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11月16日 再三の"平均年齢訂正"は、クジ引きやらず偽審査員を動員した"インチキ議決"を隠すためだ!

<再三の平均年齢訂正は何故行われたのか>
小沢起訴議決で、検察審査会事務局は、再三に亘って審査員平均年齢を言い直した。
二回目、30.9歳、足し忘れがあったから33.91歳、年齢の基準間違えていたから34.55歳。
一回目も、34.27歳から34.55歳。
たった11人の平均年齢の計算だ。間違えるはずがない。裏があると睨んだ。
検察審査会事務局を突撃し、質問し、出された数字をこねくり回しているうち、やっとその謎が解けた。
彼らは重大なことを隠そうとしたのだ。
最初に出した34.27歳と30.9歳は、実際に議決した偽審査員の平均年齢のようだ。
この人達はクジで選ばれた市民ではないと読んだ。事務局が起訴議決に同意する輩としてこっそり動員した偽審査員ではないか。
30.9歳公表で「あまりに若すぎる」と疑われだした。クジをやっていないことがばれそうになり、それを隠すため平均年齢を言い換え、最終的に一回目も、二回目も34.55歳とした。
この34.55歳は、選管選出候補者名簿から選んだそれぞれの回の11人の平均年齢だ。
選管選出候補者名簿と審査員名簿を比較されてもよいように、選定された見かけ上の、帳簿上の審査員ということだ。

以下に、審査員平均年齢言い直し事件の真相について記述する。
<二回目議決審査員平均年齢初回呈示の30.9歳は、一体どういう数字?>
クジ引きをやれば30.9歳などという若年齢にはなりえない。
でも、審査員は存在した。おかしい。
そうなると、この審査員は、正式なクジをやらずに選定されたと考えるしかない。
起訴議決に同意すると目星をつけた人に、事務局が「貴方は審査員になりました」と伝え、審査員にしてしまったと、一市民Tは決め付けてみた。目星をつけた張本人が誰かは、皆さんの想像におまかせしたい。
事務局からそう言われれば本人は審査員だと思い込むだろう。こうすれば誰にもばれないでことが進む。
こうして集められた集団により2回の起訴議決がなされた。事務局はこの集団の平均年齢が一回目34.27歳、二回目30.9歳だったので、これをそのまま公表したのだろう。
事務局は常識に欠けるところがある。クジで選べば30.9歳という若平均年齢が確率的に発生し得ないことに気づいていなかったようだ。全国民を欺くなら、平均年齢47歳とするくらいの悪知恵を働かせればよいのに。

<「平均年齢33.91歳、足し忘れ37歳」と言い直したのは何故だろう>
「平均年齢が低すぎる。確率的にもありえない」と言われ、事務局は慌てた。
足し忘れがあったとして、年齢のかさ上げを考えた。しかしこのストーリーには無理がある。
全国民が注目している事件だ。検算もするはずだ。少々オツムが弱くても11人足すのに足し忘れなどしない。
それに、37歳足し忘れがあったと気づいたら、躊躇なく平均年齢を(30.9×11+37)/11=34.27歳と計算し、34.27歳とするはずだ。足し忘れという理由は作り事であることは明白だ。
では、事務局は平均年齢を33.91歳とどうして言い直したのだろうか?
一市民Tの推理はこうだ。
実際は足し忘れなどしていないのだから、かさ上げした平均年齢を割り出す作業をしなければならない。
11人分を10人分だと発表するのだから、30.9×11÷10=33.99くらいでよいと考えるのが自然だ。ただ、年齢合計は整数にならないとおかしい。33.99歳とすると、11人の年齢合計は 33.99×11=373.89となる。そこで、0.89歳端数調整して年齢合計を373か、374に決めたいが、事務局は373を選んだ。こうして年齢合計373を決めて、かさ上げ平均年齢は373÷11=33.91歳とした。この数字が事務局公表の平均年齢だ。一市民Tの計算と少数第2位までピタリと一致する。
次に、事務局は足し忘れの年齢を計算した。
ここで、事務局は大きなチョンボをやらかした。
本来、足し忘れ年齢は(33.91-30.9)×11≒33 と計算し、それを公表すれば嘘がばれないで済んだ。
ところが、事務局は足し忘れ37歳としてしまった。それはどうしてだろう?
以下のように考えるとどうやら説明できる。
第二回議決平均年齢として、第一回議決平均年齢34.27歳をうかつに使って計算してしまったと読む。そのような間違いをすると、足し忘れが (34.27-30.9)×11 ≒37と算出できる。
何故、このような初歩的なミスをしたのか?
平均値を計算した担当と足し忘れを計算した担当が別で、相互に確認しないまま、足し忘れ計算で、間違った平均年齢を使ってしまったということが考えられる。
審査員選定業務は主に第一検審事務局が担っているようだ。
審査会議を段取りするのは第五検審事務局の仕事なので、当日議決したメンバーを把握している。第一検審が第五検審との共同作業で、情報伝達ミスを起こしたのだろう。いずれにしても、慌ててやったお粗末なミスだ。

