9月18日  代表選総括 ―第1ラウンドは菅・検察・メディア連合に軍配―

代表選にはがっかり。「政治主導の革命」が遠ざかってしまった。しかし、滅入ってばかりいられない。しっかり総括し、次につなげていくことが大切だ。


    <小沢氏、菅氏の実像は評判とはかけ離れていた>

小沢氏と菅氏の闘いを見、演説を聴いた方達は、メディアが報道してきたイメージと実像が余りに違い驚いたと思う。
検察とメディアが捏造した「政治とカネ」という虚構のため、小沢氏にはダーティーなイメージが定着してしまった。菅氏は草の根市民運動家、弁舌鋭い政治家というイメージが浸透していた。

ところが、2人の実像は全く逆だった。

小沢氏は、言い訳をせず、相手の悪口を言わず、正直に正々堂々と闘った。
菅氏は、相手の悪口を言ったり、裏で議員に論功を匂わせたりと盛んに駆け引きをしていた。保身のためなら、なんでもするという印象だ。話しぶりも、おどおどとした様子だ。

政策については差がありすぎて論じるまでもない。
小沢氏は100年に一人出るかでないかの政治家だ。
菅氏は、処世じみた精神論ばかりで、全く内容がない。生徒会長の演説を聞いているようだった。

ところが、党員・サポーターの6割、見識あるはずの議員も半数以上が菅氏を支持した。
どちらに付いたら有利かという目先の利益を優先してしまう議員が多かった。
菅政権がスタートしたらその実力の程がわかる。国民はすぐにそっぽを向くはずだ。議員達も、保身のために菅に付いたことが失敗だったことに気づくはずだ。


        <後味悪い代表選>

3日前に、小沢氏を応援していた鈴木宗男議員の上告棄却の決定がなされた。何故この時期なのだろう。
菅陣営とメディアは選挙中も「政治とカネ」という言葉を使って小沢氏を攻撃し続けた。
党員の1/3が棄権したという。メディアの「政治とカネ」報道に惑わされて、小沢氏を積極的に支持できない人が棄権したのではないかと思う。
党員・サポーター票選挙結果が議員に洩れて、どちらに投票するか決めていない議員達が雪崩を打って勝ち馬に乗った。


小沢氏は菅氏に負けたのではない。ネットでは常識になっているように、官僚の意を汲む検察とメディアが小沢氏を潰したのだ。


<完全無罪の小沢氏を、2年も引っ張り回す検察と裁判所>

検察は、何度も事件を捏造し、それを裁判所と結託し、長く引きずり、ダーティーなイメージを作り上げた。

その過程を振り返る。

2年前の西松事件でっち上げで幕を開けた。
検察は、犯罪とはなりえない容疑で大久保秘書を強引に起訴した。一度公判を開いたきりで、検察は陸山会事件と一緒の裁判で大久保被告を裁くことを裁判所に了承させた。西松事件と陸山会事件とは違った容疑なのに、一緒の裁判にするのはおかしい。公判を引き延ばし、容疑者のままで出来るだけ長くとどめおく算段だ。

検察は第二の矢を放った。
小沢氏が一時立替した陸山会土地購入資金の一部に、違法献金が入っていると決めつけ、秘書3人を逮捕してしまった。違法献金事実がないとみるや、取るに足らない収支報告書の記載時期のずれの容疑で、秘書3人を起訴した。裁判所はこの裁判も一向に手をつけない。これまた、3人を容疑者にとどめておく算段だ。

第三の矢は小沢氏の事情聴取だ。
記載ずれに関与したという容疑で小沢氏の事情聴取を行い、不起訴と言いつつ「容疑事実を見つけきらなかった」と発言し、ダーティーなイメージを増幅させた。

第四の矢として、検察は検察審査会を利用した。
曰くつきの右翼団体から、東京第5検察審査会に告訴状を出させたようだ。収支報告書の記載ずれに小沢氏が関与したというのだ。検察審査会の審議では、検察の息がかかった補助弁護人が審査員達にウソを刷り込んだ。
記載ずれは犯罪にもならない。検察は捜査の末、小沢氏の記載ずれの関与を立件できなかったことを認めている。それなのに、審査員全員「起訴相当」の議決を出させた。第2回目の審査会は、補助弁護人が決まらないなどの理由を付けて、審議開始を引き延ばした。やっと審議に入ったようだ。

検察は第5の矢を放った。
東京第1検察審査会でも、第5審査会での容疑と類似の収支報告書の記載ずれに小沢氏が関与したという容疑の告訴を受付けた。第1審査会では、「不起訴不当」の議決を出し、小沢氏を揺さぶった。
上記のように、検察と裁判所は、裁判の判決も、検察審査会の議決も、それを出してしまえば、小沢氏の潔白が証明されてしまうので、先延ばしをしている。3人の裁判も長く続くのではないかと思う。

検察は捜査の過程で、小沢氏側が違法献金を受けとったが如く見せかけるウソ情報をメディアにリークした。国民は、捜査のプロとして裏付けを取っていると思うから、検察情報を疑いなく信じてしまう。

一市民Tは、検察のウソ情報についてブログに書いた。
http://civilopinions.main.jp/2010/07/74.html

かくして、小沢氏のダーティーなイメージが形成された。


<成功したメディアのネガキャン>

メディアはネガキャンを洪水の如く激しく、長く流した。小沢氏が反論をしないので、メディアはやり放題だ。

ネガキャンのいかさまテクニックの数々を示す。

・メディアが一斉に同じうそをつく。
・検察のウソ情報をリークする。
・ネガキャン用語の多用 「政治とカネ」「説明責任」「金権政治家」等
・いかさま世論調査の乱発
・テレビは裏声「某議員はいう」等
・ネガキャン街頭インタビュー
・ネガキャン用コメンテイターの採用、中立コメンテイター排除
・偽イメージ映像

これだけ徹底すれば国民は騙される。


<代表選がもたらしたもの>

小沢氏が目指す政権交代は、革命ゆえ反動勢力が跋扈する。
その反動勢力の先頭に立ったのが検察やメディアであり、菅氏はその手先に成り下がってしまった。
残念ながら、第1ラウンドは、検察‐メディア‐菅の勢力が小沢革命勢力を退けたということだ。

今回小沢氏は敗れたが、いくつか得るものがあった。
・小沢氏の映像を見た人や話を聞いた人は、小沢氏の実力と人格を理解した。
 そして、革命を起そうとする小沢氏の本気度と気迫を感じ取った。
・メディアがウソ報道で小沢潰しのネガキャンをやっていることに気づく人が出始めた。
 

一市民Tも、ネットで情報を得ている人も、反動勢力である検察とメディアの執拗さをいやというほど感じた。

小沢氏が再度立ち上がった時、彼らは総力を挙げてまた小沢氏潰しに走るのは間違いない。

今のうち、反動勢力を抑えておかないと、何回立ち上がっても同じように潰されるだろう。

そのためには、多くの国民に、検察の捏造捜査やメディアのウソ報道・偏向報道の実態を分かってもらう必要がある。
そして、メディアのウソ報道・偏向報道を止めさせるため、「新聞不買運動」と「テレビ見ない運動」を広く展開することが必要だ。

一市民Tは、虚報を出している日経新聞の購読を2月にやめた。代表選以降は、テレビの政治番組を見ないことにした。

もう一つは、検察をけん制することだ。
新内閣では、可視化法案を早急に成立させてほしいと願う。

2010年9月18日