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10月5日 「鳩山偽装献金事件」を小沢抹殺に利用か?(その2)鳩山氏に「小沢幹事長にも職を辞して頂きたい」と言わせた司法当局?

 前ブログで『 最高裁・検察は「鳩山偽装献金事件」を小沢抹殺に利用か?(その1)東京第四の鳩山検審も架空議決?』と書いた。
 https://civilopinions.main.jp/2013/10/103/
 検察は偽装献金事件で告発された鳩山元首相を強引に不起訴処分とした。その後この事件は東京第四検察審査会に申し立てられたが、ここでも「不起訴相当」と議決された。この議決も架空議決だったみられる。
 検察と最高裁は明らかに鳩山氏を救った。
 鳩山氏を救ったのには深い理由がありそうだ。
 
 <鳩山元首相が辞意表明とともに「小沢幹事長も職を辞して頂きたい」と発言>
 
 鳩山氏と小沢氏の検審議決結果が発表されて一か月ちょっと経った2010年6月2日のこと。
 鳩山首相が突如辞意を表明した。
 沖縄問題での公約が果たせなかったということが辞任の理由だが、驚いたのは、鳩山首相が民主党両院議員総会で行った以下の発言だ。
 「幹事長にも職を辞して頂きたい。そうすれば、よりクリーンな民主党を作ることができる。民主党を再生させるため、とことん、クリーンな民主党に戻そうじゃありませんか」
 なんと鳩山氏は小沢氏を道ずれにして退陣してしまったのだ。
 2009年の暮れ、鳩山氏は小沢氏に「一緒に闘いましょう」と言った。小沢事件が冤罪であることも分かっていた。そして自分の後は小沢氏しかいないことも分かっていたはずだ。
 何故小沢氏を道ずれにしたか謎だった。

 <鳩山検審も架空議決と気づいた時、鳩山発言の裏が読めた>
  鳩山検審も架空議決ではないかという仲間からの情報で、鳩山検審を検証した。検証の結果、架空議決の線が濃厚であることがわかった。
 そうだ。司法当局は、鳩山氏を不起訴とする代わりに、「早期の首相退陣」と「小沢氏道ずれ」を約束させたのではないか。
 起訴され、裁判で有罪になれば、鳩山氏は議員を辞めなければならない。
 そう考えれば鳩山氏の発言が理解できる。
 
 <鳩山発言までの流れを整理すると>
 小沢氏を強制起訴するため、最高裁は「11人全員が起訴相当だった」とする1回目議決結果を発表した。だが、小沢氏は「幹事長は止めない」と突っ張った。
 司法当局は鳩山氏を首相から降ろす手立てを別個に進めていた。ただ鳩山氏を退陣させただけでは、その後小沢氏が総理になってしまう。総理になってしまったら、2回目審査での架空起訴議決は無理だ。
 司法当局は深謀遠慮だ。鳩山退陣と同時に小沢氏を無役にして、総理になる芽を潰す手を考えていた。
 小沢氏を無役に出来るのは鳩山氏しかいない。鳩山氏を不起訴にするのと引き換えに、小沢氏を幹事長から降ろす約束を、鳩山氏からとったのだろう。
 これが鳩山氏の「小沢幹事長も職を辞して頂きたい」という発言につながる。
 こうして小沢総理誕生の芽は摘まれた。
 最高裁と検察の小沢抹殺は本当に念が入っている。
 架空議決で強制起訴する前に、鳩山氏を偽装献金事件で追い込み、鳩山氏に仲間の小沢氏を潰させた。
 手段選ばずの最高裁と検察には、小沢氏も抵抗しようもなかったということか。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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