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10月27日 「Ⅹ氏と森氏の"共闘"はその後も続き...」(週刊実話小沢裁判記事)の裏で何があったのか?

 小沢判決の直後、週刊実話に以下の記事が掲載された。
 週刊実話.pdf
 2012年5月24日号NO.19「小沢無罪の仕掛人 国家最高機密も握る"謎のフィクサー"」
 
 ドキッとすることが書かれている。
 "Ⅹ氏と森氏は共闘して判決前まで最高裁を裏で追及していた"という内容だ。
 "謎のフィクサー"と書かれたⅩ氏を一市民Tはよく知っている。彼の事務所には何度も足を運んだ。小沢判決前には頻繁に会いまた連絡を取り合った。
 そのⅩ氏が「自分の記事が書かれている」と言って、この記事をメールしてくれた。
 この記事に関してⅩ氏は以下のことを話してくれた。
 ・自分を貶めようとして書かれた記事だ。
 ・記事を書いたライターも心当たりがある。
 ・情報の提供者は反小沢に転向した小沢派議員である。何人かの議員の名前を挙げた。
 
 なお、記事中どこが歪曲されたのかについては言及がなかった。
 「Ⅹ氏の略歴」等については、本人が語った内容とほぼ一致している。
 一市民TはⅩ氏との接触だけでなく、何人かの小沢派国会議員と会っていたので、書かれた内容についてほぼ納得できる。
 この記事で注目したいのは、Ⅹ氏と森氏の共闘だ。

 <Ⅹ氏は森氏の「イカサマ審査員くじ引きソフト」の最高裁追及に多大に貢献>
 233ページ3段目、6行~25行 引用
【......『パソコンソフトに不備があり、データを書き換えて検察審査会のメンバーを意識的に選べる』
この質問の中に出てくる、森氏が調査を依頼した専門家こそⅩ氏だったのだ。
 「2人を接近させたのは、Ⅹ氏とかねてからの友人で、小沢氏の知恵袋である平野貞夫・元参議院議員。森氏は、小沢氏をおとしめた検察審査会を徹底的に洗ってプレッシャーをかけるため、平野氏を介してⅩ氏にアドバイスを求めたのです。Ⅹ氏は森氏に、発注者である最高裁からパソコンソフトを入手させ、細かいレポートを作成。森氏はそれを受け取り、Ⅹ氏が挙げた疑問点を国会でそのままぶつけたのです」(小沢グループ関係者)】
 Ⅹ氏は、一市民Tに「最高裁追及の資料は私が作った」と語り、森氏が最高裁から入手したソフトそのもの、ソフト仕様書、操作マニュアルなどを見せてくれた。
 一市民Tは数人の記者をⅩ氏に紹介した。これらの記者は、Ⅹ氏からこれらの資料をもらい記事にした。
 Ⅹ氏は大活躍したのだ。

 <「Ⅹ氏と森氏の"共闘"はその後も続き、...」>
 234ページ1段14行~2段17行引用
【 妄想レベルの仮説でかく乱
Ⅹ氏と森氏の"共闘"はその後も続き、ついには「小沢氏を強制起訴した検察審査会は召集されておらず、架空だった」というトンデモ推理まで持ち出した。
 「これもⅩ氏の見立てですが、森氏は連日のように最高裁スタッフを参議院会館の自室に呼び、ねちっこく追及を続けていました。もちろん検察審査会に実態はあるわけで、単なる嫌がらせに近いものでした」(前出の社会部記者) 】
 
 「検察審査会は架空」はトンデモ推理でなく本当のことだ。そのことはともかく、「森氏はトンデモ推理といわれる"審査会架空説"を持ち出して最高裁を追及していた」と書いてある。
  森氏は「検察審査会は架空でない」と言っているが、最高裁の前では「検察審査会は架空」と言っていたということか?

 <もともと小沢氏は無罪だ。国会で最高裁を追及し国民に知らせるべきではなかったのか>
 何故、最高裁と密室でこそこそやるのか?
 何故、国会で最高裁の問題を鋭く追及しないのか?
 何故、国民に検審の問題をもっと知らせないのか?
 もし多くの国民が最高裁の不祥事を知れば、最高裁追及は大きくなっていただろうに。
 そうなれば、最高裁は小沢氏を有罪にするなど絶対できない。
 正攻法で行ってほしかった。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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