MENU

7月22日  第1検察審査会が「07年収支報告書の虚偽記入関与で、小沢氏の不起訴不当」の議決。 だが、その収支報告書に虚偽記入はない。

<「07年収支報告書虚偽記入関与で小沢氏の不起訴不当」の議決>
新聞各紙は、7月16日朝刊一面で、第1検察審査会が「07年陸山会収支報告書虚偽記入関与に対し、小沢氏の不起訴不当」の議決を出したと大々的に報じた。
サンケイは「国民目線"クロ"判断」の社説まで掲載した。
一市民Tは、ほぼ同じ容疑で、第5検察審査会とは別の審査会で審査されていたことを知らなかった。

2つの検察審査会の告発容疑とその経過を比較しながらコメントしてみる。

         <告発容疑とその経過報告について>
東京第5検察審査会
告発容疑:小沢氏が陸山会に貸し付けた4億円などを、04年収支報告書に記載せず、05年にずらして記載したのは虚偽記載。これに小沢氏が関与した。
 
→ 起訴相当 →検察で不起訴 → 再審査予定
   議決
           
東京第1検察審査会
告発容疑:小沢氏への返済金4億円の支出を07年収支報告書に記入していないのは虚偽記載。これに小沢氏が関与した。
→ 不起訴不当 → 検察で再捜査予定
     議決

  <第1検察審査会は「小沢氏の不起訴不当」の議決を出した>
11人の審査員のうち、6人以上が不起訴を不当とした。
今後、検察の再捜査が行われる。
再捜査の結果、検察が再び「不起訴」の判断を下すと終了になる。
検察はこれまでも充分に捜査しているはずだから、起訴はほぼないと読む。
しかし、この議決とそのメディア報道により、小沢氏はまたもや犯罪者扱いにされてしまった。

      <議決要旨は、根拠のない言いがかりばかりだ>
議決要旨で特徴的な記述を以下に示す。(  )内は一市民Tのコメント
・水谷建設が小沢氏事務所に資金提供したとの同社関係者の供述は具体的で、信憑性はかなり高い。このことは4億円の原資を隠ぺいする必要性があったことの根拠になりうる。
(水谷建設元会長は曰くつきで、福島汚職事件でも虚偽の証言をした人物。石川議員は、「会った記憶もない」と現金授受を全面否定している。これを信憑性が高いとするのか。)
・4億円の融資は、4億円原資の隠ぺい以外にありえない。
(4億円を隠ぺいしなければならない理由がない。)
・土地資産計上時期を繰り延べ05年1月としたことを、4億円の原資を隠そうと考え、表に出ることを少しでも遅くしようと考えるのは不自然でない。
(7月17日当ブログで説明の通り、土地資産計上時期は05年1月が正しい)
(2つの審査会の容疑が似ている。議決要旨もよく似ている。第5検察審査会と別に審査を行う必要はない。検察庁は、市民団体の告発を拒否すべきでなかったのか。
議決要旨は小沢氏がクロであるかのような断定的な書き方だ。普通、素人の審査員が、事件の説明を受けただけで、ここまで踏み込んだ記述はできないと思う。補助弁護士が一方的な情報をすり込んだ上で、議決要旨にも相当手を加えたのだろう。
検察―検察審査会(補助弁護人)―告発した市民団体の裏の結びつきを感じる。 )

       <07年収支報告書に虚偽記入はない>
7月17日のブログで紹介の阿修羅投稿者から、「07年収支報告書」について、とっておきの情報をもらった。
「07年収支報告書も正しく、虚偽記入はない」との情報だ。
https://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/668.html
以下に全文添付
『この、腰ぬけ共! 喝だ!』『不起訴不当』の議決は、『不当起訴』の証拠だ。
投稿者 素直にまっすぐに物事が見れる者   日時 2010 年 7 月 16 日
「 第1検察審査会の『不起訴不当』の議決は、これこそ、検察の『不当逮捕・不当起訴』の証拠ではないですか。
 2007年の「前年繰越額 78,382,663円(定期預金を除けば 21,882,663円)」と「次年度繰越額 67,176,032円(定期預金を除けば 10,676,032円)」を見れば、4億円の返済が不記載であれば、記載したならば、次年度繰越額はマイナスとなってしまうことから、『不記載』は絶対あり得ないことが解かります。
 この、繰越額は、現金と普通預金と定期預金の合計額なのですよ。
 第5検察審査会の『起訴相当』の議決は、2004年と2005年の『虚偽記載』だと言うが、同じ事件で、審査会が違うのは何故なのだ。
 これは、小澤一郎個人が2004年に銀行から4億円を借入し、これを、陸山会に又貸しして、2005年と2006年に2億円ずつ陸山会から返済を受け、それを原資にして小澤一郎個人が、2007年に銀行に返済したという真実を、隠蔽する為に他ならない。
 上記のことは、全部記載されており、これでは、事件にならないからね。
 前回の私の投稿『総集編』を読んだ方は、解かったことと思いますが、上記の様に、『虚偽記載など、まったく無かった』ということが、何故、国民や小沢さん側に伝わらないのか解かりません。
 これほど、冤罪の証拠が揃っているのに、検察と戦わない連中に申し上げる。
 『この、腰ぬけ共! 喝だ!』
 何故、検察・マスコミを弾劾裁判にかけないのだ。
とことん、詳しく知りたい方は、こちら。
https://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/547.html                     」
投稿者は、登記の記録等を根拠にして以下のストーリーを組立てた。
「04年10月29日小澤一郎名義で借り入れた融資金4億円を、そのまま陸山会に貸し付けた。 陸山会は、これを2億円ずつ定期預金2本にした。
05年に、陸山会は小沢氏に2億円を返済した。
06年に、陸山会は小沢氏に2億円を返済した。
07年に、小沢氏個人は、銀行の返済期限が到来したので、05年と06年に陸山会から返済を受けた4億円を原資として銀行に返済した。これにより、定期預金の担保が取れて定期預金証書の返却を受けたので定期預金を解約した。  」                                                  

結論は、「07年収支報告は正しく、虚偽記入はない」ということだ。全く違法性がないということだ。
違法性がないのなら、起訴の対象にならない。
不起訴不当の議決は無効ではないのか。
「虚偽記入」とした検察と、市民団体の告発を受け入れた検察庁の責任は重大だ。

       <2つの検察審査会の審査を省みて>
阿修羅投稿者によると、今回検察が虚偽記入だとした04年、05年、07年の収支報告書は全て正しいということになる。阿修羅投稿者はそれを理路整然と解説している。
検察は3年度分の収支報告書記載について虚偽記入があるとした。収支報告書の間違いがないことぐらい確認済みで、言いがかりをつけるためウソをついたのだろう。
違法でないとなると、秘書3人を起訴したことは不当だ。
また、検察審査会が審査すること自体ナンセンスだ。
検察は石川議員手帳メモの件でもウソの情報を流した。
右記参照     https://civilopinions.main.jp/2010/07/74/ 
検察は、正義という仮面を被り、裏でウソの容疑をでっち上げ、無罪の者を犯罪者に仕立て上げようとしている。
検察は冤罪をつくっているのだ。
本当に怖い世の中になってきた。
一市民Tは、阿修羅投稿者とともに、「検察もメディアも平気でウソをつく」 「04年・05年・07年の収支報告書は全て正しい」 「秘書3人の起訴は不当」 「検察審査会の議決も不当」を全国民に訴えていきたい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

コメント

コメントする

目次