<二回目を最終的に34.55歳としたが、この34.55歳とはどういう数字か?>
「足し忘れの37歳を入れて計算すると、平均年齢は (30.9×11+37)/11=34.27歳となり、  33.91歳とならない。この34.27歳は、事務局が呈示した第1回議決平均年齢と同じでミステリーだ」と追及され、34.55歳と再び訂正した。そしてその理由を就任時の年齢を使っていたので議決時の年齢に直したためとした。
「議決時の年齢に直しただけでは、34.55歳にはならない」と追及され、手嶋事務課長は「 足し忘れ以外の10人として計上した数字自体にも誤りがある。この数字はお忘れ頂いた方がよい。」と苦しい答弁になった。過去のことは全部間違いでしたと言っているのと同じだ。
審査員の平均年齢といえば、議決時の年齢表示が当然だ。名簿にも生年月日しか記入しないだろうし、就任時に年齢を算出する必要もない。就任時で表示したとはとってつけた嘘だ。
それでは、34.55歳をどのようにして出してきたのだろう。
事務局は、選管候補者名簿から比較的若い人達11人を抜き出してきてその平均値を出したら、  34.55歳となったので、それを公表したと思う。
こうしておけば、選管選出候補者名簿と審査員リストとをつき合わされても辻褄が合う。この人達は、見せかけの審査員、帳簿上の審査員だ。
これらの11人は、審査員になっていることを本人も知らない。
そもそも平均年齢34.55歳の集団が実際に議決した審査員平均年齢だとしたら、わざわざ、30.9歳など言わず、最初からこの平均年齢を公表するはずだ。
上記で説明したように、30.9歳と34.55歳は、全く違った集団の平均年齢ということだ。従って、  30.9歳から34.55歳になったことなど説明不能だ。事務局は「これまでの数字はお忘れになった方がよい」としか言いようがないのだ。

<一回目も、帳簿上の審査員平均年齢34.55歳に訂正したのだろう>
事務局は、二回目議決審査員の平均年齢を34.55歳と訂正すると同時に、一回目の平均年齢も 34.27歳から34.55歳に訂正した。理由は就任時の年齢で呈示したものを議決時の年齢に直したためとした。
普通に考えると、僅かな違いだし、そのままにしておけばよいのにと思う。
この時期にわざわざ物議をかもす訂正を何故したのか。
理由は簡単。上述したように、二回目同様、選管選出候補者名簿と審査員名簿とをつき合わされてもよいように修正したということだ。敢えて、そのようにしなければならなかったということだ。

<選管選出候補者名簿から選択的に抜き出すのであれば、一回目と二回目が 34.55歳になってしまうのは、さして不思議なことでない>
平均年齢が34.55歳になるということは、年齢合計が34.55×11=380歳ということ。
一回目も二回目も選管選出候補者名簿の中から、一度公表した平均年齢に近い年齢の人達を選んだら、たまたまその合計が380歳になってしまったということだろう。
一回目の数字は34.55歳でなく少し変えればよかったのだろうが、34.27歳に近い組み合わせで選ぶと、380歳になる組合せしかなかったのだと推察する。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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