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2月15日 最高裁は小沢総理誕生の可能性が出てきたので、架空起訴議決日を代表選前に早めた!

 <最高裁は小沢検審起訴議決日を何故早めたのか>
 最高裁は検審関係者を通じ「10月末議決予定」とリークしたのに、何故9月14日に議決を早めたのか。
 借りのある民主党仙谷氏らに要請されたとしても、9月14日の議決は怪しまれるばかりだ。
 何故菅陣営の要請を了承したのか疑問の残るところだ。
 そう考えているうちに、はたと気づいた。
 そうだ、最高裁も代表選前に起訴議決しておく必要があったのだ。
 もし小沢氏が総理になったら、その後は架空議決できない。
 小沢氏が総理になった後起訴議決をしたら、小沢氏は総理大臣権限で審査会議の内情を確認することができる。ちょっと確認するだけで、最高裁のイカサマ架空議決はばれてしまう。
 だから、最高裁は小沢氏が総理になった場合に備えて、代表選前に議決したことにしておく必要があった。

 <最高裁の手の内を読む>
 最高裁は、最初から架空議決で起訴する方針を立てていた。
 そのため、2009年4月に職員2人の東京第五検察審査会事務局を新設している。
 申し立てを受けてから、事務局は2010年10月末起訴議決の予定で、審査員日当交通費請求書などの創作を続けていた。
 そして、4月27日に1回目の架空起訴議決を発表した。
 メディアの小沢バッシングのせいで、架空議決など誰も気づかなかった。
 この時点で、小沢氏は代表選に出馬するなど考えてなかったと思う。
 メディアも小沢バッシングをし続け、検察審査会の2回目議決がでるまで代表選に出るべきでないと牽制していた。
 だが、菅政権での参院選惨敗などで、民主党内に小沢氏出馬の要請が高まり、8月末小沢氏がついに出馬することになった。
 代表選当初は、メディアの応援をバックに、菅氏断然有利の展開だった。
 ところが、遊説やテレビ出演などでの小沢氏の露出が多くなると、菅氏と差がどんどん縮まっていった。
 代表選数日前になると、もしかして小沢氏が勝つのではないかという状況になった。
 それでも、9月8日に、最高裁は検審関係者を通じ「審査補助員がやっと決まった。これから審査が本格化し、議決が10月末となる」とリークしていた。
 このリークの直後だと思う。菅派が動いた。
 菅派幹部は「小沢氏が勝つかもしれない。9月14日に議決したことにしてほしい。小沢氏が勝っても起訴議決されたことで小沢氏を追い落とせる」と最高裁に要請したのではないか。
 最高裁も、「小沢氏がもし総理になったら、小沢氏を架空議決することはできない。代表選前に議決したことにしておこう」と考えたのだろう。
 こうして、9月14日の起訴議決が決まった。
 ところが、菅陣営が「小沢は起訴議決されるらしい」と情報を流したのが効いたのか、9月14日の代表選で菅氏が勝ってしまった。
 「9月14日議決」のカードは不要になった。
 ただ、この情報は一部の人に流れているので、無にするわけにはいかない。
 そこで、「議決書への署名が間に合わなかった」などの理由を付けて、発表の日を10月4日に延ばした。
 さらに、議決が早まった言い訳として「審査員は9月に入って平日頻繁に集まった」などと嘘を朝日や読売にリークした。
 ところが、事務局で創作した「審査員日当請求書」では9月8~13日まで一度も審査会議は開かれていないのだ。「請求書」すら言い訳に合わせて作られていない。
 それに、審査員が本当に存在したら、「何故、急に頻繁に集まらなければならないのか」というだろう。
 お粗末な嘘をついたものだ。
 これが顛末だ。
 
 <最高裁はどうしても小沢氏を刑事被告人にしたかった>
 だから、架空議決という手を考えた。
 うまく進んでいたのに、小沢氏が代表選に出馬し、勝ちそうになってしまった。
 そこで、最高裁と菅陣営は起訴議決を9月14日の代表選開票前に早めた。架空議決だからできるのだ。
 起訴議決発表以降多くの疑惑が噴出したが、政権与党と最高裁は権力に任せて騙し通そうとしている。
 これが、『最高裁の罠』だ。
 多くの人に『最高裁の罠』を知らせなければならない。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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