務局が誘導しなくても、検察官や審査補助員が誘導するかもしれませんからね。」
杉崎「審査会議の中に加わったことが無いから分かりませんが、誘導なんかできないと思いますよ」
杉崎氏は話を変えてきた。
杉崎「志岐さんは、最近地裁にまた来ているようですね」
志岐「何故、貴方はその件を知っているのですか」
杉崎「内容は細かく知りませんが。地裁内にいますから情報は入ってきます」
志岐「東京地裁が開示した小沢検審の『歳出支出証拠書類』に修正された跡を見つけたので、何故修正したのか問い合わせているんですよ」
杉崎「私は当時のことは知らないので、どんなことがあったかわかりません」

福島原発告訴団は上申書を渡し数分で退去したので、私たちも一緒に退去した。


<検察審査会(=最高裁事務総局)はどういう作戦で申し立てを退けるのだろうか>

東京第五検察審査会の審査員たちが、「起訴相当」の議決をすることを私は切に願う。
しかし、検察審査会を知る私は、とても不安に思うことがある。
検察審査会は、最高裁事務総局が管轄する組織である。
その最高裁事務総局は、原子力村の味方であり、東電幹部を助けたいと考えているからである。
最高裁事務総局は、架空議決で小沢氏を強制起訴した。
このことは、資料「小沢一郎を強制起訴に追い込んだ検察審査会と最高裁の闇」を見て頂ければ理解できる。
もう架空議決という手は取れないだろう。

それでは今回はどうするだろうか。
検察官、審査補助員、あるいは審査員の中に内輪のメンバーを潜りこませ、これらの人達で、審査員を誘導する手を考えているのではないだろうか。
これと併せ、不起訴にできるまで、議決を延ばす手をとると考える。
審査員の任期は6か月で、途中の3か月で半数が入れ替わる。議決をとっても不起訴に持っていけないと判断したら、議決をせず次のメンバーに審議を委ねてしまう手だ。審査員が入れ替わると審議は一から始まる。そして、さらに3か月経ってまた誘導しきれなかったら、次のメンバーに審議を送る。こうして不起訴相当あるいは不起訴不当(実質的起訴されない)が確実になるまで待って議決をするのではないか。
以前、捏造捜査報告書を小沢検察審査会に提出した田代検事が、東京第一検察審査会に申し立てられた事例があった。第一検察審査会は、申し立てから8か月経ってやっと不起訴不当(起訴しない)の議決を出した。捏造報告書を作成という犯罪を犯した田代検事は起訴されなかったのである。議決まで8か月かかったということは、議決したメンバーには最初に審査に加わった審査員は一人も残っていなかったということである。最高裁事務総局は検察を助けるため、前述した手を使ったと思われる。


<検察審査員は原告団の思いをしっかり受け止め、良識ある判断をしてほしい>

事務総局は、非公開を盾に審査会議の情報を一切明らかにしない。現実にはチェックのしようがない。最高裁事務総局がどんなイカサマをしようが国民は分からないのである。
国民のためといわれ改正された検察審査会制度も、あたかも国民の権利を守っているように見せかけ、権力側を助けるように機能しているのである。

今回検察審査員に選ばれた方は、検察官や審査補助員の言葉に惑わされず、公正な判断をしてほしい。

2014年6月 6日