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7月12日 司法の暴走を斬る「小学館」!SAPIO 8月号「記者クラブメディアは検察審における司法暴走に荷担している」と批判

 小沢検審議決から2年半も経った今年3月、週刊ポスト(小学館週刊誌)が『小沢一郎を「刑事被告人」にした「検察審査会」新たな重大疑惑』(志岐武彦『最高裁の罠』著者署名記事)を掲載した。
 週刊ポスト4月5日号50-53p.pdf
 今度は月刊誌SAPIO(小学館)が8月号(7月10日発売)で以下の特集記事を掲載した。
 『(総力メディア検証)冤罪大国を作った"亡国のタッグ"を斬る
  検察の走狗となった記者クラブ                』
 その中で「検察審査会の問題」が取り上げられている。
 
 記事タイトル
『総入れ替えの審査員の平均年齢が同じ、補助員になぜかヤメ検弁護士 
 小沢一郎を強制起訴し、証拠捏造検事を無罪放免にした検察審査会の疑惑は闇に葬られた
                      ジャーナリスト 武冨 薫           』
 リード部分
『 小沢一郎・民主党元代表(現・生活の党代表)の政治資金をめぐる陸山会事件で注目された「検察審査会」。"市民目線"の判断を司法に導入するという名分で始まったこの制度は、現実には逆に司法の暴走を"市民の判断だ"と偽装させる隠れ蓑になっている。ではそれをメディアはどう報じたか 』
 記事の中では、小沢検審の議決時新聞報道を例に、記者クラブメディアが関係者からリークされた真偽不明の情報をそのままたれ流していると批判している。
 朝日新聞10月5日朝刊.pdf
 朝日新聞10月5日夕刊.pdf
 読売10月6日朝刊.pdf 
 一市民Tは、SAPIOの記者に取材を受けた。
 検察審査会の闇を描いた『最高裁の罠』(K&Kプレス刊)の著者で情報公開請求を行った志岐武彦氏が語るとして、一市民Tのコメントを載せてくれた。
 
『「9月に入ってから平日頻繁に集まり審査を行った」という読売・朝日の記事はおかしい。私達が情報公開で得た「審査員日当旅費請求書」では議決前の9月前半の審査日は6日だけだ。』
『「東京地検特捜部の斉藤隆博・副部長の意見聴取が9月上旬に行なわれた」とあるが、私達が情報公開で入手した出張管理簿にはその記録がない』
 結び
『最も恐ろしいのは、それをチェックすべきメディアが、自ら司法権力のプロパガンダ機関となって暴走に荷担していることなのだ』
 ぜひ購入して読んでほしい。
 記者クラブメディアは司法の暴走に荷担している。
 小沢検審起訴議決直後は、検察審査会の闇に迫る週刊誌、タブロイド紙が少ないながら存在した。
 ところが、検察審査会の全てを最高裁が管理していることが知られてから、それらのメディアも検察審査会の闇を追及しなくなった。
 今「司法の暴走」「検察審査会の疑惑」を記事にしているのは、週刊ポストとSAPIOだけだ。出版社で言えば小学館だけということになる。
 小学館さん、これからも日本のため頑張ってほしいと叫びたくなる。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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