MENU

8月19日 "秘密会"が開催されない衆議院法務委員会の舞台裏!

 4月19日135名の国会議員の署名を添えた法務委員会秘密会開催の要請が衆参両院議長に提出された。多くの国民は、これで最高裁のイカサマが明らかになると期待した。
 衆議院法務委員会は、委員長が小沢派に近い小林興起議員、そして委員には弁護士出身で、小沢派と言われていたT議員、S議員がいる。衆議院法務員会に期待した。
 
<秘密会がなかなか開催されない>
 秘密会開催要請で何とか小沢有罪を止めた。しかし、5月8日、指定弁護士が小沢氏を控訴をした。秘密会を要請した議員たちは、控訴されたにもかかわらず、一向に動かなかった。一市民Tは、議員さんには何度もお願いした。しかし、議員さんは、消費税増税法案の反対で秘密会どころではないという。おかしい。消費税増税の反対とは別の問題だ。法務委員会での追及はできるはずだ。

<小林興起法務委員長に直訴>
 あきらめきれずにいたところ、デモで知り合ったK氏が貴重な情報をくれた。K氏は小林興起議員をよく知っていて、議員に直接会って秘密会のことを確かめたところ、「"小沢派議員たちは、秘密会を開催してほしい"と言ってこない。小沢派議員に何かあったのかな」と言っていたという。
 一市民TとK氏は、5月19日小林議員事務所を訪ねた。
 小林議員に、私がまとめた「小沢検審議決に関する資料」を渡し、検審議決は架空議決であることが濃厚であり、そのことを確認するためにも、秘密会をぜひ開いてほしいとお願いした。
 小林議員は資料に目を通し「証拠資料も集めている。よくまとめましたね。小沢派の法務委員は、法務委員会でこの内容を質問すればよいのに。何をしているんだろう。法務委員のT議員とS議員は弁護士だから、この質問はできるはずだ。T議員とS議員に連絡してみる」
 小林議員は、私達の目の前でT議員とS議員に電話した。「今ここに、検審の問題を調べた一市民Tさんが資料を持って来ている。これから、彼が事務所に行くので会ってほしい」と連絡してくれた。

<T議員と会ったが、全くやる気なし>
 早速、T議員の事務所を訪れた。別の用事で議員会館に来ていたI氏とK氏夫人も同行した。
 T議員の反応は怪しかった。
 一市民TとI氏が、小沢議決に関する調査の結果を、資料に基づいて説明した。T議員は無反応だった。意見も言わないし質問もない。T議員はこれまで、小沢を支持する議員として活動をしてきた。市民集会に出席し、小沢起訴議決の疑惑などについて発言してきたのに何か変だ。
 「小林先生が、"ぜひT議員に追及を"と言っていました」と水を向けると、「ほとんどの役職を取られてしまって、質問の機会が与えられない。打つ手がない。」と。そして「打開のよい手があったら教えてほしい」。
 呆れてしまった。法務委員長は提案を受けると言っている。法務委員会で「このような問題があるので、秘密会を開催して下さい。」と言えばよいだけだ。T議員の態度はおかしかった。
 その足で、S議員の事務所に行った。S議員は不在だった。資料を渡し、ぜひ近いうちに説明に来たいので宜しくと伝え退去した。その後、S議員事務所に連絡を入れるが、今は国会が忙しくて会えないと秘書を通じての返事だ。何度か連絡を取ったが、返事は同じだった。
 その後も、秘密会は開催されなかった。

<T議員とS議員は離党撤回をした>
 6月に入り、政局は動き出した。衆議院での消費税増税法案に、与党である小沢派議員達が反対票を投じた。離党覚悟の反対票だ。T議員もS議員も離党届を出して、反対票を投じた。
 小沢氏はすぐに、離党し新党立ち上げを宣言した。
 ところが、T議員とS議員は、「小沢側が最終的に自分の了解を取っていないので、離党届は無効」と言って、離党を翻してしまった。「小沢氏に一任」と言って離党届を出しているのにおかしな理屈だ。2人は小沢氏を裏切った。どうも様子がおかしかった。野田政権は秘密会を絶対にやらせたくない。秘密会を開けば、国家の謀略がばれてしまう。それによって、野田政権はさらに窮地に追い込まれる。野田政権幹部は、法務委員のT議員とS議員に接触し、懐柔し、秘密会追及を抑えたのではないか。 一市民T達はとんでもない議員に期待したものだ。

<法務委員長小林興起議員にも手が回っていた>
 法務委員長に直接動いてもらうしか手が無いと思った。小林議員も消費税増税法案に反対したが、法務委員長はやめないで済みそうだと言っていた。ところが、その読みは甘かった。民主党政権は小林委員長を強引にやめさせるよう動いた。城島国会対策委員長は、小林法務委員長に辞職願を出すよう迫った。小林委員長はそれを拒否した。
 すると、城島氏らは、小林議員から了解をもらっていると秘書を騙し、辞職願に印鑑を打たせてしまった。酷い手を取るものだ。そして、小林氏は辞めさせられ、野田に近い鉢呂議員が法務委員長にとってかわった。
その裏にはT議員がこちら側の情報を流したのではないかと噂されている。
小林委員長辞任の顛末は、小林興起ブログ「おかげ様で」7月7日参照。
https://ameblo.jp/kobayashikouki/entry-11296284599.html

<小林興起議員は「減税日本」で再出発>
その小林議員、8月17日、名古屋市長の河村隆氏を代表とする「減税日本」への参加合流を正式表明した。
その顛末は、小林興起ブログ「おかげ様で」8月17日
消費税増税法案の廃案へ向けて、「減税日本」へ。
https://ameblo.jp/kobayashikouki/entry-11331443992.html
小林興起議員見事な転進にエールを送りたい。
「生活が第一」党等と第三極を形成し、政権を取り、消費税増税法案を廃案にしてほしいと願う。
一市民Tも、小林議員を応援する。皆さんも応援を!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

コメント

コメントする

目次