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2月26日 「小沢検審議決が架空議決と誰でもわかる」第3弾!「検審は情報開示を徹底拒否」

 小沢検審起訴議決は疑惑や謎が多すぎる。
 通常起こりえないことや説明しえないことが数多く報告された。
 検察審査員の存在、審査会議の存在の確たるものは何ひとつ示されていない。
 「審査員はホントにいたの?」の週刊誌記者の問いに、審査員選定担当責任者の手嶋健東京第一検察審査会総務課長は「いた...と思います」と答える始末だ。
 小沢起訴議決を調査し分析していくうち、 「審査員はいなかった。審査会議は開かれなかった。架空議決だった」という状況証拠をいくつも見つけることができた。
第1弾 『9月8日検審関係者が「審査補助員がやっときまった。これから審査が本格化し、議決は10月末になる」とリークしたのに、6日後の9月14日議決。これはありえない』
第2弾 『斉藤検察官は議決後に検審に説明に行った!まともな審査会議が開かれていたら、議決後に行くはずはない』
第3弾 『検審は情報開示を徹底拒否』

<検審情報に関する開示を求めて続けているが>
 
 一市民Tと石川克子氏は検察審査会の真実を知るため、検察審査会および最高裁に何度も通い職員に質問をし、さらに、何度も検審情報開示請求をした。
 だが、検審事務局及び最高裁は、殆どの情報を開示しない。
 審査員が存在し、審査会議が存在したという確かな情報は未だ得られていない。

 <審査会議日は? ―教えられません>
  
 審査会議日は「評議の秘密」なのだそうだ。
 会計検査院から開示された審査員日当請求書も、審査員の出頭日がマスキングされていて、請求日はマスキングしていない。マスキング指示は最高裁が行っている。
 審査員は事務局が作成した請求書に印鑑を押すだけだから、請求日は、出頭日(=開催日)と考えてよい。審査員はお金の請求のためだけには来ないからだ。
 何故、最高裁は出頭日を隠さなければいけないのか。
 請求書から読み取れる審査会開催日と新聞発表したそれとはあまりに食い違う。
 食い違いを問い詰められたら説明がつかない。
 問い詰められた時、検察審査会事務局は「審査員会議日は明らかにしていません。新聞社は勝手に記事を書いたのでしょう」と誤魔化すしかないのだ。
 審査会議日をはっきりさせることができないということだ。

 <審査会議を行った会議室はどこか?-教えられません>
 これも「評議の秘密」なのだそうだ。
 開示してどこに問題があるのか?
 会議室が特定されると、会議室の当時の使用状況を確認される。
 だから、開示できない。

 <会議録の表紙、様式だけでも見せて?-見せられません>
 これも「評議の秘密」だそうだ。

 <審査員の「生年月」を開示して?-開示できません>
 検審事務局は、議決した審査員の平均年齢を開示したが、「若すぎる」と指摘され、3度も言い直した。言い間違えた原因の説明も納得がいかない。
 そこで、私達は審査員の生年月日の開示を求めた。
 すると、最高裁及び検審事務局は、生年月日は個人情報と主張して開示を拒否した。
 しからば、審査員・補充員及び審査員・補充員候補者の「生年月」の開示を求めた。
 彼らは、生年月を個人情報とは言えない。
 ところが、彼らは開示書類だとして、「生年月」までマスキングした真っ黒な書類を開示した。
 審査員の「生年月」も開示しない.pdf
 
 様式を開示しただけだ。

 <開示した「審査員日当旅費請求書」はどういうものか?>
 以上の如く、確たる審査員及び審査会議に関する情報は何もないのだ。
 唯一、会計検査院には審査員日当旅費請求書だけが存在する。
 マスキングだらけで、偽造が簡単にできる代物だ。
 この請求書から読める審査会開催日は、新聞情報の開催日とまったく違うものなのだ。
 両方とも信憑性がないと言わざるを得ない。
 一市民Tはこの請求書について以下のように解釈する。
 最高裁、検審事務局は、架空議決することを決めて「架空の審査会議日程」を決めた。
 この「架空の審査会議日程」に合わせ、「画面上の審査員」の情報を入れ、「架空の審査員日当旅費請求書」を作成し続けた。それを、東京地裁を経由し会計検査院に送っていた。
 なお、架空議決の予定を急遽9月14日に変更し、「9月に入り、平日頻繁に集まった」などと誤魔化したが、請求書をそれに合わせ作り直さなかった。

 「会議開催日」「会議室名」「審査員の生年月」など、開示しても何ら問題を生じさせないのにかたくなに断る。
 それは何故か。
 審査員及び審査会議の実体がないから開示できない。架空の情報を開示したら矛盾が生じ、そこを突っ込まれる。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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