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6月13日 「神保町フォーラム」で、マスメディア報道と対極の意見続出

フォーラム「嵐の中の⇒嵐の中だった小鳩政権!! ~ニッポンは何を守ろうとしているのか!?」に参加

6月8日菅政権スタートの日、「神保町フォーラム」が開催された
世話人宮崎学によると「小鳩政権が壊れていった過程を調べ、菅政権はどういうものになるか」を討論する
フォーラム参加者は500人、ユーストリーム中継では3000人が視聴したそうだ
もっと多くの方にパネラーの思いを届けたい
以下に、主だった発言と一市民Tの所感を綴る

そうそうたるパネラー
議員             鈴木宗男 ・石川知裕
弁護士           郷原信郎 ・安田好弘(小沢側の弁護人)
ジャーナリスト評論家   二木啓孝 ・香山リカ(精神科医)
                宮崎学 ・魚住昭(元記者)
作家             佐藤優(元外務省官僚)
コメンテイター       大谷昭宏 ・田原聡一郎(途中から参加)
元外務官僚        東郷和彦
    
鈴木宗男議員の話
鳩山さんにもう少しやらせたかった
日本人はせっかち、8ヶ月で支持率が70%から20%に急落
そんなに早く成果は出ないもの
菅総理には期待
(これは外交辞令か)
久し振りの世襲でない、たたき上げ
国民にわかりやすい政治を志してほしい
菅政権は官房機密費の実態を明らかにすべき
みんなの党の代表江田憲司議員は橋本内閣の政務秘書官 
橋本内閣は普天間の移転決定をした
"沖縄問題"でも機密費は使われているはず
佐藤優「江田さんから30万円もらった。食事もご馳走された。」と 
(東京新聞のコラムにも掲載)
菅政権は沖縄に固守すべきでない  
辺野古では難しい
アメリカに追随する必要はない
日米安保、日米同盟で日本の安全は担保されており、基地と関係ない
(20分ぐらい話され退席、官僚、検察、マスメディアと闘って、カムバックした硬骨の政治家の意見をもっと聞きたかった)

検察とメディアについて
    
・石川議員  
冒頭の掴み"私が5000万円受け取ったといわれる石川です"
 (どっと笑いと拍手が)
事件は2つと説明
西松事件   : 政治団体からの2200万円が違法な献金があったとする 
陸山会事件 : 陸山会が土地を買った。その中に不正なお金が入っている
09年3月3日西松事件強制捜査から始まって、6回も事情聴取を受けた。資料も押収された。
その時点で起訴されてもよいはず
検察は、西松事件がうまく行かなかったので次の手を打ってきた
存在感を示したかった 
小沢氏が怖い。小沢氏を潰したいという潜在的な意識があった。
佐藤優さんに"貴方は(小沢さん潰しの)階段にされる。気をつけたほうがよい。"と忠告された。
その通りの結果になってしまった
・郷原信郎
検察とマスメディアは意図をもって小沢氏を退陣に追い込んだ
日本の社会に与える影響が心配だ
色々な場で訴えてきたが、なかなか真実が伝わらない
最近聞いた町のおばちゃんの声
"小沢さんは西松から4億もらって、世田谷の土地を買ったのでしょ"  
(テレビ・新聞の影響が強いということか)
今回の陸山会事件は、検察が明確な意図をもってリベンジ
検察とマスメディアは手が込んでいる
"5000万円もらった"をでっち上げ
"小沢さんはカネに汚い悪いやつ"のイメージを作り上げた
(これまで、証拠がはっきりしていることしか発言されていないが 今回"検察とマスメディアは意図的やった"と痛烈な批判)
・石川議員
担当検事"貴方はコストをかけた政権交代を潰してもよいのでしょうか"
 (おとなしく言うことを聞いた方がという意味)
担当検事"取調べの可視化についてどう思うか"
司法改革、可視化の怖さがあったと思う
検察は国民の受け狙いで"5000万円の収賄"とでっち上げ 
・魚住昭
記者を続けていたら、私も同じ記事を書くかも
お金を受け取ったとか、お金に汚いはニュース性が高い
記者は検察の太鼓もち
検察は失敗続きで胡散臭いのはわかるはずだが、記者は懲りず繰り返す
(小沢潰しの記事を書かないと、会社上層部から評価されないというプレッシャーの方が大きかったのではと思う)

情緒に流されてしまった国民、これも検察捜査とマスコミ論調のせいか
・大谷昭宏
社会全体が小沢=悪人にする風潮になってしまった
"小沢さんを擁護する気はない"などの枕詞を言って発言してしまう
検察審査会の情報が漏れているのが問題
11人全員一致など、検察審査会の票決の中身を明らかにしてはいけないはず 
6人変わって、新しい入る6人の審査員は前の5人の意見を知っていることになる
石川さんを含めて民主党議員がおかしいと抗議しないのは何故か
佐藤優さんこれに反発「石川さんは刑事被告人で、抗議を出来る立場にない」
・郷原信郎
マスコミの論調は一貫している
マスコミは、検察審査会が「起訴相当」とした被疑事実の中身を伝えない
検察が2度目の不起訴決定をした際も、その不起訴理由を伝えない
告訴人が誰かも明らかにしない
マスコミは民主党議員が「石川議員の逮捕を考える会」を作っただけで叩きまくる
・二木啓孝
菅政権に変わっただけで、民主党の支持率が20%から60%になってしまう
余りに情緒的でないか。これもメディアのせい。
・安田好弘
検察は政治資金規正法を意図的に誤解している
法律の解釈を変えてまで有罪にしようとしている
政治資金規正法の処罰の対象は会計担当者のみで、政治家は対象外
小沢氏は、余程のことがないかぎり有罪にならない
  
