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5月27日 民主党議員の皆様へ。 「国民の安全と健康を脅かす菅首相を即刻辞めさせて下さい!」

<今一番腹が立つことは、「民主党議員が菅首相を降ろそうとしないこと」>
首相就任後の菅氏の市民運動家からの変身振りを見て、多くの国民は失望した。政治家としての信念を疑ったのだ。国民は、多くの不賛成票を参院選で投じた。
ところが、その後行われた代表選では、過半を超える206人もの民主党議員が菅氏を支持した。206人の見識にはびっくりだ。
その後、首相に再選された菅氏は、予想通りの失政を繰り返した。
不幸にも、国民はこの最悪のリーダーの下で原発事故を迎えてしまった。
菅首相の失政はさらに続き、国民は、取り戻すことができない甚大な被害を受けてしまった。
それでも、民主党議員は菅首相を降ろそうとしない。
民主党議員よ、しっかりしろ!

<菅首相の人間的な欠陥が問題をさらに大きくしている>
菅氏は情を解さない冷たい性格の持ち主だ。異常なまでに権力に執着する。打算的な考えだけで行動する。平気で嘘を吐く。
都合が悪くなると、恥ずかしげもなく、嘘と作り話で国民を誤魔化す。首相を評するにはあまりに失礼な表現だが、"ペテン師"だ。
菅氏はご都合主義だ。
菅首相は、子供の健康と命を慮る気持ちがさらさらないから、学校での被曝線量上限を一般人の被曝限度の20倍の20ミリシーベルトに設定させてしまうことなど平気だ。
サミットでは、アメリカ、フランス、イギリスなどの原発推進国に擦り寄って、「原発の安全性をより高めていく」などと発言し、日本国民が希求する「脱原発に向かう」など一切言わない。
菅首相のこの属性が、国民の安全と健康を脅かし、近接住民の生活を台無しにしてしまった。今起こっていることは、まさに菅首相が巻き起こした人災だと言えよう。
菅災(菅首相が起こした人災)について書いてみよう。

<菅災1:へり視察パフォーマンスで、ベントを遅らせ事故を拡大させた>
菅首相のヘリ視察は挽回のパフォーマンスの一手だった。
こともあろうに、菅首相は自分のヘリ視察が終わるまでベントを待たせるよう指示していた。
へり出発前の枝野官房長官の記者会見を聴くと、そのことがよくわかる。
共同通信記者「(ヘリ視察とベントが重なることを心配して)大気への放出(ベント)は何時ごろになるのか?」の質問に、「東電が(大気への放出を)行う前に、しっかり国民の皆様に予めご報告することを、東電に、要請というよりは指示しました。この時間に経産省と官邸に(そのことを)報告しているので、そんなに遠くない時に(ベントが)行われる」と答弁している。
(https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4477.html参照)
ところが、官邸側は、『「一分遅れたら、それだけ事態は深刻化します」斑目は機中でも、一刻も早いベントを進言する。...... ヘリから降り立った菅は、「手動でもいいから早く開けてください」といらだつ菅が迫ると、所長の吉田昌郎が「すぐやります」と応じた』という作り話をでっち上げて、ベントを遅らせた事実を否定した。
菅首相と官邸は、本当に嘘つきだ。

<菅災2:適切な避難指示を出さず住民に被曝させた>
菅政権は東電と経産省の立場に寄って、原発事故がさして大きくないように見せかける情報を流し続けた。
一方事実情報は隠蔽し続けてきた。
菅政権は、飛散する放射性物質の拡散予測情報(SPEEDI)を持っていたにもかかわらず、国民にその情報を伝えなかった。
以下の記事ご覧下さい。
4月19日付東京新聞「原発情報システム裏で活用」.pdf
4月19日付東京新聞「官邸が公表止めた」.pdf

このことで、大きな被害を蒙ったのは近接住民だ。
政府は、水素爆発やベントで、原発から北西に30km以上離れた飯館村等には高濃度の放射性物質が降っていたことがわかっていたはずだ。ところが、政府は、3km圏、10km圏、20km圏と段階的に、自主避難の輪を広げただけだ。
その結果、一部地域の住民が基準を超えた放射能被曝をした。
これも菅首相による人災だ。

<菅災3:学校での被曝線量上限を年間20ミリシーベルトに設定>
政府は、学校での被曝線量上限を一般人の被曝限度の20倍の20ミリシーベルトに設定した。
5月3日付東京新聞「福島県内の学校被曝線量基準」.pdf参照。
設定した根拠も理解できない。
子供を放射能から守ろうとする気持ちがまったく感じられない。
東電の立場しか考えてないように見える。
これも菅首相による人災だ。

<206人の民主党議員は行動を起こそう>
菅首相は、やらなくてもよいことをやり、やらなければならないことをやらず、多くの国民の安全と健康を脅かし続けている。
一般社会では、このようなリーダーは排斥され、罰が与えられる。
政治の世界では、のうのうと生き残っているのが不思議だ。
首相にNOを突きつけられるのは、民主党の議員だけだ。
その民主党議員が黙っているのだからどうしようもない。
国会議員としての役割を果してほしい。
206人の民主党議員の皆様!
なんとか目覚めて、行動を起こしてほしい。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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