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6月12日 最高裁、度が過ぎるぞ!作りも作ったり340枚の偽「審査員日当旅費請求書」!

<審査員日当旅費はこのようにして支払われる>

 <会計検査院から「審査員日当旅費請求書」340枚が開示された>
 
 小沢事件の審査期間中(2010年3月9日~10月4日)の「審査員日当旅費」関連の「歳出支出証拠書類」431枚を、石川克子氏が2011年に会計検査院から受け取った。
 以下の伝票類だ。
 請求書.pdf
 債主内訳書.pdf
 支出負担行為即支出決定決議書.pdf
 歳出支出証拠書類表紙.pdf
 審査員の「請求書」はなんと340枚。

 <小沢東京第五検審の「審査日~発議日(伝票作成日)」との関係は>

・22回の支払いの中で、発議まで9日以上かかっているのが7回
・4月1日は4日分、9月6日は3日分まとめて発議。
・傳田元東京第五検審事務局長は「請求書は審査日当日あるいは翌日地裁に届ける」と発言している。
 
 審査員が存在したら審査会日ごとに発議されるはずだ。
 審査員がいないと思われる。
 検審事務局員は「架空審査日」が来るたびに、請求書を偽造しなければならなかったのに。
 
 <審査員が存在する東京第一検審の「審査日~発議日」はこうなる>
 
 石川克子氏が、「田代検察官の捏造報告書事件」を扱った東京第一検審の「歳出支出証拠書類」を開示請求した。
 その開示資料から「審査日~発議日」を整理すると以下のようになる。

 請求日~発議日までの日数は1日~7日である。
 15回の審査会は毎回木曜日に行われていた。
 請求書を受け取り、金曜日に地裁に持って行くと、発議が翌週になることもあるが、全て一週間以内に発議されている。
 
 審査員が実在する検察審査会では、日当旅費が審査会ごとに遅滞なく支払われているのだ。
 やはり、小沢検審の日当旅費支払状況は不自然だ。

 <発議日をマスキング指示しなかったのは最高裁の大失敗>
 会計検査院は開示する前に、最高裁のチェックを受ける。
 最高裁はチェックするため2か月も開示延長を開示請求者に要求する。
 最高裁はほとんどの箇所をマスキングするが、請求書だけは本物であると見せかける必要があった。
 だから、日当費用、交通費、出頭日(請求日)などはマスキングせず開示した。
 最高裁は、「支出負担行為即支出決定決議書」の発議日もマスキング指示しなかった。
 検審事務局職員が偽造請求書を作りそびれ、まとめて提出していたなど、最高裁の想定外だったのだろう。明らかに最高裁のチェック漏れだ。
 悪いことをすればどこからかほころびが出るものだ。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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