10月9日 「検察審査会の起訴相当議決は本当に国民の判断か」第3弾

<検察審査会の議決結果は全く納得できない>

一市民Tは、検察審査会の議決結果に不信を抱き、当ブログで、2度コメントを書いた。

第1回目の議決が出た後
8月10日 検察と検察審査会事務局は同じ穴のむじな『騙しのテクニックはこうだ』
http://civilopinions.main.jp/2010/08/810.html

第2回目の議決が出た直後
10月5日 巨大利権集団手下の検察とメディアが民主主義の根幹揺るがす ―検察審査会の再議決「起訴相当」は本当に国民の判断か?―  
http://civilopinions.main.jp/2010/10/post_12.html

検察審査会の運用の方法と議決結果には、余りに不可思議なことが目立つ。

裏に、政権首脳(仙石大臣ら)、官僚、米国などの汚い、大きな力が働いているように見える。
この大きな力が、検察を中心とした司法関係者を動かしているのではないか。

検察を中心とした司法関係者は、メディアや右翼団体までを動員して、小沢氏を追い落とす一手段として、検察審査会を悪用したのではないかと思い始めた。


<検察審査会悪用の手口はこうだ?>

一市民Tの見立ては以下の通り。

全国165箇所ある検察審査会うち、検察がコントロールできる審査会を選ぶ。
選ばれたのが第5検察審査会だ。
第5検察審査会事務局は、小沢氏がお金に汚い、ずるい政治家という偽りのイメージをもっていそうな11人を作為的に選ぶ。
第5検察審査会に、検察は特定の団体から小沢氏を告発させる。
検察の意を察して動く審査補助員を選ぶ。
審議に当たって、捜査に当たった検察官は「裏献金について疑いは持っているが、証拠が掴めない」などと説明する。
審査補助員は、誘導したい結論に沿って、資料を提供し、説明をする。

これで起訴相当きまりだ。

このような土俵を作っておけば、何度審査会を開いても起訴相当になるだろう。
そのように仕組まれているのだから。


<検察審査会が悪用されていることを見破るために>

1.告発人を疑おう

告発人の名前は公表されていない。
起訴できる権限まで付与されているのに、告発人の名前を公表しないのは片手落ちだ。

噂では、「真実を求める会」「世論を正す会」「在特会」などいくつの告発人の名前があがっている。
これらはいずれも、曰くつきの右翼系の団体のようだ。

「在特会」の桜井代表は、外国人地方参政権を提案している小沢氏を失脚させるために告発したと自身のブログで語っている。まさに審査会を悪用しようとしたことを広言している。

検察や警察とこれらの右翼団体との関係も取りざたされている。検察から示唆されての告発だろう。第5検察審査会に告発が集中しているところがそれを物語っている。

小沢氏の不起訴発表した2月4日直後に、メディアが「検察審査会への告発があり、3ヶ月後に、小沢氏の案件が検察審査会で審議される」と報じた。
検察審査会は自らこのようなことを公表しない。
間違いなく検察のリーク情報だろう。

2.審査員事務局がどのようにして審査員を選んだのか?

くじで選ばれたはずの審査員の平均年齢が、1回目34.6歳、2回目30.9歳だそうだ。
20歳以上が対象なので、平均だと50歳を超えるはずなのに。何故だ。

このことが「きっこのブログ」に書かれている。ぜひ読んで頂きたい。

2010.10.07  「11人の操り人形」
http://www.kikko.cocolog-nifty.com/kikko/

審査員の選出方法などが検察審査会法に記述されているので、簡単に紹介する。
・第1ステップ :選挙管理委員で、1年に100人の群を4群無作為に選ぶ
・第2ステップ :検察審査会事務局が、3ヶ月に一度100人の群から、5人ないし6人をくじで選ぶ
任期は6ヶ月で、3ヶ月で半分入れ替わる。

第5検察審査会事務局では、2回の議決の間で、4回22人の選出を行ったことになる。
くじで、若年者ばかりが選出される確率はきわめて低い。
「きっこさん」が言っているように宝くじの特等を当てるより難しい。

明らかに、選出に作為が働いたと見るべきだろう。

第5検察審査事務局には、資格を確認するため、候補者へのインタビューや調査が出来ることになっている。これらの特権を生かして、審査員を取捨選択できそうだ。

くじは、地方裁判所の判事と地方検察庁の検事が立ち会うことになっている。

立会いをした判事と検事そして第5検察審査会事務局長に、どのような選び方をしたのか確認すべきだろう。
ぜひ、小沢弁護団は確認してほしい。


3.新しい被疑事実を加えて議決した非を追及しよう

第2回目の議決では、告訴容疑になかった「4億円の借り入れの不記載」を「犯罪事実」に認定している。

郷原信郎氏は、これに対し、「議決無効」との見解を示した。
小沢弁護団もこの件で、訴訟手続きをすると発表した。

「4億円の借り入れの不記載」の追加は、小沢氏にダーティーなイメージを与えるために加えられたものだ。

専門家に言わせると、「記載のずれ」も「4億円の借り入れの不記載」もないといわれている。
このことは、秘書3人の裁判で明らかになるはずだ。

告訴容疑だけで議決するのが当然だ。

検察審査会制度の目的は「検察が不起訴にした内容」の検証であるはずだ。

新しい被疑容疑を勝手に加えて議決させることは、素人に検察の仕事をさせるということだ。
これ許すと魔女狩りが続出する。


4.審査のスピードや発表の時期を調整した理由を知ろう

第2回目の審査はなかなか始まらなかった。議決は10月になるとの報道がなされていた。

検察審査会の結論が出てしまうと、小沢潰しの材料がなくなってしまうのでゆっくりしていたのだろう。

ところが、9月初めに、一気に審議を加速しなければならなくなった。

その理由は以下の2つ
・郵便不正前田改ざん事件の発表前に審議を終わらせる必要が生じた。
審査員が、特捜の不祥事と前田容疑者の小沢事件関与を知ってしまえば、小沢氏への嫌疑が薄れてしまうからだ。
・代表選実施が決まった。
小沢氏が勝った場合、『強制起訴』を持ち出して小沢氏を追い落とせる。

新聞報道によると、9月7日~14日の一週間で議決を出してしまったようだ。

議決から3週間も発表を延ばした理由は、郵便不正事件と小沢事件とが同質同根の問題であることを国民に認識させたくなかったためだと思う。


上記のことから、検察審査会の『起訴相当』議決は巨大利権集団が仕組んだ小沢潰しの大きな罠だと、一市民Tは思った。

ところが残念なことに、国民の多くがその罠に気づいていない。
気づいていないどころか、小沢氏の評価は「強制起訴されて良かった」が多い。

メディアのお決まりの世論調査も以下の通りだ。(10月7日東京新聞)
「議員離職を求める54.3%」
「離党論63.8%」
「"何もやましいことはない"の主張に対し、納得できない86.4%」
 
小沢氏が、政治主導で国民主権を確立するため、巨大利権集団と闘っていることなど、もちろん気づいていない。

「世の中どうなっているのだ!」と思う今日この頃だ。

2010年10月 9日