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3月12日 「小沢検察審の検察審査員はホントにいたのか」 第二章"小沢総理候補を貶めた『最高裁の罠』のからくりは?"

第二章 小沢総理候補を貶めた『最高裁の罠』のカラクリは?
 最高裁は小沢議員を「架空議決の罠」にはめるため早くから準備し、アリバイ工作もしっかりやっていた。
1) 2004年5月、 2度の起訴議決で強制起訴できるよう検察審査会法を改正
 改正の目的は「市民の司法参加」と謳っているが、本当は権力側にとって不都合な者を抹殺するためだったのではないか。
 審査員、審査補助員が「評議の秘密」を洩らした場合の罰則を強化し、秘密裡に事が運べるようにした。
2) 2008年1月、最高裁は東京第三、第四、第五、第六検察審査会を2009年4 月から新設すると発表
 (2か所だったものを6ヵ所に増やす)
3) 2008年9月、最高裁事務総局が不正操作可能な審査員選定クジ引きソフトを急ぎ開発、検察審査会に配布    
 ①新たな審査員候補者をハンド入力でき、②くじ引き前に入力されている審査員候補者を自在に消除でき、③「選定ボタン」を押すと①と②のデータが消されてしまう仕組みが組み込まれた。
 検審事務局はこれを利用して、恣意的に「都合のよい人」を「審査員」あるいは「画面上の審査員」にできる。
 ―2008年11月、検察が西松事件の捜査開始、2009年3月大久保元秘書起訴―
4) 2009年初め、最高裁事務総局と最高検幹部は、検察審査会で小沢氏を起訴することを決めた
 彼らは審査会を開かずに起訴議決書を創作することにしたが、この方法については検察に知らせなかった。
傍証1
 2010年2月1日 東京地検特捜部吉田副部長が取調べ中の石川知裕議員に「小沢はここで不起訴になっても、検察審査会で裁かれる可能性が高い。そんなことになって良いのでしょうか」と語った。
傍証2 
 大坪弘道元大阪特捜部長(郵政不正事件の一審で有罪)が、「最高検幹部が『最高裁幹部と民主党潰しを画策している。大阪特捜部で石井一を東京特捜部で小沢を捜査するが、検察が小沢を起訴するのは難しいので最高裁が検察審査会を利用して起訴する計画である』と私に打ち明けた」と知人に語った。
5) 2009年2月から審査員選定時期が来るたびに、東京第一検審事務局は東京第五検察審査会の「画面上だけの審査員・補充員」を決めた
 東京第一検審事務局はくじによらず恣意的に「画面上だけの審査員・補充員」を決めた。「画面上だけの審査員・補充員」には審査員・補充員に選定されたことを告知しなかった。
 新設時点から小沢検審が終わるまでの間、東京第五検察審査会は審査員のいない「空のボックス」にしていたと思われる。
 ちなみに、検審事務局が最初に発表した2回目議決審査員平均年齢30.9歳は、この「画面上だけの審査員」達の平均年齢だったと考えられる。検審事務局は呈示した平均年齢が「若すぎる」と指摘されたため、平均年齢のかさ上げを試みたが、その計算を間違え2度も言い直すことになってしまった。そして最終的に一回目議決も、2回目議決も、その審査員平均年齢が34.55歳になったと発表した。2回とも34.55歳になる確率は100万分の1だから、「議決に参加したとされる審査員」がくじで選ばれていないことは明らかだ。
 ―2009年2月、陸山会事件で石川知裕、大久保隆規、池田光智元秘書が起訴されるー
6) 2009年4月、最高裁事務総局は 東京第五検審事務局の審査業務をスタートさせた
 東京第五検察審査会の事務局職員は2人。
 東京第一検審事務局総務課長に手嶋健氏を据え、審査員選定業務と広報を担当させた。  
7) 2009年5月、改正検察審査会法を施行
8) 2010年2月、小沢不起訴案件が検察審査会に申し立てられ、東京第五検察審査会に割り振られた
 審査員のいない「空のボックス」を気づかれないために、小沢案件以外の案件も東京第五検察審査会に割り振られた
9) 東京第五検審事務局は、割り振られた案件に対し「架空の審査会議日程」を立てた
10) 東京第五検審事務局は、「架空の審査会議日程」と「画面上の審査員」の個人情報とを組み合わせ、審査員の「日当旅費請求書」を創作した
11) 2010年4月27日、検審事務局は「4月27日、審査員全員一致で一回目起訴議決した
 メディアが小沢バッシングを続けていたため、架空議決を誰も疑わなかった。
12)検審関係者は「審査補助員がやっと決まった。これから審査が本格化し、議決が10月末になる」と新聞社にリークし、9月8日6紙がそれを一斉に報道した
 (当初の計画を発表した)
13) 9月8日のすぐ後、民主党幹部から「代表選開票前に議決したことにしてほしい」と頼まれ、最高裁も「もし小沢氏が総理になったら、その後の架空起訴議決はできない」と判断し、議決日を9月14日に早めた
  ―9月14日の代表選で小沢氏が敗退―
14) 議決日を急遽早めたことで、議決前に検察官を呼ぶアリバイ工作ができなくなったしまった。やむをえず、9月28日に斉藤検察官を検察審査会に呼んだ
 斉藤検察官は議決したことを知らず、検察審査会事務局らによって用意された人達に向かって説明を行った。
15)10月4日、9月14日に議決したことを発表した
 (急遽の議決を悟られないため、発表を遅らせた)
 検察審査会関係者は読売新聞や朝日新聞に、「9月に入って平日に頻繁に集まって審査を行った」などといった嘘の情報をリークした。
 
 日本の司法はすでに崩壊している。
 以下の本並びに当ブログもお読み頂き、多くの国民に実態をお知らせ下さい。
 『最高裁の罠』 志岐武彦・山崎行太郎著 K&Kプレス出版(03-5211-0096) 
 ブログ『一市民が斬る!!』 主宰者志岐武彦  https://civilopinions.main.jp/

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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