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8月2日 森議員4度目の追及!最高裁・法務省の両刑事局長は、イカサマ隠しで「開示しない」と突っ張るのみ!

<森ゆうこ議員4度目の追及>
7月31日、森議員が4度目の質問に立った。
今度は法務委員会だ。
質疑の模様は、参議院インターネット中継をご覧ください。
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
「法務委員会」「7月31日」「質問者森ゆうこ」で検索下さい。
回答者は以下の二人
最高裁事務総局 刑事局 植村稔刑事局長
法務省       刑事局 稲田伸夫刑事局長
最高裁にも、法務省にも、刑事局という同じ名前の組織があるのだ。
渦中の2人がそろい踏みだ。

以下に、「審査員生年月日開示せよ」「斉藤検察官不出頭問題」についての質疑を書き起こした。

<「審査員生年月日」開示せよ>
検審事務局(=最高裁)は、とんでもないことをしでかした。
審査員を選ばず、審査会議を開かず、起訴議決書を作ってごまかした。
テーブル上の審査員平均年齢を開示し、「若すぎる」と指摘され、それを修正しようとして、計算間違いをして、3度もいい直すという失態をしてしまった。もう、つじつまの合う、個々の生年月日を開示できない。正当な理由がなくても、開示を断るしかない。
最高裁は、どのような断り方をしたのか。
『 森議員
「.........
この検察審査会、起訴議決を行った検察審査員11人本当に実在したのか、幽霊審査会ではないかということで、大変多くの国民の皆様から疑念の声を寄せられ、私はずっと調査をしてまいりました。そして昨日の決算委員会におきまして、最高裁の説明がおかしい、与野党ともに先生方からそのような声が上がり、そして私共のこの疑問を払拭するには、少なくとも検察審査員、起訴議決に参加した検察審査員11人の生年月日を情報開示すべきであるというふうに要求をさせていただきました。改めてお聞きをします。最高裁、東京第5審査会において、2010年9月14日の起訴議決を行った検察審査員11人の生年月日の情報開示を求めますが、いかがですか。」
最高裁 植村刑事局長
「お答えをいたします。今委員ご指摘の通り、昨日もお答えしたところでございますが、東京第5検察審査会では議決に関与しました検察審査員の生年月日については非公表をしていると承知しております。その理由につきましては、東京第5検察審査会によれば、検察審査員の生年月日をお一人お一人明らかにするということになりますと、審査員の方々のプライバシーの観点から望ましくないというふうに考えて、審査員の生年月日については非公表という扱いにしているというふうに承知しております。」
森議員
「その答弁に対して、与野党問わず、委員会にご出席の先生方からおかしいという声が上がったわけでございます。生年月日、それ自体を情報開示したところで、どうやってその個人を特定できるのですか。それのどこがプライバシーに影響するんでしょうか。本当におかしな説明だと思いますけれども、質問しても同じ答えしか返ってきませんので、これ時間の無駄なので、先ほど縷々申し上げました検察審査員11人の平均年齢の奇々怪々、3回も発表しなおした、これを逆算してみましてもどう考えてもそういう年齢の審査員が揃うということは無いと専門家が計算して言っているわけですので、少なくとも私はこれだけ、私のところへ毎日多くの国民の皆様から、これは何とか情報開示させて、この問題を明らかにしてもらいたいという要望を頂いているわけでございます。検察審査員11人の生年月日を開示して頂くよう、これこの法務委員会として理事会で合意がございますれば、理事会だけで開示して頂いてみるとか、十分可能だと思いますので、委員長にお願いを申し上げます。各会派の理事の先生方にもお願いを申し上げますけれども、ぜひこの東京第5検察審査会の2010年9月14日の起訴議決を行った検察審査員11人の生年月日の情報開示について理事会でお取り計らいをお願いいたします。」
委員長
「ただ今の件につきましては、後刻理事会において協議をさせていただきます。」  』

