8月27日 「審査会議が開かれていた」と思わせるため、最高裁は「小沢事件以外の審査事件票19件」を創作してM前議員だけに見せたのか!

 <審査事件票とは?>

 検察審査会法施行令で、検審事務局は申立事件の審査が終わると、被疑者名、事件名、申立人、審査期間、審査の経過、議決区分等を一枚の票にまとめ最高裁に提出することが定められている。この票のことを「審査事件票」という。


 <M前議員にはマスキングなしの審査事件票呈示>

 M前議員が、小沢事件を審査した東京第五検審の「22年度審査事件票」の提出を最高裁に求め、33枚の審査事件票を入手した。
石川克子氏がM前議員からそのコピーをもらったので、その一部を載せる。
 追番号1~6のみ掲載する。
 東京第五検審審査事件票(M前議員請求).pdf
 追番号5~18は小沢事件のもの。残りの19枚は小沢事件以外の審査事件票。
 
 審査事件票によると、東京第五検審の審査員(?)は、ヘビーな小沢事件を審査しながら、小沢事件以外の19件の事件を審査したということだ。
 東京には6つの検察審査会があるのに、東京第五検審の審査員(?)だけに負荷をかけている。その理由が分からない。

 
 <最高裁は、市民には全てマスキングした審査事件票開示>

 一年後に、一市民Tらが最高裁に同じものを請求したところ、記入部分は全てマスキングされたものを開示した。様式を開示されたと同じで、これでは不開示ということだ。これも怪しい。
 追番号1~6のみ掲載。
 東京第五検審審査事件票(市民請求).pdf
 

 <「M前議員への呈示」と「市民への開示」のその内容の差は何なのだ>
 
 M前議員に呈示した審査事件票と同じものを開示せよと迫ったが、最高裁は「出せない」の一点張り。
 最高裁の情報開示担当田和氏にこの差について尋ねたが、彼は答えられない。
 沈黙して、おろおろするだけだった。
 

 <M前議員だけに、審査事件票を見せた理由は?>

 最高裁は、これまで、開示しても問題のない内容についてもほとんど開示して来なかった。
 審査員の年齢や生年月、審査会議日、会議室名などしかりだ。
 だが、M前議員への審査事件票呈示は異常だ。申立人名を除きすべてを呈示した。
 一方,正規の情報開示請求をした市民にはマスキングし全く開示しない。
 魂胆がありそうだ。

 
 <一市民Tは以下のように考える。いや、このようにしか考えられない>

 最高裁は東京第五検審で審査員を選ばず、架空議決することを決めた。
 ばれそうになった時に備え、小沢事件以外の事件も東京第五検審に割り振った。東京第五検審に審査員が存在し、審査会議が開かれていたと思わせる偽装工作を行ったと読む。
 審査の経過と議決区分をでっち上げ、審査事件票を創作した。
 なお、議決区分を「不起訴相当」あるいは「申立却下」にすれば、誰の手も煩わせず、検審事務局だけで「審査事件票」を簡単に創作できる。
 申立人には「不起訴相当」あるいは「申立却下」と報告すればすむ。
 実際、M前議員に呈示された審査事件票をみると、議決結果は小沢事件以外すべて「不起訴相当」あるいは「申立却下」となっていた。

 M前議員が「審査事件票」を請求してきたので、最高裁は「審査会議が開かれた」と思わせるため、マスキングなしの「審査事件票」を積極的に開示した。

 M前議員から、審査事件票の内容の報告を聞いた時は、一市民Tも、事件名まで書かれているのだから、「審査会議が開かれていた」と一瞬思ってしまった。

 後になって、M前議員は一市民Tへのツイッターダイレクトメールで「(小沢事件以外の事件も審査しているのだから)審査員は熱心に審査している」と仰った。最高裁はM前議員を騙しきったようだ。
 
 
 前述の如く、簡単に創作可能な「審査事件票」で、審査員の存在、審査会議の存在を証明することはできない。これはトリックだ。 
 
 最高裁は、「審査会議が開かれた」と思わせるため、「審査員日当旅費請求書」を偽造したり、「審査事件票」を創作したりしているようだ。

 真実を明らかにすることが必要だ。
 
 議員、ジャーナリスト、識者の方々、最高裁を恐れず、踏み込んで追及して下さい。

2013年8月27日