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7月31日 森ゆうこ議員、参院決算委で追及!「審査員生年月日開示せよ」に最高裁回答できず!

森ゆうこ議員は、7月10日、24日の参院予算委員会で、「斉藤検察官不出頭」問題を追及。
さらに、7月30日の参院決算委員会で、「審査会が開かれていたかどうか」を追及。
この質疑、参議院インターネット中継からご覧になれます。
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
「7月30日」、決算委員会、質問者「森ゆうこ議員」で検索してください。

質疑の概略を示します。
<最高裁を追及:システム関連調達の落札率が異常に高いこと>
森議員、20~22年度の最高裁のシステム関連調達の落札率が異常に高いことを指摘。
追及内容は、サンデー毎日3月11日号掲載内容とほぼ同じ。
サンデー毎日3月11日号「最高裁の"官製談合"疑惑」.pdf
回答者:最高裁事務総局 林ミチハル経理局長、
回答内容省略

<検察審査会ハンドブックの納品書、請求書等の不備追及>
森議員は、最高裁発注の検察審査会ハンドブックの納品書、請求書、見積書の日付の記載がないこと、そして、このことは不正経理の温床になると指摘。
納品書他.pdf
回答者:最高裁事務総局 林ミチハル経理局長、会計検査院 鈴木シゲハル第一局長
回答内容省略

<支払調書、請求書、納品書があったからといって、適正な会計処理がなされ、支払うべき相手に支払われたということにならない>
森議員は「日付のない請求書等は、不正の温床になること。過去の不正経理の例を見ると、虚偽の請求書を作成し、裏金やプール金となっていた例も見られる。支払い調書があったからといって、適正な会計処理がなされたことにならない」と指摘し、会計検査院にそのことを認めさせた。

<審査員の「生年月日」を開示せよ>
森議員と最高裁事務総局植村稔刑事局長の質疑応答。
この件は書き起こし。
森議員
:東京第五検察審査会、平均年齢の奇々怪々ということで。11人の起訴議決を行った11人の検察審査員の平均年齢が、最初、10月4日なのですが30.9歳途いうふうに発表されました。ところが10月12日にもう一回発表されました。33.91歳。最高裁刑事局、これはなんで発表しなおしたんですか。なぜ再度、計算しなおさなければならなかったのでしょうか。
植村刑事局長
:お答えいたします。この時ですね。一回目の計算をしたときに担当したものが、11名の方の年齢を足しあげて11で割るべきところを、お一人の方の年齢を足し忘れまして、それを11で割ったために、30.9歳という結果になって、これが一回目の報告でございます。2回目の報告はそのことに気が付きまして計算しなおしたのがその結果でございました。
森議員 
:何度聞いてもおかしいと思わざるを得ません。11人足すべきところ10人しか足していなくてそして11で割ってしまった。一人足し忘れ。訂正を一回で済ませればいいものを、再度計算した33・91歳を今度はその次の日に、やはり間違っていた。就任時と議決日間違っていましたということでさらに変更して、34.55歳。
しかもこれが、皆さんもう一度思い出していただきたいのですが私の指摘を。4月に行われた第一回目の起訴相当の議決と全く違う11人なんですが、これは確率的にありえないということで、有田芳生議員も法務委員会で質問いたしましたけれども、11人のまったく別人の、別の人たちの集まりの平均年齢がなんと小数点第2位まで全く同じ34.55歳。これもあり得ない話なんですね。
そこで私の調査が始まったわけですけど、皆さんの資料に戻って頂けますか。2枚ほど戻っていただけるとありがたいんですが。様々な資料を要求して、私も調査をしてまいりました。ここに支払、検察検査員に対し、どの方に、どの口座に、いくら振り込まれたかという書類があったり、あるいはその当日検察審査員が書く請求書というものもございます。殆どマスキングがしてあって分からないのですけど、結局本当にこの人達がいたのか、11人検察審査員がいたのかどうか、それさえも嘘ではないかという国民から大きな疑問が寄せられているわけでございます。
で、いろんな形で逆算をして、一回目が一人足し忘れて30.9歳、再度計算して33.91歳、そして就任日を議決日に変更したら34.55歳、そういうふうになる
11人の生年月日はどういうものなのか、いろいろ専門家が計算したらしいんですが、どうもわからない。こういう数字になりえないと言われているのですね。先ほどもお話しましたけども、支払調書がある、銀行の振込みをしましたよという役所のこういう書類があるからといって、これが本当に支払われたとは限らないということは先ほど私の方で説明させて頂き、そういう状況も会計検査院からも報告を頂きました。本当にこの方達はいらっしゃったのでしょうか。最高裁、少なくともこの11人の生年月日開示して頂ければ、今言ったような私の疑問がすぐさま払拭されると思うのですが。11人の審査員の生年月日、名前は結構です、住所も結構です。生年月日教えてください。
植村刑事局長 
:お答えいたします。東京第5検察審査会では議決に関与した審査員の生年月日につきましては、非公表の取り扱いをしていると承知しております。それは何故かと申しますと、検察審査員の生年月日を明らかにするということになりますと、審査員の方々のプライバシーの保護の観点から、望ましくないというふうに考えて非公表の扱いにしているというふうに承知をしております。
森議員
:生年月日だけでなんでプライバシーの侵害になるんですか。分かんないでしょ。個人特定できないですよ、生年月日だけだったら。こんな答弁納得できません。ちゃんと答えてください。
植村刑事局長
:恐縮でございますが、第5検察審査会では氏名だけではなくて、生年月日につきましても個人を特定する情報と考えて、そのような取り扱いをしているというふうに承知しております。
森議員
:なんか東京第5検察審査会があたかも勝手にやっているような今のお答えですけども、東京第5検察審査会の事務局長はどなたが事務局長になるんですか。誰が任命するのですか。
植村刑事局長
:検察審査会の事務局長は最高裁が任命をしております。
森議員
:誰の中から任命するのですか。
植村刑事局長
:裁判所の事務官の中から任命をしております。
森議員
:全部把握しているじゃないですか。なんで答えられないのですか。
最高裁の経理がこんなに杜撰だっていうのはさっき私が全部示しましたよ。ここに支払い調書があるからといって、本当にこの人達が実在して、この人達にお金が振り込まれたんですか。ちゃんと答えてください。生年月日を開示すべきです。
植村刑事局長
:検察審査会のほうで生年月日については非公表ということにしておりまして、これは検察審査会が決めたことでございます。従いまして、私どものほうでどうこう言える立場ではございません。
森議員
:これ私ずうっとこの2年あまり最高裁とやってきたんですね、実は。先生方もおかしいと思うでしょ。これね、決算の参議院なんですよ、こういうおかしなお金の使い方、不透明なことを追及するのが我々の最高の府、良識の府として、特にこの決算委員会の私は役割だと思います。委員長にお願いします。先ほど私が申し述べたように様々な問題が提起され、そして決算委員会として決議をし、審査あの措置の請求をいたしました。ぜひ委員長の下で、理事会の先生方の理解も得ていただいて、最高裁のこの経理処理に関して徹底的な審査をして頂くよう要求いたします。
委員長
:後日理事会で協議をいたします。
森議員
:ありがとうございました。

森議員の追及は迫力充分。
植村刑事局長の答弁は、誰が聞いても納得がいかない。
生年月日を公表できない理由などない。
イカサマやっているから生年月日を公表することはできないということ。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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