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9月25日 特捜組織は冤罪製造マシーンだ! ―"郵便不正事件"と"小沢事件"は、同根、同質の問題―

<朝日新聞中途入社の板橋記者のスクープが特捜の悪を暴いた!>
村木冤罪事件は一気に急展開した。
担当検事のフロッピー改ざん発覚と、それを上層部までが知っていたことが暴かれ、特捜組織存続を問われる問題に発展した。
有名ブログ「永田町異聞」によると、改ざんをスクープしたのは朝日新聞中途入社の一記者だ。
 「永田町異聞」"朝日新聞のスクープ記事に載った検察の組織防衛"
https://ameblo.jp/aratakyo/
板橋記者が特捜検事の内部告発を掴んだ。上層部に改ざん事実が報告されていたこと、前田検事が手柄の如く同僚に話していたことなど、特捜組織全体の問題であることも掴んでいた。
板橋記者こそ真の記者だ。社会の浄化に貢献する働きだ。
一方、特捜と馴れ合いの司法クラブ記者達は、特捜の悪を暴こうとする意識などさらさらない。彼らは、特捜検事のウソ情報リークを流すことにうつつを抜かすばかりで、村木氏を犯罪者の如く報道してきた。
小沢事件では、ウソ情報リークに加え、うそ報道や偽世論調査結果を流し、小沢氏の代表辞任、幹事長辞任、代表選敗退を促した。メディアの小沢潰しがなかったら、日本の政治が全く違った展開を迎えていたかと思うと腹立たしい。
ところが、今回、朝日新聞の一記者が、うそ情報をもらっていた特捜の組織ぐるみの悪事を暴いてしまった。メディアはこれまで密接な関係であった特捜を、国民の側に立って糾弾しなくてはならなくなった。
メディアは変わり身が早い。「前代見聞の事件が起きた。特捜がこうも悪いとは気づかなかった。特捜はとんでもないことをした」と特捜叩きに回りだした。
メディアに説明責任を求めたい。

<政府首脳、最高検、朝日は申し合わせて、代表選後の発表にした?>
報道された日の夕方、最高検次長検事が記者会見した。前田主任検事は逮捕された。すぐに上司に当たる幹部の事情聴取を始めた。余りに手際よい対応だ。
最高検と政府首脳は、かなり前に事件の概要を掴んでいないと、このような対応をすることはできないと思う。
政府首脳(菅、仙石?)、最高検は、代表選前に事実を掴んでおり、朝日と調整のうえ、代表選一週間後の9月21日に発表したと、一市民Tは推測する。
代表選前に発表してしまうと、代表選に大きな影響を与えてしまう。小沢氏に対する「政治とカネ」の呪文が使えず、菅側には不利に働くからだ。

<"郵便不正事件"と"小沢事件"とは、同根、同質の問題>
"郵便不正事件"(大阪特捜部)と"小沢事件"(東京特捜部)は、同根、同質で、特捜組織全体の問題だ。
同根、同質といえる理由を以下に。
理由1 いずれも、民主党幹部を潰すためにでっち上げられた事件だ
特捜内部には、「東京は小沢一郎を潰す」「大阪は石井一を潰す」と言っていた検事がいたそうだ。
理由2 特捜内の人事交流は頻繁
応援がたびたび行われている。一昨年暮、小沢捜査のため、大挙東京に集められた。 
理由3 特捜は"割り屋"として敏腕の前田検事を重用し続けてきた
"割り屋":事実でないことを供述させてしまう技術が卓越している検事のことをいう
・東京特捜検事として、佐藤栄作久前福島県知事収賄事件の捜査を担当
佐藤容疑者の供述を引き出す。(その後、佐藤氏は「供述を強要された」と主張) 
水谷建設にも、「賄賂を出した」ことを認めさせた。(その後、水谷建設は賄賂を否定)
・東京特捜応援で、西松事件の捜査を担当
大久保秘書の供述を引き出した。(その後、大久保氏が供述を否定)
・郵便不正事件
うその供述調書を作成した。(公判で殆んど採用されなかった) 
証拠物のフロッピー改ざん。
理由4 どちらの事件でも、事実でない供述調書が作成された
理由5 特捜がメディアにリークしたうそ報道のため、村木氏、小沢氏、小沢秘書が犯罪者の如く扱われた。

<特捜に逆風:石川議員「検事に誘導された」と虚偽記載を否認>
石川議員ら秘書3人は、「検事に誘導された」ものであるとして 収支報告書の虚偽記載を否認し、無罪を主張し争うと発表した。
朝日新聞9月23日記事参照
『石川議員「検事に誘導された」 虚偽記載否認する方針』
https://www.asahi.com/national/update/0922/TKY201009220622.html
一市民Tも、石川議員に、「虚偽記載を否認すべきでは」と進言していたので、ほっとしている。
しかしながら、石川議員側の発表に対し、特捜は「水谷建設から1億円の裏金提供があったことを立件する」と言い出した。
水谷建設元会長の供述だけで、特捜は強引な捜査をしたが、授受を裏付ける事実を何も見つけていない。これではヤクザの言いがかりと同じだ。
この件について、石川議員は「裁判所は単なる虚偽記載だけでは起訴を受付けなかったので、特捜は裏金提供を持ち出さざるを得なかったのだろう。」と云っていた。
水谷建設元会長の供述だけで、金銭授受事実を確認できていないのに、逮捕、起訴するのだから、起訴された方は堪ったものではない。特捜のやりたい放題だ。

<最高検は、国民に謝罪し、自ら特捜組織を解体し出直すべきだ>
特捜が扱った事件では、郵便不正事件や小沢事件のほかにも、冤罪あるいは冤罪と見られる事件が多い。
その大きな事件としては
・リクルート事件
・三井環検察裏金事件
・鈴木宗男ヤマリン事件
・佐藤栄作久前福島県知事収賄事件 などが挙げられる。
特捜は冤罪製造マシーンと化していると云っても、過言ではない。
特捜は、冤罪でっち上げで、国民が選んだ政治家の政治生命を奪っている。
国民は、多額の税金を使って冤罪を作る特捜を許せない。
最高検察庁は、国民に謝罪し、自ら特捜組織を解体し出直すべきだ。

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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