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5月16日  国民は、菅・東電・経産省・大メディア連合軍に騙されている! 原発事故被害超拡大は菅パフォーマンスのせいだったと気づいていない!

<菅氏は権力亡者で、パフォーマンスだけの人間>
菅氏は政治理念など全く持たない男だ。内容のない男だ。権力の座への執着が異常に強い男だ。情を解さない男だ。嘘も平気でつける男だ。パフォーマンスだけが得意な男だ。
菅氏は、官界・産業界・大メディアに対し、彼らの言いなりになること、そして彼らの利権を守るというシグナルを出した。それに応えて、官界・産業界・大メディアも、菅氏を応援した。
官界・産業界‐大メディアは、検察権力(官僚)と情報操作という手段を使って小沢氏を潰し、菅氏を祭り上げた。
首相になった菅氏は、2009年民主党マニュフェストを次から次に反古にして、官界・産業界・大メディアの期待に応えた。
その後も、官界・産業界・大メディアはその菅氏を必死に守った。

<震災直前には、菅首相は瀕死の状態になっていた>
官界・産業界・大メディアを味方につけた菅首相だが、民主党公約を守らないため、その評判は日増しに悪くなった。国民は菅首相が役立たずだと判断したのだろう。化けの皮は剥げるものだ。
震災発生直前には、外国人からの違法献金問題が発覚し、絶体絶命のピンチに陥っていた。
3月11日、震災が発生した。
菅首相は、震災対応をテコにして、巻き返しのパフォーマンスを始めた。

<これもパフォーマンス:へり視察、人気回復のはずがベントを遅らせてしまった>
巻き返しのパフォーマンスの第一弾はへり視察だ。
内閣府の写真班付でヘリに乗り込んだ。大メディアに写真つきで報道させた。
視察は何ももたらさない。対応の邪魔になるばかりだ。
うまく報道してくれれば点数を稼げると思ったのだろう。
ところが、「視察でベントを遅らせた」と国会で追及され始めた。「遅らせた事実はない」と必死に答弁した。
官邸と大メディアは、しばらくして、ヘリパフォーマンス視察を菅首相奮闘の美談に作り変えてしまった。
5月11日付東京新聞見て頂きたい。
5月11日付東京新聞「危機一髪ー設計限度超えた圧力」.pdf参照
『「一分遅れたら、それだけ事態は深刻化します」斑目は機中でも、一刻も早いベントを進言する。...... ヘリから降り立った菅は、「手動でもいいから早く開けてください」といらだつ菅が迫ると、所長の吉田昌郎が「すぐやります」と応じた』のくだりがある。
さすが記者だ。作文がうまい。
ところが、へり出発前に行われた枝野官房長官記者会見を聴くと以外な事実が分かってくる。
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4477.html
共同通信記者「(ヘリ視察とベントが重なることを心配して)大気への放出(ベント)は何時ごろになるのか?」の質問に、「東電が(大気への放出を)行う前に、しっかり国民の皆様に予めご報告することを、東電に、要請というよりは指示しました。この時間に経産省と官邸に(そのことを)報告しているので、そんなに遠くない時に(ベントが)行われる」と答弁しているのだ。
"菅首相が見届けて国民に報告するまで、ベントをするな"と指示したようだ。菅首相のパフォーマンスが終わるまで「ベントを待て」と言っている。
枝野官房長官の発言が正しいのだろう。菅氏は嘘つきだ。

<これもパフォーマンス:蓮舫氏を節電計画等担当相、辻元氏をボランティア担当補佐官に>
子供騙しもいいところだ。論評にも当たらない。

<これもパフォーマンス:復興会議など20の会議を創設>
会議で復興などできっこない。船頭多くして船山を登るだ。
復興会議には、メディアの重鎮読売の橋本五郎氏などを加え、メディアにゴマをすっている。

<これもパフォーマンス:浜岡原発運転停止>
中部電も、菅首相も、経産相も、大メディアも、浜岡原発は即刻運転停止しておかなければ大変なことになることにすぐ気づいたはずだ。
南海地震が発生したら、日本が沈没するぐらいの被害が発生するからだ。
運転停止は当たり前のことだ。
中部電、大資本、経産省、大メディアは、以下のような見え透いた抵抗を行い、菅首相の浜岡原発運転停止パフォーマンスを高めるための演出をした。
中部電、産業界、経産省、大メディアの大きな抵抗があったにもかかわらず、菅首相の英断で停止されたとしたいのだ。
①中部電は、菅首相の浜岡原発停止要請前に、原発続行の意向を示した。
「津波対策用の防波堤を作ることの提案」
「電源喪失を想定した訓練の実施」
「定期点検中の3号機を7月再開すると発表」
②中部電は、5月5日、菅首相の浜岡原発停止要請を受け、
5月7日、臨時取締役会を開き、停止要請の結論を保留した。保留の理由は、夏場の電力不足の恐れ、火力発電に代替する発電コストが膨らむこと、東電への送電が困難になることなどを上げた。いずれも停止を止められないほどの理由でもない。
5月9日、浜岡原発の停止を受け入れる代わりに、津波対策実施後の運転再開の確約と、停止によって発生するコスト増等に対する支援を求めた。
5月9日付東京新聞「中部電 政府支援要請へ」.pdf 参照
③大メディアは、「電力供給減少なら、生産へ打撃不可避」と報じた。
④日本経団連の米倉弘昌会長は、5月9日の記者会見で、「電力不足の中で、菅首相が30年間で87%の確率で東海大地震が起こる可能性を根拠にして停止を要請したことは唐突感が否めない。結論だけがぽろっと出てきて、思考の過程がまったくのブラックボックスになっている。民主党政権は透明性を強調するが、どういうことなのか政治の態度を疑う。誰がどのようにして議論したのか、根拠を示したうえで説明する必要がある」と厳しい口調で、要請に至る経緯が説明不足であるとの認識を示した。
⑤ 大メディアは、要請後、「歴史的な大英断、画期的な決断」と褒め称えた。

<これもパフォーマンス:「原発事故収束まで6月から給与返上」>
5月10日、菅首相は記者会見をして、「事故の責任大きい。来月から、給与を返上する」と述べた。
5月11日付東京新聞「首相、給与を返上」.pdf参照
これも、責任をうやむやにしてしまうためのパフォーマンスだ。

<国民は、官界・産業界・大メディアがこぞって菅首相を応援しているので、彼のパフォーマンスを見破ることができない>
菅首相のパフォーマンスは超一流だ。
芝居がうまいと言うことだ。
平気で、恥ずかしげもなくできることが特徴だ。
官界・産業界・大メディアは、菅首相の問題の箇所には触れず、上手に褒める。
かくして、国民は、菅氏を無能で、どうしようもない首相とは受け取っていないようだ。
皆さん、メディアに騙されず、冷静に事実を見よう!

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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