8月4日 東京新聞が、小沢事件に鑑み「特捜検察を誤らせた責任は、批判精神を欠いていたマスメディアにある」「検察の正義はまず疑ってみる」と反省!

8月2日付東京新聞一面「筆洗」に、メディアらしからぬ謙虚な論説が掲載された。

以下に全文掲載する。

『  筆洗
2011年8月2日

 「特捜を誤らせた責任の一端はマスコミにあり、と思いますが...」。今年の正月、旧日本長期信用銀行(現新生銀行)の元常務から届いた年賀状には、こんな一言が添えられていた▼粉飾決算事件で東京地検特捜部に逮捕、起訴された元頭取らは三年前、最高裁で逆転無罪に。「検察に追従し、世論をあおった」とメディアを痛烈に批判した弁護士の言葉が突き刺さった▼大阪地検特捜部の不祥事を受けて、先日発表された東京、大阪、名古屋の三地検の特捜部改革は、独自捜査偏重の路線を見直して、国税庁などからの送致事件の対応を強化するという▼「過度の独自捜査優先の考え方は、誤ったエリート意識や傲慢(ごうまん)さへとつながりかねない」。笠間治雄検事総長はそう言い切った。捜査の現場を熟知するトップの重い決断だろう▼きのう、発表された検察人事が注目されている。民主党の小沢一郎元代表の政治資金規正法違反事件を指揮した最高検幹部が退官し当時の東京地検特捜部長は先例のない研究職に転じる。長期化した捜査や、元秘書らの供述調書の多くが、裁判所に証拠採用されなかったことなどと関係があるのだろうか▼特捜検察を誤らせた責任は、供述調書を妄信した裁判官、批判精神を欠いていたマスメディアにある。「検察の正義はまず疑ってみます」。元常務への暑中見舞いにはそう書こうと思う。』

特捜を誤らせた責任の一端はマスコミにあり、と思いますが...』で始まり、
特捜検察を誤らせた責任は、供述調書を妄信した裁判官、批判精神を欠いていたマスメディアにある。「検察の正義はまず疑ってみます」。』と結んでいる。

小沢事件と特捜の対応を取り上げ、「批判精神を欠いた」「検察の正義はまず疑ってみる」と、検察への批判と自らの反省の論評を掲載したのは、大手新聞の中で東京新聞だけだ。


<東京新聞は、読者の幅広い意見も掲載している>

メディアは、読者欄ですら、小沢さんの政策「国民生活が第一」や陸山会事件に関する読者の意見を載せない。
ところが、最近の東京新聞は変わってきた。
事例を示そう。
東京新聞読者欄.pdf


<日経新聞を解約し、東京新聞に切り替えて良かったと思う>

一市民Tは、昨年2月、長年購読していた日経新聞を解約した。
その理由を以前拙ブログに掲載しているので読んでほしい。
『5月31日 これでよいのか? 一市民Tの"石川議員手帳メモ"虚報報道抗議に対する日経新聞社の対応』
http://civilopinions.main.jp/2010/05/t.html
その後は東京新聞を取ることにした。
他紙に比べ、比較的に公正・公平な報道をしていると思ったからだ。
東京新聞に替えてよかったと思っている。


<こと小沢関連の報道に関しては、東京新聞も他紙と殆んど変わらなかった>

東京新聞は市民目線の報道が多い。
しかし、こと小沢関連の報道については、他社と変わらず、根拠のない小沢バッシングに終始していた。
東京新聞には「こちら特報部」という欄がある。
話題の出来事に対し、真実報道することに徹していて、かつ権力に対する的確な批判もしっかり下している。
その「こちら特報部」でさえ、小沢事件については殆んど記事にしないのである。
総務省、法務省が記者クラブに圧力をかけており、東京新聞も他紙と同じように逆らえないのだろう。


<東京新聞の今後に期待!>

今回東京新聞は少し姿勢を変えたように思う。
法務省も検察庁も、検察があまりに酷いことをやっているので、圧力をかけにくくなっているのではないか。

「仕組まれた小沢抹殺」「小沢無罪」を大々的な報道ができるようになったら、東京新聞も本物だと思う

2011年8月 4日