<「検察官の検審への出頭命令書」を開示せよ>
斉藤検察官は、議決前に検審に説明に行っていないことは確かだ。
検審事務局(=最高裁)は、民主党幹部の要請に応えて、9月14日に議決を早めてしまった。
そのため斉藤検察官に出頭要請をする間もなかった。
しかし、最高裁は、議決前に命令書を出したと言わなければならないし、法務省はそれを受理したと嘘をつかなければならない。
証拠を見せろと言われても、偽造でもしないと見せられない。断るしか、ないのである。
どのような断りをしたのか。
『 森議員
「続きまして同じ問題なんですけれども、検察審査会9月14日に起訴議決を行った東京第5検察審査会でございますが、検察審査会法41条の6の2項によれば、強制起訴に繋がる起訴議決、つまり2回目の起訴議決これを行う前に、この2回目の審査において、起訴議決を行う前に必ず事件を担当した検察官が出頭して、そして説明をしなければなりません。これを行っていないと検察審査会法違反であるということは、すでに予算委員会等でもご答弁頂いているところでございます。9月14日の起訴議決の前に、斉藤隆博、当時特捜副部長が行って説明したということになっているわけですけども、斉藤副部長ご自身がその当時捜査に協力していた知人、民間人に対して東京第5検察審査会の起訴議決の前に行う説明に出かける、出頭する直前に民間人に対して、これから東京第5検察審査会に説明に行ってくると言ったということを私はその民間人から直接にうかがっております。そしてその場には複数の民間人がいたということも聞いております。この問題についてずっと追及をし、求めてまいりましたけれども、出張記録、その徒歩の出張記録があるにもかかわらず、この斉藤検察官の出張の記録がない、それは運用で必ず作ることになってはいないからだとか、様々な言い訳をして、きちんとした情報開示がされません。そこで,先回の7月24日の予算委員会において、法務省刑事局長はこの斉藤検事が東京第5検察審査会へ出頭をした、その時の東京第5検察審査会から東京地検特捜部宛に発出された検事の出頭要請文があるということは明言されました。法務省刑事局長、この出頭要請文提出をお願いいたします。」
稲田法務省刑事局長
「お尋ねは、出頭要請書を提出できないかということだろうと思いますが、この出頭要請書は刑事訴訟法47条にいいます訴訟に関する書類に該当いたします。刑事訴訟法47条は訴訟関係書類の公判開廷前における原則を定めておりまして、その点で提出いたすことは困難であると考えております。」
森議員
「その言い訳というか、その答弁は全く納得できません。斉藤副部長自身がそうおっしゃっているんですよ。つまり9月14日の前に行かなかったとは言っておりませんけれども、行ったのは9月末である。また最近その民間人に対して、私の追及は正しかったのであるという趣旨のことをおっしゃっているというふうにお聞きをいたしております。刑事局長が検察審査会から受け取った出頭命令書を開示されないということですけども、最高裁の方にお聞きをいたします。東京第5検察審査会が発出した出頭命令書でございますので、東京第5検察審査会にもその控えがございますけれども、それを提出していただけませんでしょうか。」
植村最高裁刑事局長
「東京第5検察審査会によりますと、これ一般論でございますが、検察官の出席を求める文書につきましては、個別事件の審査に関する文書でございまして、検察審査会法26条に定める会議非公開の趣旨によって提出することが出来ないというふうに考えておられるというふうに承知いたしております。」
森議員
「行政文書を事務連絡の文書だというふうに思います。確かに検察審査会法では会議は非公開とすると書いてありますけれども、この起訴議決を有効足らしめるための検察官の起訴議決前の出頭については、これだけ疑念が寄せられているわけですから、しかも本人がそう言っているわけですから、確実に9月14日の前に出頭して説明をしたと、検察の捜査は正しかったのである、検察が起訴できなかったのは証拠が不十分だったからであるというふうに説明に行ったわけですけども、なんで出せないのでしょうか。これも何度もやりましたし、いつもこういうお答えでございますので埒があきません。委員長、お願いでございます。法務委員会理事会においてこの件に関して協議をして頂き、法務省そして最高裁から斉藤検察官の出頭命令書、出張記録等々この件に関する情報開示を委員会にして頂きますように協議をお願いいたします。」
委員長
「ただ今の件につきましては後刻理事会において協議いたします。」     』

<イカサマやってしまっているから、何も開示できない>
一市民TとI氏は、以前に、検審事務局に「審査員の生年月日、生年月」と「出頭命令書(控)」を、そして、検察庁には、「出頭命令書」を開示請求をしている。
不開示通知書をもらったが、そこに書かれた不開示理由は、森議員に回答した内容と全く同じだった。
国会議員の追及に対してなら、もう少し筋の通った断り方をするのかと思ったが、それも無理だったようだ。
最高裁は、素直に懺悔したらどうか。
森議員は一人で頑張っている。
他の議員からも声が上がるのを期待する。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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