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10月16日 『「小沢検察審査会」メンバーは存在しない???ー「小沢裁判」と「最高裁スキャンダル」(5)』 (山崎行太郎ブログより)

文芸評論家山崎行太郎先生の『「小沢裁判」と「最高裁スキャンダル」再考』シリーズが続いている。
核心に迫る内容だ。
全国民に読んで頂きたい。

第4回および第5回を転載させて頂く。
<「検察の罠」から「最高裁の罠」へ---「小沢裁判」と「最高裁スキャンダル」再考(4)>

「検察の罠」から「最高裁の罠」へ---「小沢裁判」と「最高裁スキャンダル」再考(4)
(https://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20121015/1350268680)
小沢一郎を強制起訴に持ち込んだ「検察審査会」メンバー11人の「平均年齢」の計算ミス事件から始まった「最高裁スキャンダル」は、その後、拡大の一歩をたどっている。まさしく「最高裁の罠」と呼ぶべき大掛かりな陰謀謀略が次々と暴露され、日本という国家の根幹に関わる「大スキャンダル」に発展しつつある。しかし、不可解なことに新聞、テレビを中心とする巨大マスコミはほとんどこの「最高裁スキャンダル」を報道しようとしない。何故か。巨大マスコミもまたこの「最高裁スキャンダル」の共犯であり、陰謀謀略に加担しているからではないのか。この前代未聞の最高裁スキャンダルを執拗に追求しているのは、小沢事件及び小沢裁判にまつわる数々の疑惑に関心と興味を持ちはじめ、検察や司法の謀略や犯罪を追うことになった一般市民であり一般国民である。元検察官や弁護士、元裁判官、あるいは司法ジャーナリスト・・・ではない。むしろ、彼ら、司法の専門家たちの多くは、逆に「最高裁スキャンダル隠し」に動いているケースが少なくない。要するに、彼等は、多くの場合、国家権力そのものとも言うべき最高裁に歯向かうような勇気も度胸も、そして思想的動機も持ち合わせてはいないというほかはない。「専門家は保守的だ」という言葉があるように、こういう場合、彼等のような「専門家」は当てにならない、ということを知るべきである。』

<「小沢検察審査会」メンバーは存在しない???ー「小沢裁判」と「最高裁スキャンダル」(5)>

「小沢検察審査会」メンバーは存在しない???ー「小沢裁判」と「最高裁スキャンダル」(5)』
(https://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20121016/1350358076)
「検察審査会」は、11人の一般市民から「くじ引きソフト」で選ばれた審査員によって構成される。検察が起訴しなかった案件でも、市民団体などの申し立てがあれば、「検察審査会」に回され、「検察審査会」が始まる。そこで、11人の一般市民による「検察審査会」での議論を通じて、「不起訴相当」「不起訴不当」「起訴相当」などの議決が下される。そして、検察審査会によって「起訴相当」の判断が二回くだされると、検察による「不起訴決定」にもかかわらず、「強制起訴」となり、裁判が始まる。「小沢裁判」は、こういう経過を経て、裁判が開始されたものである。つまり、検察審査会によって一回目の起訴相当の判断がくだされると、再度、検察に回され、検察で、「起訴するべきかどうか」が論議される。そこで再び「不起訴」の決定が下されても、再度、検察審査会によって議論される。そして二回目の検察審査会におても「起訴相当」の判断が下された時、その時のみ「強制起訴」となる。繰返して言うが、「小沢裁判」は、一般市民からなる「検察審査会」が、二度にわたって「起訴相当」の判断を下したことになる。
 さて、「検察審査会」のメンバー(審査員)や彼らの議論内容に関しては、「秘密厳守」「非公開」が義務付けられている。それに違反した者は罰せられることになっている。したがって、「検察審査会」の内情は、国民からは遮断され、完全に秘密のベールに包まれている。検察審査会で、どういう人物らが、どういう議論をしたかは、原則的には、まったく分からないことになる。言い換えれば、「検察審査会」は、検察審査会を統括する「最高裁事務総局」によって「意のまま」になるという、いわゆる「最高裁スキャンダル」「最高裁の犯罪」が発生する余地が、限りなく存在することになる。
 検察審査会に関して、例外的に公開される情報の一つが、検察審査会メンバーの「平均年齢」である。「最高裁スキャンダル」は、この「平均年齢」公表から始まった。「小沢一郎陸山会事件」を審査した東京第五検察審査会での、一度目の「起訴相当」を議決した時の審査員の平均年齢は、34.3歳と発表された。一般市民、つまり有権者から「くじ」で選ばれた審査員の平均年齢が、34.3歳とは、少し「低すぎる」のではないか、つまり「若すぎる」のではないかという議論が起こるのは当然だろう。つまり、現在の日本国民の中の有権者の平均年齢を計算すると、約52歳である。70歳以上は審査員を断ることが出来るという制度があるらしいので、70才未満の有権者(都民)の平均年齢をから見てもおかしい。「34.3歳」という平均年齢の審査員が選ばれる確率は、統計専門家の計算によると「0.89%」だそうである。
 ここから、何が言えるか。推測の枠を出ないが、「小沢検察審査会」においては、「くじ」による検察審査会審査員の「選びだし」が行われていなかったのではないか、という疑惑が生じても不思議ではないだろう。あるいは、検察審査会メンバーを選び出す「くじ引きソフト」に何らかの仕掛けがあり、都合のいい人だけが選ばれるシステムになっているのではないか、という疑惑。そして、最後は、「小沢検察審査会」メンバー、つまり審査員そのものが存在しないのではないのか、という疑惑。さらには、「小沢検察審査会」そのものが、実際は開催されなかったのではないか、という「架空議決」疑惑。
 繰り返すが、これら「検察審査会疑惑」に関する問題の責任担当は、「最高裁事務総局」である。つまりこの「検察審査会疑惑」は、「最高裁疑惑」であり、これらが、「最高裁スキャンダル」の原点に他ならないのである。(続く) 』

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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