お金を立て替えた。ちょっと記載時期がずれた。これは罪ではない。
西松事件も、寄付団体名を記載するのは政治資金規正法上まったく問題はない
   
国会が開かれる3日前に現職議員を起訴した
立法権の侵害、憲法違反ではないか
検察の狙いは高等戦術
西松・陸山会事件で、小沢は逮捕できないとみるや、審査会議決を使って小沢氏の政治生命を奪う
審査会では審査補助員が、間違った政治資金規正法の解釈を教授した
情緒的な社会
小沢氏のようなプロ政治家がいなくなり、アマチュア集団になると一層情緒的になる
・香山リカ
マスコミとマスコミに慣らされた国民は、カラクリや経緯などどうでもよい
レッテルを貼ればよい。例えば「小沢さんはマザコン」など。
単純な考え、白か黒、YESかNO
・宮崎学
検察審査会の議決に「小沢は絶対権力者」 「市民目線」など法律と関係ない、情緒的な言葉が並ぶ
  
職業意識がなくなると、
次の判断基準として「世論」 市民目線などが判断基準になる
素人の市民が判断することになる
空気が支配する、いやらしい社会の到来
  

民主党に期待する司法制度改革
・宮崎学、郷原信郎
村木さん冤罪事件はよいきっかけに
特捜の調書は信用できないと判断された
誰も検察の責任追及しない
マスメディアも追及しない
これこそ検察審査会が追及すべき
民主党が司法改革にどう取り組むか
司法制度では、個人の検事の責任が問われないシステムが作られている
組織の責任を問うようにしないと
・安田好弘
思い切った体制変更、検事の民間からの登用など
可視化
特捜部の解体

沖縄問題
・佐藤優
鳩山さんを官僚・閣僚が助けなかった
官僚の意識
官僚の天下と思っている、人の気持ちになって考えられない
国民を無知蒙昧、有象無象と考えている
政治家はサブスタンス(内容)に口出すな
鳩山さんだけがその官僚を無視した
小沢さん"官僚に無視されたのでは政権交代の意味がなくなる。鳩山さんに下りてもらおう"ではなかったのか
・東郷和彦
国民は、以下のことを考えるべき
安全保障上、日本は何をなすべきか
アメリカに何をしてもらいたいか  
・田原聡一郎
メディアとしては検察関係者とは書けない
小沢氏は傲慢、かわいくない、の評判
「郷原出すな」などテレビ局の抵抗があった
小沢氏の欠点
何故丁寧に説明できないか、結論しか言わない

宮崎学の結び
結論が出せるフォーラムではない
「大悪党(小沢さん)の後は小悪党(菅さん)」になった
これで日本は良くなるのか
(宮崎さんは疑問と言いたげ)

フォーラムに参加しての所感
パネラーとマスメディアの見方は対極的
パネラー
「小沢が違法なお金は受け取ったという事実はない。本件は検察のでっち上げ。」
マスメディアの論調
「小沢が違法なお金をもらったことは確実。お金に汚い。政界から去るべき。」
同じ事件、同じ小沢氏を見て何故こうも違うのか
どちらかがうそをついているか、マスメディアが偏向報道をしているか
一市民Tはパネラー側に軍配を上げる
理由は簡単
マスメディア報道には証拠を示す事実の記述がない
一方的な推論が多い(偏向した報道)
検察が流す「うそ情報」をそのまま垂れ流している  
民主党議員は検察とメディアに抗議し、それを国民にも知らすべし
民主党議員は検察の見込み捜査の行過ぎやうそ情報のリーク、マスメディアの虚報等に抗議すべき
仲間があらぬ嫌疑を受け、損害を受けているのだから、擁護するのが当然と思うが
マスコミにちょっと言われただけで、だんまり(情けない)
当日の来賓席に、石川議員と同期の民主党議員柚木道義氏発見
彼は仲間を見捨てない。えらいと思う。
石川議員はいろいろな場で、積極的に主張するようになった
石川議員自身が訴えるのが一番
国民にわかってもらえば裁判など怖くないと思う
これからもどんどん主張すべし

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この記事を書いた人

志岐武彦のアバター 志岐武彦 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

日本の政治、行政、司法が、どうしようもなく劣化してしまったことを憂う一市民です。私達は、5年間の調査で、最高裁事務総局が管理する検察審査会が小沢一郎議員を架空議決で起訴議決してしまったことを確信しました。2012年には『最高裁の罠』(K&Kプレス)を著しました。2015年には、「最高裁をただす市民の会」のホームページを立ち上げました。

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