3月27日  原発事故に思う(2)  国民に事実を隠すことから、日本の不幸は始まっている!


被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
そして、命をを賭して、現地で懸命な修復作業を行っている方達に心から感謝いたします。


<事故原因は津波だけでない!>

最初の報告では、津波で電気系統が水につかり、ポンプ類等が動かなくなり、冷却できないとのことだった。冷却機能が回復できればと期待をしていた。ところが、3月25日の発表では、地震で原子炉に通じる配管に亀裂ができ、高濃度の放射能が漏れだしているかも知れないとの報道だ。
震度7で、大事な配管等に支障が起きたということではないか?
ダメージを受けた箇所が複数で、その原因も異なるということだ。

これが、「絶対に安全だ」としてきた原発の実態だ。
一体、原発の安全はどのように確認され、建設の認可が下りたのだろうか?
そして、保守点検や安全の見直しが行われていたと思うが、どの程度のことが行われたのだろうか。


<武田邦彦教授「日本には、国民の側に立って安全を確保する組織がない」>

NO MORE FUKUSHIMA というホームページ見てほしい。
http://www.stop-hamaoka.com/index.html
武田邦彦教授の話をぜひ聞いてほしい。
武田邦彦氏と一市民Tは、化学技術者として同年、某化学メーカーに入社した。
優秀な武田邦彦氏は入社早々からウラン濃縮技術の開発に携わっていた。その後、彼は大学に転じ、研究の分野で数々業績を残した。現在も、学会で、著作で、テレビで、大活躍中だ。
現役時代、一市民Tは、彼に色々教わり世話になった。

彼は、いわゆる学者バカでなく、世の中全体をよく見通している。そして、いつも市民や社会との繋がりを意識して活動している。もちろん、原子力に関しても造詣が深い。

その彼が原発事故について語りだした。

彼は、「日本には、国民の側に立って安全を考える組織がない。経産省の中に原子力・安全保安院という組織があり、その部署がほとんどのことを決めている。原発推進派が中心になって安全をみているのだ。国民の安全などあまり気にしていない組織だ」
連日テレビに登場する原子力・安全保安院西山審議官からは、お詫びの言葉は一度も聞けない。ただ事務的な報告だけだ。

日本の官僚は、国民の立場に立って、安全を考えてきたのか。
むしろ、原発推進に力を入れてきたようだ。
原発事故は起こって当たり前のようにみえる。
福島原発を建設したときから、この結末が見えていた。
私達はこのことに気づくのが遅すぎた。

これから他でも起こる可能性がある。
国民は黙っていてはいけない。


<日本は原発に囲まれている>

以下のホームページを見てほしい。
「日本の原発とたまっていく放射能」
http://www.stop-hamaoka.com/kaisetsu-1.html

日本列島は、地震帯の上にある。
そして、その海岸線に原発が散りばめられている。
幅狭い国土が原発で囲われている。
浜岡原発の立地は最悪だ。
東南海地震の震央に建てられている。


<海外では、原発の危険性を察知して敏感に対応している>

3月27日の東京新聞記事5面に小さな記事が掲載された。
3月27日東京新聞 『独『反原発」20万人』.pdf

ドイツの主要都市で、「福島の事故は、われわれに原発を止めろと警告している」とのスローガンを掲げたデモがあった。20万人もの人が参加したとのこと。


<国民に事実を隠すことから、日本の不幸は始まっている>

私達国民は、スリーマイル、チェルノブイリ事故が発生しても何も手を打っていない。
他山の石ともしなかった。

このことで国民が鈍感だとは言えない。
国民には真実が知らされていないからだ。
国民に気づかせないよう仕向けられているからだ。

原発推進者・官僚・メディアは、裏で統制し、原発の推進に不利な情報を全て抑えている。
前出の東京新聞の記事だって目立たないところでの掲載だ。
本来、一面記事で国民に知らせた方がよいと思うのだが。

原発推進者・官僚・メディアよ、もう、いい加減に国民を苦しめるのを止めてほしい。

2011年3月27日