6月21日 東京第一検審は「不起訴不当」議決、平均年齢49.3歳。審査員がいない東京第五検審は「起訴相当」、34.55歳!

 小沢事件は、東京第五検審だけでなく東京第一検審でも審査されていた。
 
 <類似事件なのに東京第五検審に割り振らず、第一検審に割り振っていた>

 2010年2月、『「陸山会が小沢議員に借りた4億円」の04年収支報告書虚偽記載』事件が東京第五検審に割り振られた。
 2010年4月、『「陸山会が小沢議員に返した4億円」の07年収支報告書虚偽記載』事件が申立されたが、この事件は東京第一検審に割り振られた。
 東京の場合、東京第一検審事務局が一括して申立を受け、各検審に割り振っている。  東京第一検審事務局は、類似事件が申し立てられた場合、最初に割り振った検審に割り振ると説明をしていた。2009年には3件の二階俊博議員政治資金規正法違反事件が申立されたが、いずれの3件も東京第三検審に割り振られそこで審査された。
 
 ところが、東京第一検審事務局は何故か「07年収支報告書虚偽記載」事件を東京第五検審でなく、東京第一検審に割り振った。


 <東京第一検審の議決はどうなったか>

 以下の記事を読んでほしい。
 小沢事件東京第一検審議決について.pdf


 <東京第一検審は、議決審査員平均年齢49.8歳。その構成は男性4名、女性7名と発表>

 検察審査会事務局によると、議決を出した11人の市民の内訳は男性が4名、女性が7人で、平均年齢は49.8歳だったという。まともな平均年齢で信憑性がある。
 一方、東京第五検審の一回目議決の審査員平均年齢は34.27歳と発表され、後で34.55歳と変更された。男女の内訳は非公表とした。
 これだけの情報だけでも、東京第五検審の審査員の存在は怪しい。

 
  <それぞれの「議決要旨」はよく似通っているが>

 東京第五検審の議決要旨は
 http://www.kyudan2.com/opinion/ozawa06.htm
 東京第一検審の議決要旨は
 小沢事件東京第一検審「議決要旨」.pdf

 2つの議決要旨は似通っている。
 ほぼ同じ事件を扱っているし、議決要旨を作成したのが事務局が選んだ審査補助員なので似通っていて当然かもしれない。しかし、議決要旨が似通っているのに議決結果が大違いなことが問題だ。

 
 <東京第五検審は11人全員「起訴相当」だったが、東京第一検審は「不起訴不当」>

 「起訴相当」とは、「検察官の判断は間違っている。起訴し裁判にかけるべき。」と8人以上が判断したということ。
 なお、東京第五検審は「11人全員が起訴相当と判断した」と発表した。
 「不起訴不当」とは、「検察不起訴処分に納得できない。もっと詳しく捜査したうえで起訴・不起訴の処分を下すべき」と6人ないし7人が判断したということ。

 東京第五検審では、その後2回目審査で再度「起訴相当」の議決をし、小沢氏は強制起訴された。一方、東京第一検審では、検察が再捜査したが、再度不起訴とし、そこで全てが終了した。

 結果が大違いなのだ。


 <東京第五検審の11人全員「起訴相当」議決はありえない。東京第五検審に審査員はいない> 

 東京第一検審の議決要旨を見ると、審査補助員の誘導があったようにみてとれる。
 ところが、議決に当たっては、4人ないし5人の審査員が「不起訴相当」と判断した。誘導されることはなく、小沢裁判の裁判官と同じ判断を下したということだ。
 11人いれば誘導されずにまともな判断をする人が存在するということだ。

 ところが、東京第五検審の議決は異常だ。
 東京第五検審に審査員はいないとみた方が良い。

 次回ブログでは、石川克子氏が、この東京第一検審の「審査員日当旅費支払伝票」を開示請求したので、その結果を報告する。
 東京第五検審と異なり、日当旅費の大幅支払遅延やまとめ払いはなかった。

2013年6月21日