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12月31日 「幽霊審査会による架空議決(?)」は国家の罠、国家の大犯罪!―来年こそ真相を明らかにすべしー

一年を振り返ってみる。
<幽霊審査会架空議決こそ、今年一番の国家の破廉恥な謀略だ>
大メディアは、去年に引き続き、『小沢の汚い「政治とカネ」』を一番多く報道した。
ところが、「小沢の政治とカネ」の実体は報道とはかけ離れたものだ。
週刊ポストに簡潔な記事が掲載されたのでぜひ読んで頂きたい。
週刊ポスト記事.pdf『「小沢の政治とカネ」本当の話』
「小沢の政治とカネ」の事実を辿っていくと、違法もなく、倫理的な問題もない。
また、テレビや新聞で大きく取り上げる話題でもない。
『小沢の汚い「政治のカネ」』の実体はまるでないということだ。
地検特捜部・検察審査会事務局・菅政権などの国家権力が、権力にまかせ、小沢氏に言いがかりをつけ攻撃をし続けた。
大メディアが捏造と嘘と中傷を交えて報道した。
『小沢の汚い「政治のカネ」』は国家権力と大メディアによって作られた虚構ということだ。
言いがかりと攻撃の極致が、検察審査会事務局が行った幽霊審査会架空議決(?)だった。
かくして、小沢氏は刑事被告人にされてしまった。
幽霊審査会架空議決こそ、今年一番の国家の破廉恥な謀略だ。
日本は、なんとく恐ろしい国になったのだろう。

<幽霊審査会架空議決(?)の影響は甚大。政治を大混乱させた>
幽霊審査会議決がなければ、世の中は違った方向に向かっていただろう。
大メディアは、1回目の起訴相当議決を大きく取り上げ、小沢バッシングを続けた。
その結果、参院選前に、小沢氏は鳩山首相辞任と一緒に、幹事長を辞めざるを得なくなった。
政権を引き継いだ菅政権は、民主党が掲げた「国民生活第一」の政策を完全に放棄し、官僚主導の政治に戻してしまった。
菅政権は、2度目の強制起訴議決の後、自らの失政の責任を小沢氏の「政治とカネ」に転嫁しようとして、「政倫審に出ろ。出なければ除名だ。離党勧告だ。」と騒ぎ立てた。
そのため、政局はさらに混乱し、民主党内も乱れた。
この混乱は来年も続くようだ。

<架空議決疑惑が濃厚。公然と犯罪が行われた>
すでに何度も書いたが、審査会議決について、一市民Tはこう見る。
① 1回目の審査員の選出も、審議も、事務局による恣意的な操作が行われた。
② 2回目は、審査員が選ばれた形跡も、審査会が開かれた形跡もない。
即ち、法に従った選出や審議がなされなかった疑いが濃厚だ。
当初は、「公務員がこれほどのことはしない」という思いがあった。
しかし、メディアの審査会議決経緯報道、審査会事務局への訪問、傳田事務局長との電話等を分析し、この推理に間違いないと確信した。
このように考えないと、数々の事象の説明がつかない。
今は、事務局が審査会の情報公開を拒んでいるので、絶対的な証拠があるわけではない。
しかし、「審査員を選んだのか、審査会は開かれたのか」という単純な疑惑だから、いずれ明白になるはずだ。
疑惑通りだとすると、公務員である事務局員が違法行為、犯罪行為をしでかしたことになる。
ところが、国民の9割以上の人が、審査員がまともに選ばれ、まともな議論がなされたと信じている。
9割以上の国民は騙されているということだ。
罪深い話だ。

<国家権力による大犯罪の匂いがぷんぷん>
この犯罪は東京第五検察審査会事務局長が首謀者ではないと思う。
何故なら、傳田事務局長に、あえて危険を犯して小沢氏を貶める動機が存在しない。
裏で犯罪を操る国家権力者がいる。
傳田事務局長は単なる手先だ。

<犯罪を操る裏の国家権力は誰だ?>
1.検察か?
検察は、石川議員取調べの前から、検察審査会を利用して小沢氏を起訴することを考えていたようだ。
2月1日、東京地検特捜部吉田正喜副部長が、取調べ中の石川知裕議員に語った発言に注目してほしい。
「小沢はここで不起訴になっても、検察審査会で裁かれる可能性が高い。その議決は参議院選挙前に出るでしょう。そんなことになって良いのでしょうか」
「私達の捜査では起訴できないが、検察審査会で起訴してみせる」と言っているように聞こえる。
この時点で、検察は、複数の団体に、東京第五検察審査会に申し立てを行うよう示唆していたのではないかと思う。
また、東京第五検察審査会事務局とは十分打合せができていたと思う。
2.菅政権中枢並びに法務省幹部か?
菅政権中枢は審査会議決を政争に利用することを考えていた?
① 当初10月までに議決すると公表していたが、「9月14日代表選結果発表の30分前に議決した」ことに変えさせたのは、菅政権側の要望か?
一市民Tの推理
菅政権中枢(仙石大臣?)は、小沢氏勝利の場合に備えた小沢氏へのレッドカードとして、強制起訴議決を代表選前に用意しておいてほしい旨を上手に検察審査会事務局に伝えたのだろう?
事務局も架空議決(?)なので、意に沿って、議決文を早々と用意したのではないか?
代表選の結果、レッドカードは使わなくて済んだが、議決を9月14日付にしてしまったため、10月議決予定より早く議決した言い訳が必要になった。
そこで、検察審査会関係者は、「一週間で議決に至った」など、苦しい嘘を読売新聞等にリークせざるを得なくなった。
10月6日読売新聞記事は拙ブログ10月31日分参照
https://civilopinions.main.jp/2010/10/post_13/
② 法務大臣並びに刑事部長は、国会での森ゆう子議員らの審査会疑惑に関しての質問に対し、「個別案件については答弁を差し控える」などと言い、真相究明を拒み続けた。
検察審査会事務局を露骨に庇うばかりである。

<来年こそ、幽霊審査会の闇を暴かなくてはならない>
今年の後半、森議員らが国会で鋭く追及した。かなり追い込んできたと思う。
しかし、敵は国家権力と大メディアだ。
彼らにとって闇が暴かれたら大変なことになる。うそを力ずくで通そうと頑張る。
真相解明も一筋縄ではいかないと思う。
多くの国民の後押しが必要だ。
残念ながら、殆んどの国民が検察審査会の架空議決の実態を知らない。

<多くの国民に架空議決の実態を知らせ、国民の怒りを国会に届けよう>
一市民Tは『"小沢一郎議員強制起訴議決"を行った東京第5検察審査会が秘匿する情報の公開を求める請願』の100万署名活動を提唱した。
議員の後押しとして、多くの国民の声を国会にぶつけたいとの思いからだ。
多くの皆様が署名集めに参加して頂ければ、大きな力になる。
署名集めはこちらから
請願署名のお願い4.pdf
請願書(署名用紙).pdf
以下の資料など見せて「検察審査会の実態」を国民に知ってもらうことから始めてほしい。
東京新聞(こちら特報部).pdf特報部) 「年令クルクル検察審査怪」
"揺らぐ信頼・架空説まで「情報の公開を」"
日刊ゲンダイ記事.pdf 「仰天!小沢検察審:情報公開請求の回答は全て黒塗りだった」 "2回目は記録さえなし"
週刊ポスト記事.pdf 『40行でわかる「小沢の政治とカネ」本当の話』

今年一年、拙ブログにお付き合い頂きありがとうございました。
皆様には良いお年をお迎え下さい。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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