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5月11日 大慌ての最高裁!大勢の警備員で一市民Tらの行く手を封鎖!

 <5月8日、久し振りに最高裁を訪問>
 「二階の西松ダミー献金事件」の審査を行った東京第三検審の「審査事件票」の開示準備ができたということで、石川克子氏と二人で最高裁に出かけた。
どうせ偽造書類を真っ黒に塗って出してくることは分かっている。書類をもらう意味は全くないが、最高裁がどういう言い訳をするかを聞きたかった。

 <警備物々しく>
 13時半、いつもの西門前で待ち合わせた。
 去年会った田和専門官、そして小川という担当が西門に迎えに来た。
 今回初めて入所票を書かされた。外来者用バッチも付けさせられた。
 バッチのピンは錆びついている。私達だけに付けさせたのではないか?
 石川氏「錆びたピンでは洋服が汚れる」田和氏「それならつけなくて結構です」
 2人の先導でいつもの薄気味の悪い閲覧室に通された。
 閲覧室の近くには私服の警備が立っていた。いつもと違う。
 去年より、警備が厳重だ。

 <「最高裁が画策した小沢検審架空議決」を説明>
 冒頭、田和、小川両氏が「最高裁スキャンダル」をどれくらい理解しているか、探りを入れた。
 前日FCCJに届けた資料のうちの以下の2つのコピーを見せながら、小沢検審が「架空議決」であり、それを主導したのが最高裁であることを説明した。
①『小沢一郎を刑事被告人にした「検察審査会」の重大疑惑』.pdf(4枚)
②『最高裁が画策した「小沢検審架空議決」』.pdf (54枚)
 
 30分近く説明したと思う。彼らは段々深刻な顔になっていった。何を言っていいのか分からないのだろう、黙って聴いていた。

 <記入部分を全て黒塗りにした審査事件票を呈示された>
 開示要求したのは、2009年4月~12月までに東京第三検察審査会で行った審査事件票。
 彼らは16枚の審査事件票を呈示した。(2009年東京第三審査事件票(6.7月分).pdf)
 被疑者、事件名、審査期間、審査の経過、議決区分などの記入部分は全て黒塗りだ。
 黒塗りの下は何も書かれていないのだろう。様式を黒塗りにしたのだろう。

 <「小沢事件」(東京第五)では被疑者、事件名等を開示したが、「二階事件」(東京第三)ではこれらも黒塗りにしたのは何故か>
 審査員日当旅費請求書から、「二階事件」の検審議決が、6月16日と7月21日になされたことになっている。
 ところが、開示された審査事件票には、二階事件の審査事件票がどれだかわからない。全ての事件票は、被疑者名、事件名は全て黒塗りだから。
 石川氏「小沢事件では開示して、二階事件はこれを隠しているのは何故か」と追及した。(東京第五小沢検審事件票.pdf) 
 一市民T「以前小沢事件の審査事件票開示に当たって、森ゆうこ議員には、被疑者名、事件名、審査期間、議決区分等開示したが、私達市民にはこれらを全て黒塗りにした。、これは何故か?」と質問した。(森議員へ開示.pdf、市民へ開示.pdf)
 黒塗りにする正当な理由は何もない。
 だから、彼らの答えはしどろもどろ。

 <「答えられないのなら、黒塗りにした当事者を呼んできてほしい」>
 たまりかねて、石川氏「どこの役所でも、情報開示には文書を作成した部署が立ち会って、説明に答える。貴方たちが答えられないのなら、文書作成部署で黒塗り指示をした者を呼んでほしい」
 田和氏「それはできない。最高裁は秘書課が対応している」
 一市民T「納得できない。直接当事者から説明を聞いたら帰るから、呼んでほしい」
 やっと田和氏は刑事局のある事務棟に行った。

 <「説明に来ることはできない」「来れない理由も言えません」>
 田和氏が戻ってきた。
 田和氏「説明に来ることはできません」
 一市民T「来られない理由は?」
 田和氏「言えません」
 一市民T「理由を聞いてきてくれ。理由を聞くまで帰らない」
 田和氏「言えません」
 一市民T「それでは、当事者の刑事局まで案内してくれ」
 閲覧室を出ようとすると、
 田和氏「ちょっと待ってください。私がもう一遍行ってきます。」

 <「やっぱり理由は言えないと言っています」>
 15分ぐらいして田和氏がまた戻ってきた。
 田和氏「理由は言えない。会わないと言っています。」
 一市民T「わかった。刑事局に私達が行く」
 田和氏「それは困ります。事務棟に入ることはできません」
 一市民T「そんなルールどこにある。あるのなら見せてほしい」
 一市民Tと石川氏は閲覧室を出て、廊下に出た。
 慌てて、田和氏らが追いかけてくる。どこから出てきたのか、警備員が大勢付いてくる。
 石川氏が先頭に立ち、事務棟に向かって進む。
 石川氏が事務棟そばの階段を登りきったところで、
 下から田和氏「頼むから、閲覧室に戻って話をしよう」
 一市民T「わかった。戻りましょう」

 <もう一度閲覧室に戻ったが......>
 閲覧室にもどったところで、また田和氏が事務棟に行った。
 帰ってきた田和氏の回答はまた同じだった。
 一市民T「やっぱり刑事局に行って話す」
 また、2人で閲覧室を出た。廊下を進もうとしたが、今度は先を進めなかった。7,8人の警備員が立ちふさがった。「ここから先は行けません」
 立ちふさがった警備員の脇にはさらに5,6人の警備員も控えていた。
 警備員の体に手が触れでもしたら、「公務執行妨害」で連れて行かれるととっさに思った。
 折角多くの警備員達が集まってくれたので、この人達にも「最高裁の悪行」を教えてあげようと思った。
 一市民T「もう帰るけど、その前に少し話をさせてくれ」と断って、最高裁の幹部が、検察審査会を動かし架空議決で小沢議員を刑事被告人にしたことをできるだけわかりやすく説明した。
 「最高裁が犯罪までして無罪の者を刑事被告人にしてよいのか。貴方たちも国民の一人だ。国家に都合の悪いことをしたら同じ目に会うんですよ、それでいいんですか」と諭すように話した。警備員、田和氏らは神妙に聴いていた。10分くらい話しただろうか。
 帰りは正門から出てくれという。事務棟のある廊下を通らせたくなかったようだ。
 大法廷の脇のロビーを通って外に出た。2人の私服警備員が正門近くまで送ってくれた。
 時計を見たら5時を回っていた。
 何と3時間半も最高裁にいたのだ。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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